鶴ヶ谷の大甕神社と熊野神社の詳細

鶴ヶ谷の大甕神社と熊野神社
秩父・仙台まほろばの道
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記事タイトル 鶴ヶ谷の大甕神社と熊野神社
概要

もう3月っ! 昨日の大荒れから今日は穏やかな1日。 天候も忙しいですな。 さて、大甕神社について 「昔、仙台元鍛冶町の熊谷という侍屋敷に、甕を祝った祠があり、 甕の宮、または御瓶(へい)明神と称していた。 後にここに移したものといわれている。 祀られている甕は、スサノオがヤマタ…… more ノオロチを退治した~酒甕のうちの 一つだとの伝説がある。」(仙台市教育委員会) ということで、松森城のそばに、甕が祀られています。 古来は、ここに幣束のような旗が立っていたと思います。 勿来のような境として。 見晴らしのよい場所にあり、とっても気持がよい所でした。 お社の扉を開けると、じゃーーん。天井いっぱいに描かれた龍が。 すごいね~。 目の前は景色が良いのだから、龍も気持よさそうです。 私はこの神社を「カメ」と読んでいたのですが、 Nさんが、「ミカだよ」と教えてくれた。 ああ、そうか。 正式には、甕はミカでもあり、茨城県の大甕神社と同じ。 茨城県日立は大甕神社を「オオミカ」とよみ、星神です。 カカセオですけど、あまりカカセオの感じはしません。 そばに井戸がありまして「蛇主~」と書かれた石碑がありました。 甕は蛇神様でもあります。 それにしても、岩切も泉もそうですが、このような岩盤を多く目にします。 また岩盤に神社が建てられている社も多いです。 八坂神社もスサノオなので、どうもスサノオ関係の神社が多い気がします。 熊野神社も主祭神であるケツミコノ大神は、スサノオです。 出羽三山の羽黒修験が、出雲と熊野を結びつけたと言われ、 東北地方には出雲と熊野が深く結びついています。 なので、東北地方に熊野神社が全国の4分の1を占めているというのは、 その影に出雲があるからでしょう。 大甕神社にヤマタノオロチが関係していることで、 ヤマツミが登場してきてます。 でも私はヤマツミばかりをみてワタツミを見てなかった。 古事記にはこんなヤマタノオロチ伝説が書かれてます。 有名な場面です。 私は仙台が高天原であったことを物語る理由のひとつに、 大甕神社が関係している気がするのです。 「高天原から追放された建速須佐之男命(たけはやすさのをのみこと)は、 出雲の国の肥の河上、鳥髪というところに降りてきた。 箸が川の上流から流れてきたので「人がいるな」と思い訪ねてみると、 老人と老女が幼い女性を中央において泣いていた。 「汝ら誰ぞ」と問うとその老人は「私は国つ神である大山津見神の息子の 足名椎(あしなづち)、妻は手名椎(てなづち)、 そして娘は櫛名田比売(くしなだひめ)という」と答えた。 また「なぜ泣くのか」と聞いてみると、「もともと八人の娘がいたが、 高志之八俣遠呂智(こしのやまたのをろち)が毎年来ては食べていった。 最後の一人が今まさに食われようとしているので泣いているのだ」と言われた。 そこで須佐之男が遠呂智の形状を尋ねると、眼は赤かがちのようであり、 一つの体に尾と頭が八つずつあり、身体にヒカゲ、ヒノキ、杉が生え、 長さは八つの峡谷に渡るほどで、腹からはつねに血が滴っているとのことだった。 そこで須佐之男が「娘を私にくれないか」と言うと「おそれながら、まだ名前を知らない」 と答えた。そこで須佐之男が「私は天照大御神の弟だ」というと畏まり、 老夫婦は娘を差し出した。須佐之男は櫛名田比売を櫛に変えて自分の髪に挿し、 足名椎と手名椎に、よく醸造した酒を作り、垣根をめぐらし、 その垣に八つの門を建て、そして酒船を置き、酒をたくさん入れるように言った。 そのように準備して待っていると、遠呂智がやってきた。船一つ一つに頭を差し入れ、 酒を飲み、酔って寝た。須佐之男は剣をもって蛇を切りまくったが、 肥河が血になって流れていった。そのなかの尾を斬ってみると、刃こぼれがする。 なんだろうと思って裂いてみると都牟羽之大刀があった。 須佐之男はこれを天照大神に献上したが、これを草那芸之大刀(くさなぎのたち)という。」 県南に大山積見神を祀る社が多く、ウカノミタマを祀る社も結構ある。 そして角田の熱日高彦神を考えると、「遠呂智」のオロチがオチであって越智であった 気もしてきたのです。 オロチョンね・・・。なぜか物部氏がオロチ族と言われてる。 ないこともないが…。 なので、貝塚の主として手長・足長明神を祀っているのは、南から北へ北上してきた 櫛名田比売(くしなだひめ)がいたのか~と思ったわけです。 スサノオは、クシナダヒメの術を使って退治したわけですが、 その霊力をあやかりたいと思い蝦夷征伐(出雲の龍退治)で、 坂上田村麻呂は、一関の達谷巌までやってきてクシナダヒメと同じ霊力をもつ 悪路王を追って来たという妄想がふくらみます。 ただ、私はヤマタノオロチの実態がわからないので、 単なる悪という問題ではないから、やっぱり城には敵から逃れれるための 必死な霊的な作戦があったのだな~と思います。 一関の達谷巌より、 悪路王等は京からさらってきた姫君を窟上流の「籠姫」に閉じ込め 「櫻野」でしばしば」花見を楽しんだ。 逃げようとする姫君を待ち伏せした瀧を人々は、「姫待瀧」と呼び、 再び逃げ出せぬよう姫君の黒髪を見せしめに切り、その髪をかけた石を 「かつら石」という。 姫待不動尊は、智証大師が達谷西光寺の飛地境内である姫待瀧の本尊として祀ったものを、 藤原基衡公が再建した。 ※姫待不動堂 クシナダヒメみたいな話。 宮沢賢治の原体剣舞連の中で、 「むかし達谷の悪路王 まつくらくらの二里の洞  わたるは夢と黒夜神 首は刻まれ漬けられ」 という詩があります。 悪路王も剣舞をして呪術で人を魅了していたと思います。 剣は亡くなった人の霊を慰めるためのモノであり、 蕨手刀はその由来があって作られたものである。 悪路王は自らの剣で自らの魂を鎮めたと・・・。(スサノオみたいだ) 悪路王は、やっぱり星神なんだな。 それがミカ星? 今、仙台と出雲間の直行便が運行するとイベントなどやっていますが、 出雲が近くになって良かったと、私はそんな風に思うのです。 --------------------------------------------------------- 次は熊野神社へ。 創建は新しいようです。 「創建は1862年の風土記によると松森清水寺境内に鎮座。 清水寺の別当として奉仕したとあります。 また、同地、、佐藤嘉エ門氏蔵の「熊野宮」なる掲額に市名坂村の 百姓長助が晩年孤独で死期をさとり、死後の供養に1757年 持高田代壱メ四百九十文全部を清水寺を通して寄進する旨、 遺言して亡くなり、その通り実行されたことが書かれております。(以下省略)」 昔の人はえらかった~。 今はどうよ。 いろいろ介護問題を思う。 人のせいばっかりしているのが多いもんな~。 ちゃんと遺言してさ、後々迷惑かけないように紳士に亡くなられた。 こういう信仰心なら良いと思います。 愛宕社と岩盤。 その後は、結城氏が管理しているそうですが、 住吉は松森、市名坂、七北田、小鶴の五ヶ村鎮守とあり、 藩政時代に松森一ヶ村の鎮守になったそうです。 「小鶴」新田があったね~。 矢印が大甕神社 熊野神社の祭神は「加夫呂岐櫛御気神(かむろぎくしみけぬのかみ)」。 カムロギである水神を祓うために、朝廷がエミシ征伐として泉区の方までやってきた。 その清水寺(京都)に別当が奉仕した御柱があったようで、 大きな杉の木だったそうですが、船乗りの目印としていたそうです。 諏訪大社にある御柱と信仰が似ています。 清水寺からしてマロですな。 松森城方面 ということで、このあたりは歩いて散策できます。 他にも興味深い寺社がありますので、 下のサイトを参考にしてみてください。 これからの季節には良いでしょー。 いずみ史跡今昔物語―第13回 松森めぐり 松森街道を歩く http://www.city.sendai.jp/izumi-kuse/izumiku/shokai/profile/izumishiseki/izumishiseki13.html 古きよき時代を思わす門。 ----------------------------------------------- ちょっと補足なのですが、今回は行ってないのですが、 鶴ヶ谷に白鳥稲荷社があります。白鳥公園とあるのですが、 ここには、秦公伊呂具という人物が機織りと稲荷を伝えた伝承があります。 「はたのきみいろぐ」という人は、伏見稲荷神社を創建した人と伝わります。 稲荷はイナルという意味で、いろいろな意味がありますが、 稲と製鉄と白鳥が関係しています。 白鳥と織物をもたらしたのが秦氏といわれ、 鶴ヶ谷にその伝承があるのは、元は鶴だったのが白鳥になったと考えられます。 鶴の恩返しでも機織りをしてますが、白鳥=鶴という風になっているのは、 渡来した人が鶴をみて白鳥だと思った・・だけだったりして。(そんなわけないか) お昼にRさんと秦氏と旗の話になっていたので、このあたりも秦さんがきていたのだな~と思う。 あ、そーいえば12月に秩父に帰省して機織りの夢をみてましたが、 秦氏のことも妄想していたので、秦さんが占拠していた場所は広いのです。 諏訪神は、鹿や動物儀礼に血を扱います。 神道は血を穢れとして嫌がるのに、諏訪神はOKなんです。 それは、ユダヤだからです。 守屋のユダヤがそれを継承しているのであり、やっぱり鹿なり角なのは、 失われた十二支族、十一だっけ?があるからです。 オリエンタルユダヤ人というのがありますが、 そういうことでは、ナフタリ族はきていたと思うんす~。 鶴は東洋で、白鳥は西洋ともいえるよね。 日本人がなんだか相変わらず謎ですけど、星の子と考えれば、 みんなどこかの星からやってきて肉体に宿した。 それは血がなければできないことであり、そんな肉体という「シシと血の契約」が、 日本では印鑑の契約になっているわけでしょ? なぜ朱肉という? 赤は魔除け。 稲荷神社の赤い鳥居も魔除け。 何に対する魔除け? 海外ではサインで終わるけど、日本は朱肉に自分の姓を記すという契約が重要。 相手との交渉には、そんな深い意図があるから、印鑑の文化を日本を含めたアジアだけ継承している。 ユダヤくさいね~。 ユダヤは、北と南を日本の西と東にわけたかったのかもしれないけど、 日本の土地で互いの民族を主張してきただけに思います。 勝手に他人の土地を汚してきていることはあります。 そういうところは、あまり共感できません。 ということを知っていたからって、シリア内戦はおさまりません。 悲しいね。 ------------------------------------------------------ さて、次はとうとう志賀神社へ。 なんというか、いつも一人で行っている時とは違うレベルの高さがあります。 なかなか行きづらい神社に限って、行ってみたらすごく良かったことが多い。 後からじわじわきます。 変な言い方ですけど、強いんですね。霊がどーのこーのとかではなく。 メッセージ性が強いものです。 でも、縁があるとわかったので、私にとっては必要な場所だったとわかった だけでも参拝できて良かったです。 たぶん、Rさんに全部シンクロの嵐がいっているのだと思います。 それはRさんが受け取れる人で、私はそういう受け取り方ができない。 なのでそれを私なりに解析しているのですが、 今まで歩いてきた場所や意味が全部含まれているようなのです。 だから全然まとめられません。笑 でも調べる価値があります。 Rさんとのご縁の中に、スっと私のご縁が入った志賀神であり、 また何がすごいかって、そんな場所との縁に住んでいるNさんがまた不思議なのです。 いろいろと繋がりすぎてまとめられないので、妄想が暴走します…。(いつもか) といっても、あまり書けませんが。 close

鶴ヶ谷の大甕神社と熊野神社
サイト名 秩父・仙台まほろばの道
タグ 東北地方の伝説(宮城県) 神社
投稿日時 2018-03-03 15:00:05

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