小倉山 常寂光寺(じょうじゃっこうじ)の詳細

小倉山 常寂光寺(じょうじゃっこうじ)
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ブログ☞京都嵯峨野を訪れる常寂光寺(じょうじゃっこうじ)所在地 京都府京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3山号  小倉山宗派  日蓮宗本尊  十界大曼荼羅創建年 慶長元年(1596年)開基  日禎文化財 多宝塔(重要文化財)常寂光寺は、百人一首で詠まれる小倉山の中腹の斜面にあって境内か…… more らは嵯峨野を一望でき、境内の庭園には200余本のカエデが植えられており、秋は全山紅葉に包まれる。その常寂光土のような風情から寺号がつけられたとされる。平安時代に藤原定家の山荘「時雨亭」があったと伝わる地で、安土桃山時代末の慶長元年(1596年)に日蓮宗大本山本圀寺十六世日禎が隠棲の地として当山を開いた。歌人でもある日禎に小倉山の麓の土地を寄進したのは角倉了以と角倉栄可で、小早川秀秋ら大名の寄進により堂塔伽藍が整備された。▶藤原定家(1162~1241)の小倉山荘平安時代末期から鎌倉時代初期という激動期を生き、御子左家の歌道における支配的地位を確立。日本の代表的な歌道の宗匠として永く仰がれてきた.藤原定家がこの地に小倉山荘を造営してここで小倉百人一首を撰んだと伝えられ、時雨亭跡とされる遺跡が厭離庵、二尊院および常寂光寺に残っている。小倉百人一首は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活動した公家・藤原定家が選んだ秀歌撰で、鎌倉幕府の御家人で歌人でもある宇都宮蓮生(宇都宮頼綱)の求めに応じて、定家が作成した色紙である。蓮生は、京都嵯峨野(現・京都府京都市右京区嵯峨)に建築した別荘・小倉山荘の襖の装飾のため、定家に色紙の作成を依頼した。定家は、飛鳥時代の天智天皇から鎌倉時代の順徳院まで、100人の歌人の優れた和歌を一首ずつ選び、年代順に色紙にしたためた。室町時代後期に連歌師の宗祇が著した『百人一首抄』(宗祇抄)によって研究・紹介されると、小倉百人一首は歌道の入門編として一般にも知られるようになった。定家から蓮生に送られた色紙、いわゆる小倉色紙(小倉山荘色紙)は、蓮生の子孫にも一部が受け継がれた。室町時代に茶道が広まると小倉色紙を茶室に飾ることが流行し、珍重されるようになった。戦国時代の武将・宇都宮鎮房が豊臣秀吉配下の黒田長政に暗殺され、一族が滅ぼされたのは、鎮房が豊前宇都宮氏に伝わる小倉色紙の提出を秀吉に求められて拒んだことも一因とされる。882年(元慶6年)に嵯峨野は「禁野」とされ、以後貴族・文人などによる山荘・寺院建立が相次ぐ事になる。小倉山麓の里に木の葉散れば、梢に晴るる月を見るかな(西 行)あらしの山の端 に、ひとりぞ入りし有明の月(法院静賢)をぐらの山の陰を見て、暮れぬと人の急ぐなるかな(道 命法師)1596年に歌人でもある日禎、が隠棲の地として当山を開いた。常寂光土のような風情から寺号がつけられたとされ常寂光土とは、宇宙の究極的真理としての仏陀が住する浄土で、永遠で煩悩もなく絶対の智慧の光に満ちているという、仏の悟りである真理そのものが具現している世界。山門紅葉シーズンもいいだろうがこのように青紅葉の季節も、生命力あふれ非常に美しい仁王門 南北朝時代の貞和年間に本圀寺の南門として建立、元和2年(1616年)に現在地に移築、藁葺き仁王像は、福井県小浜の日蓮宗寺院・長源寺から移された。寺伝に運慶作というが実際の作者は不明。足腰の病を癒やすとされ、信徒が奉納したわらじが壁に掛けられている本堂安土桃山時代の大名小早川秀秋の助力により、伏見城の客殿を慶長年間に移築。小早川秀秋は、豊臣秀吉の正室・高台院の甥。秀吉の親族として豊臣家では重きをなし、小早川隆景と養子縁組した後には、関ヶ原の戦いで徳川家康の東軍に寝返り、豊臣家衰退の契機を作った。本尊は、十界大曼荼羅で日蓮宗で本尊とする。十界大曼荼羅とは、日蓮の創始した曼荼羅図。図中央に「南無妙法蓮華経」の題目を大書,その周囲に迷いと悟りの世界を 10種の領域に分けた十界を書き,これによって『法華経』の真実を図示したものとする。庭園妙見堂妙見菩薩を祀るブログ☞五十猛神社 と妙見神社と「星神信仰」江戸時代には、妙見信仰が日蓮宗に広がりました。特に大阪府豊能郡能勢町の有名な「能勢妙見」が有名で、「能勢妙見山」は、源氏を祖とする能勢家ゆかりの寺院。鎌倉幕府を開いた源頼朝らの先祖です。ここから嵯峨野がよく見える多宝塔 国の重要文化財、元和6年(1620年)8月建立、高さ12m、方三間、重層、宝形造、檜皮葺時雨亭跡(しぐれていあと)藤原定家が小倉百人一首を編纂した小倉山の山荘跡とされる場所。戦前までは庵室が建っていたが、台風により倒壊したとされる(他に二尊院、厭離庵も時雨亭跡の候補地とされる)歌仙祠(謌僊祠 かせんし)平成6年(1994年)に改築。藤原定家、藤原家隆像が納められている。前日ちょうどテレビで紹介されていましたのでここまで上がってきました。といって、中は拝見できませんが開山堂御朱印 close

小倉山 常寂光寺(じょうじゃっこうじ)
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タグ お寺
投稿日時 2018-06-14 01:01:00

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