前回記事の続きです。 (↑https://blogs.yahoo.co.jp/sac_murakumo/58027098.html) 2018年2月12日月曜日 国道468号首都圏中央連絡自動車道(圏央道)を走って久喜白岡JCTへ向かう。 つくばJCT通過。常磐自動車道に接続す…… more るJCT。 つくば中央IC通過。茨城県道19号(取手つくば線)に接続するIC。 某宗教施設の脇を通過。 小貝川に向かってカーブ。 ｢小貝川橋｣。小貝川(利根川水系・利根川支流)を渡る。つくば市から常総市へ。 その直後に常総IC通過。国道294号に接続するIC。 ｢鬼怒川橋｣。鬼怒川(利根川水系・利根川支流)を渡る。 参考写真。左岸下流側から見た圏央道｢鬼怒川橋｣。2017年3月29日撮影。 坂東市へ。 坂東IC通過。茨城県道20号(結城坂東線)に接続するIC。 対面通行。疲れるなあ・・・。 猿島郡境町へ。 境古河IC通過。国道354号｢境岩井バイパス｣に接続するIC。 疲れた。利根川・・・利根川さえ渡れば・・・。 ｢利根川橋｣。利根川本流を渡る。今回8度目の利根川渡河。 参考写真。左岸下流側から見た圏央道｢利根川橋｣。2017年3月16日撮影。この辺りの利根川は江戸時代の利根川東遷事業において｢赤堀川｣として開削された人工河川。赤土からなる分水界を難工事で開削し、利根川と常陸川を接続。銚子へ至る河道が成立したのである。もっとも明治に入るまでは江戸川への流れが利根川本流であった。 猿島郡五霞町に入る。現在、茨城県においては利根川右岸の飛び地状態となっている五霞町だが、かつては五霞町南側を流れる権現堂川(現在の権現堂川と中川)が利根川本流であり、やはり利根川本流であった江戸川に通じていた。五霞は利根川東遷によって利根川左岸から右岸へ変更された地域となっている。 五霞IC通過。新4号国道｢春日部古河バイパス｣に接続するIC。 ｢中川橋｣。中川を渡る。茨城県と埼玉県の県境。 参考写真。中川下流側から見た圏央道｢中川橋｣。2017年8月2日撮影。右側が茨城県猿島郡五霞町、左側が埼玉県幸手市となる。 中川のこの辺りは利根川東遷以前は渡良瀬川の河道であり、庄内古川(または庄内川等)と呼ばれていたようだ。渡良瀬川の新河道として慶長元年(1596年)頃に権現堂川が開削されると、権現堂川の一部となった。渡良瀬川は栗橋付近から権現堂川、庄内古川、太日川(ふといがわ)と名を変え東京湾(江戸湾)へ流れた。元和7年(1621年)の新川通開削によって利根川と渡良瀬川が栗橋にて合流するようになると、権現堂川や太日川は利根川の本流となった。そして寛永18年(1641年)に庄内古川の一部と太日川は河道を改築再編し、江戸川となった(江戸川という名称は当初は通称で、利根川や新利根川等と呼ばれたようだ)。そして承応3年(1654年)の赤堀川の第3次開削で利根川が銚子方面に流れるようになってからも、あくまで本流は権現堂川→江戸川→江戸湾だった。寛文5年(1665年)には関宿にて利根川から江戸川へショートカットする逆川も開削されたが、やはり本流は江戸川コースだった。しかし明治に入ると相次ぐ洪水に対処するため銚子方面が利根川の本流に変更された(明治33年改修計画)。このため昭和初めにかけて逆川を改修が行われ、昭和2年(1927年)の関宿水門完成によって関宿が利根川と江戸川の分流点になった。翌年(昭和3年)には権現堂川は利根川と江戸川から切り離され、廃川となった。そして同時期に島川や権現堂川(一部)、庄内古川、古利根川、旧中川が再編され現在の中川が成立した。長々と書いたが、圏央道を走るとついつい利根川東遷の歴史を思い出してしまう。そんな人間は少ないだろうけど・・・。 さて、中川を渡って埼玉県幸手市へ。 幸手IC通過。埼玉県道383号(惣新田幸手線)に接続するIC。 久喜市や南埼玉郡宮代町にちょっと入って・・・。 再び久喜市へ。 もうすぐ久喜白岡JCTだ。 久喜白岡JCT。東北自動車道に接続するJCT。 宇都宮方面へ。 東北自動車道へ。館林を目指す。 (つづく) close

圏央道で鹿島神宮へ行こう：その11