京都駅からＪＲ奈良線の普通電車に揺られ。２０分程で黄檗と言う駅に到着。普通電車しか止まらない駅なので。必ず普通電車に乗らねば宇治迄直行してまいます。ついこの間までこんな駅がある事も。こんな立派なお寺がある事も。知らなんだ私。最近宇治には度々行く事があって。友人とも長い間会ってい…… more なかったこのもあり。ヒョンな事から宇治の友人とも行き来をするようになり。より深く宇治を知る事に。宇治って恰好色々あるのなぁ～。萬福寺なんてお寺。知りませんでしたが。ＪＲ黄檗駅から看板も出ていて。さほど遠くない所に。こじんまりとした南京町風の入口。その筋迎えには普茶料理のお店。萬福寺は中国の精進料理普茶料理でも有名でだそうで。一度７年ほど前だったか。萬福寺の筋迎えのお店で。普茶料理を頂いた事がありますが。日本の精進料理に比べると。随分華やかです。その頃はなぁ～ンも知らず連れて行かれ。変わった精進料理だなぁ～って位でしたが。実は萬福寺が大きく関係していたとはね～。この普茶料理は中華料理の様に大皿から取り分けて頂くのが特徴で。萬福寺でも予約をすれば普茶料理が頂けるそうです。こちらの萬福寺は知れば知る程。奥が深すぎるお寺の様です。まずはこの萬福寺。元々は中国は福建省。黄檗山萬福寺の住職。隠元隆埼（いんげんりゅうき）と言う禅師が。戦国時代で乱れた世を立て直そうと。ワザワザ日本から隠元禅師を招いたそうで。さぞや偉い事だったでしょうねぇ。あの時代です。木の船で中国から日本に来るのは命がけだったでしょう。２０人余りのお弟子を連れ日本にやって来たそうな。その時隠元禅師は歳。　　　　こちら隠元禅師様。いかにも中国ですやん。日本に寺を作る事になり。そのまま黄檗山萬福寺としたそうです。黄檗山萬福寺は実は中国の福建省にあったって事ですわぁ。隠元禅師と言えば。あの宇治のいんげん橋ってそこから？・・・・オ～～～何と。隠元さんはすごい方なんですね～。知らぬが何とやらですわぁ。お野菜のあのインゲン豆も。実は隠元禅師が日本に持ち込んだ物だそうで。重ね重ね凄いお方です。　　　京都市内の神社仏閣に比べると。￥５００はお値打ち価格。早速拝観する事に。確かに門構えは横浜の中華街っぽい。中はかなり広く。入口のこじんまりとした門構えとは程遠い。　　　御本尊はお釈迦様の様ですが。大雄寶殿（だいおうほうでん）には御本尊の釈迦如来様鎮座。周りには１８体の羅漢像が・・・圧巻です。　　　中でも羅涸羅（らごら）尊者。この方偉く不細工でおられますが。心は仏の如くと胸を開いて見せたそうですよぉ。でこんな感じなんだそうですが。隅っこに〓記念写真用〓に顔入れの羅涸羅尊者。実物を見る前にお会いした物だから。なぁ～んでこんな所に穴空いてんのぉ～。チョイと不気味な感じでしたが。実物を拝見してもっと不気味でした。顔立ちも異国的な感じがします。姿かたちよりも大事なのは心だと。パンピーにも分かり易いですよね～。まだまだ萬福寺奥が深いです。　 close

京都宇治『萬福寺』①