以前、このブログで比叡山を借景とした見事な枯山水庭園がある寺として京都市北区にある正伝寺を紹介しました。デヴィッドボウイが愛し、宝焼酎のCM撮影を行ったお寺です。ボウイの愛した京都で泣いてみる!?　／　京都市北区西賀茂　正伝寺京都市北区西賀茂　正伝寺そんな正伝寺のように自然の山を…… more 借景とした、見事な枯山水庭園があるお寺を関東で探しました。見つけました。そのお寺は、東京都西多摩郡桧原村にある玉傳寺。そして玉傳寺は岫雲（しゅううん）という寺カフェを営んでいるのであります。西多摩郡桧原村　玉傳寺東京の山奥に枯山水庭園があるという情報をきき、ホームページを調べてみましたが、お寺のホームページというより、もうカフェのホームページなのです。玉傳寺へは、圏央道あきる野インターより約25キロ。東京都とは言え、桧原村は東京にある唯一の村。かなり険しい山の中なのであります。玉傳寺のある地域は人里。人里と書いて、へんぼりと読むのです。しかし、人里と書きながらこの地域が人里離れた場所みたいなところなのです。玉傳寺への石段を上ると途中でカフェの営業時間が。カフェを全面的に押している寺なのであります。お寺の入り口にも寺カフェ　岫雲　営業中　の看板が。これだけ寺カフェを全面的に出されると、もうお寺の名前を忘れてしましまっているのです。お寺がカフェをやってるよりカフェがお寺もやってました、って感じなのです。平日の寺カフェは人の気配も感じられず、入り口でも迎える人はいないのであります。ホントに入ってもいいのかな、と思ってしまうのですが、堂々と営業中と書いてあるので、中に入って厨房まで行き声を掛け、気づいてもらうのであります。暑い日だったので、室内の席でも良かったのですが、折角なので、庭園に面した本堂の縁側に座らせてもらうのです。室内本堂から眺める枯山水庭園は実に見事。奥多摩の山の緑を借景とした枯山水庭園は、本当に素晴らしいのです。京都にある枯山水庭園にも遜色ない、ここが東京都は思えない光景なのです。玉傳寺は寺カフェを全面押ししておりやはりお茶をいただくことが出来るのです。お茶とお菓子のセットになっており、お茶は、抹茶、煎茶、コーヒー、エスプレッソから選ぶことが出来ます。お菓子はらくがんと生菓子から選ぶことが出来、価格は400～600円。京都や鎌倉なら確実に1000円は取られそうですが、ここは人里価格。良心的なのであります。自分が行った日は、暑い日だったので迷わず生菓子を選びます。こんな日にらくがんを食べたら、口の中が東京砂漠なのです。というか普段でも自分にはらくがんという選択肢はないのです。寺カフェ押しの玉傳寺ですが座禅会や写経会も行っております。しかし、いずれも朝7時からなので、都心にお住まいの方は朝まだ暗いうちに出発しなければならないでしょう。関心のある方はぜひ行ってみてください。また、カフェ好きのギャルたちにも清澄白河ではなく、ぜひ人里に行っていただきたいのであります。 close

寺なのか?カフェなのか?どっちにしても見事な枯山水!　／　東京都西多摩郡桧原村 人里　玉傳寺