京都地獄への入り口「六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)」の詳細

京都地獄への入り口「六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)」
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記事タイトル 京都地獄への入り口「六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)」
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六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)所在地 京都府京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町595山号  大椿山宗派  臨済宗建仁寺派本尊  薬師如来創建年 伝・承和年間(834年〜848年)開基  伝・山代淡海中興年 室町時代中興  聞渓良聡別称  珍皇寺、宝皇寺、鳥部寺、念仏寺、…… more 愛宕寺、六道さん文化財 木造薬師如来坐像(国の重要文化財)埋葬地平安時代、京には鳥部野、化野、蓮台野といった埋葬地があって、冥土の入口のような様相を呈していたと言う。平安時代の貴族たちは、人の死を穢れ、不浄とし京中に墓地を営むことは禁じられ、埋葬場所は限定されるようになりました。また、こちらの地では墳墓があったが埋葬の儀式が終わると墓の場所すら忘れる事が多かったと言います。墓参りの習慣が生まれたのは12世紀に入ってからだという。化野では当初遺体は野ざらしにされたが、それを合われに感じた弘法大師空海が如来寺を建立し、供養が始まったと伝えられている。蓮台野も当初は風葬の地であったが、やがて皇族の火葬もこの地で行われるようになった。鳥部野あたりは、東三十六峰のひとつである阿弥陀ヶ峰の麓に位置していた。北辺は清水寺南、西大谷を含む辺りから、南辺の今熊野観音寺北、一条天皇皇后定子陵のある鳥戸野陵に至る地域を総称している。   京都の街が一望できる景色のよい東山連峰は「祖先を供養する土地」との信仰があった。この地に西国三十三所観音霊場の第15番札所「今熊野観音寺」がある。藤原道長をはじめ、藤原一族の火葬の地であり、また、親鸞上人の荼毘(だび)所もまたこの地域にある。六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ、ろくどうちんこうじ)は、京都市東山区にある臨済宗建仁寺派の寺院。小野篁が冥界に通ったと伝わる井戸で知られる。この寺の所在地付近は、平安京の火葬地であった鳥部野(鳥辺野)の入口にあたり、現世と他界の境にあたると考えられ、「六道の辻」と呼ばれた。「六道の辻」は五条通(現在の松原通)沿いの六道珍皇寺門前やその西方の西福寺付近とされている。小野篁は平安初期の官人で歌人、武芸に秀でていました。嵯峨天皇に仕えていましたが、小野篁が時に冥府からの帰路に使ったと言う井戸は、嵯峨大覚寺の南に残っていたといい、ここ鳥野辺と、嵯峨の化野はともに埋葬地でした。創建は延暦年間(782年〜805年)とされ、開基は、奈良の大安寺の住持で弘法大師の師にあたる慶俊とされる。異説として空海(「叡山記録」ほか)や小野篁(『伊呂波字類抄』『今昔物語集』)などとする説のほか、かつてこの地に住した豪族鳥部氏の氏寺(鳥部寺、宝皇寺)がその前身であるともいう。さらに東寺百合文書の「山城国珍皇寺領坪付案」という文書(長保4年・1002年)には、珍皇寺は承和3年(836年)に山代淡海が創建したとある。鎌倉時代までは東寺の末寺として多くの寺領と伽藍を有したが、南北朝時代以降、寺領の多くが建仁寺の所有に転じたことと戦乱により衰退し、中世後期の寺史はあきらかではない。貞治3年(1364年)、建仁寺から聞溪良聰が入寺して再興、この際に臨済宗に改められた。明治に入り一時建仁寺に併合された時期もあったが、明治43年(1910年)に独立した。【古代京都の氏族の分布図】▶小野氏(おのうじ)は、7世紀前半から平安時代中期にかけて活躍した氏族。姓ははじめは臣であったが、八色の姓により朝臣に列せられた。第5代孝昭天皇の皇子である天足彦国押人命(あめのおしたらしひこのみこと)を祖とする和珥氏の枝氏である(和珥氏・春日氏・小野氏ら諸氏族の祖とされる)。ブログ☞和邇氏の伝承地を訪れる。▶近江国滋賀郡小野村(現在の滋賀県大津市内)周辺を本拠とした。滋賀県滋賀郡志賀町小野には 小野神社 小野神社境外社小野篁神社 小野神社境外社小野道風神社なお、山城国愛宕郡小野郷(現在の京都市左京区内)も支配下にあったと考えられており、京都市左京区上高野西明寺山の崇導神社内には小野毛人の墓碑がある。▶建武年間に神主の小野好行が南朝に加担したため、家職を奪われ神領も大半が没収されて、小野は衰滅したと伝わる。以前小野氏の伝承地をまわりましたブログ☞京都鬼門に封印された 小野氏(おのうじ)人でごっちゃがえしていた八坂庚申堂(やさかこうしんどう)から西に下って行くと京都地獄への入り口「六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)」があります。ということは、あの人々は「地獄」でごっちゃがえしていたのか六道珍皇寺の一帯はかつての葬送地でした。鳥辺野入り口にあたり六道の辻といいます。鳥辺野へ至る道筋にあたる六道珍皇寺にて野辺の送りの法要を行い、この地で最後のお別れの後、隠防により風葬の地である鳥辺山の麓へと運んで行きました。そんな風習の為か、珍皇寺の辺りを中世以降「六道の辻」と呼び、他界(地獄)への入り口とされてきました。この六道とは仏教の説く六道輪廻の死後の世界のことで地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上界の六つの世界を指します。衆生は死後生前の善悪の業により六道のいずれかに赴くとされ、珍皇寺はこの六種の冥界への入り口にあたり、人の世の無常と儚さを感じる「あの世とこの世」の分岐点と信じられてきました。山門閻魔・篁堂右手に笏を持ち、衣冠束帯姿の等身大の小野篁立像と、小野篁作と伝えられる閻魔大王坐像が安置されています。本堂篁冥土通いの井戸本堂右手には、篁冥土通いの井戸があります。小野篁が地獄と行き来する際に使ったという井戸です。迎鐘鐘楼にかかる鐘は、毎年お盆に精霊をお迎えするために撞かれますが、古来より、この鐘の音は遠くは十萬億土の冥土まで響き渡り、亡者は、そのひびきに応じてこの世に呼び寄せられると伝わっています。このことより「お迎え鐘」と呼ばれています。御神紋私感です京都府乙訓郡大山崎町にある宝積寺の閻魔像は、もともとは西観音寺にあった。西観音寺の閻魔堂は「閻魔堂 当寺の入口にあり。小野篁ここに来たり、閻魔王および十王の像を彫刻し、日本三所に安置す。いはゆる第一は越中中野郷、第二は当山、第三は筑後古津郡なり。」閻魔堂の閻魔像と十王像は小野篁が彫刻したもので、同寺と越中国中野、筑後国古津郡の3所に安置されたという。西観音寺は、明治元年(1868年)6月、神仏分離で仏像仏器を撤却して閻魔像を大山崎の宝積寺に移し、椎尾神社と改称、同5年に村社に列せられました。(パンフレットより)六道珍皇寺から京都駅へ向かおうとバス停に行けば、このバス停も人でごっちゃがえしており3台乗り過ごしても、乗れないどうにかしてくれ結局タクシーを捕まえて京都駅に帰りました。最後まで呼んで頂き感謝です。 close

京都地獄への入り口「六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)」
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タグ お寺
投稿日時 2018-05-11 02:21:00

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