十和田神社と御倉山と石ヶ戸・十和田湖に眠る謎の詳細

十和田神社と御倉山と石ヶ戸・十和田湖に眠る謎
神秘と感動の絶景を探し歩いて  Beautiful superb view of Japan
ページの情報
記事タイトル 十和田神社と御倉山と石ヶ戸・十和田湖に眠る謎
概要

十和田湖といえば、東北地方を代表する観光地のひとつです。山間に開けた神秘の湖は、数多くの伝説や信仰が今も息づいています。まずは、青龍伝説を今に伝える十和田神社です。磐座信仰を感じさせる本殿背後の祠。小規模な岩窟信仰も岩壁に並んでいます。湖上には、大黒様と恵比寿様を祀る岩の島。さら…… more に極め付きは、全国的にも有名なパワースポットとして知られる「占場」です。十和田神社の裏側から、長い鉄のはしごをつたって降りたところにあり、南祖坊入水の場とも伝えられています。吉凶を占う場として信仰を集めており、お金やお米を白紙にひねったものや、宮司が神前に供えて祈念をこらした「おより紙」を湖に投げ入れると、願いが叶うときには水底に引き込まれるように沈み、叶わないときには重いものでも浮いたまま波にさらわれて沖へ流されるといわれています。ただし、現在は占場へ下る梯子は通行禁止となっており、船からしか見る事はできません。「おより紙」にはこう書かれています。地上第一の霊地は十和田神社。湖中第一の霊場は御占い場。ここは古来より竜神信仰の霊倹あらたかな所であって人智、人力の及ばない処を御神力によって世の安泰を祈る所である。されば昔から社参のともがら此所に来って、至心に一切のことを占い求めました。万一うけひき給わぬ時は、いずこよりか深山がらす飛び来って、占い紙をくわえ去ったと語られて居ります。想いをこめて占問うものは何ぞ。すなわち、年穀の豊凶、海漁の予測をはじめ、事業、将来の成不成、病気本復の速不速、交通安全、念願の成否、嗣子の有無あらゆることを占卜して神意心当、まことに畏るべくまた敬すべく秘奥の旧儀なのであります。これを読むと、ここが特別に神聖な場所だということがよくわかります。そして、社務所で宮司に祈祷していただいたこの「おより」を流す時には、対岸の「御倉山」を拝し、願いを込めて流すのだとか。御倉半島の御倉山というのは、いかにも神体山らしい名前ですね。お椀のようなきれいな御倉山溶岩ドームは、まさに神様のおわす山。これは五色岩。火山性の赤い壁が、神秘感を増幅しています。ついでに、御倉山の湖岸にある、話題のキリスト像。  ☆で、ここからが本日のテーマです。神社信仰には、しばしば重要な祭祀地点が線上に並んでいます。世界遺産の宗像大社・沖ノ島の例は、今までに何度も出していますね(^_^)/~ひょっとして、十和田神社から見る御倉山の向こうにも、何かあるのではと、地図上でラインを延長します。すると、妙なものがありました。奥入瀬渓流の石ヶ戸です。行ってみましょう。設備の整った石ヶ戸休憩所から、奥入瀬渓流沿いの小道をたどります。これが、石ヶ戸です。ここには、「鬼神のお松」という美女の盗賊が隠れ住み、旅人から金品を奪っていたという伝説が残っています。しかし鬼神のお松は、歌舞伎などにも登場する有名な「悪婆」です。元は深川の遊女で、たまたま拾った亡父の髑髏を抱いて寝るうちに妖艶さを身に付け、「骸骨お松」の異名を持つ評判の芸者になったという人物。夫の敵討ちやら貞操の危機やら盗賊の首領やら、まあエンタテインメント的な登場人物であり、ここで実際に盗賊をやっていたとは思えません。ところが鬼神のお松という要素を取り除けば何も残らず、ただ大きな石板がたまたま岩屋になっていた、というだけの話になります。で、いつもながらふと思い出した類例は、奈良県柳生の「天石立神社」でした。この石板は、謎の直線上に立っている不可解な磐座、つまりご神体です。巨石信仰の明確な例ともいえます。ひょっとすると、石ヶ戸もかつて直立していたのでは、などと妄想が膨らみます。ではなぜその痕跡がないのか。西暦915年8月17日、先ほどの五色岩火口が噴火し、毛馬内(けまない)火砕流が流れ出ました。これは過去2千年間に日本で起こった噴火のなかで最大規模であり、半径20km以内のすべてを破壊したとされます。その衝撃で巨石は倒れ、それを信仰していた人々も死に絶えた・・・・。うーむ、何の証拠もないのに、妄想が過ぎました(^_-)しかし、御倉山の南西20㎞程には、縄文時代後期(約4,000年前)の遺跡である大湯環状列石があります。あるいは人工的なマウンドとも言われるクロマンタ山。ひょっとすると、ひょっとするかもしれませんね(^_^.)家計と休日予定を何とかやり繰りし、各地を回っております。ネタも少なくなり、先行きが不安ですが、それぞれクリックしていただくとネタ集めの励みになりますのでよろしくお願いいたします。にほんブログ村にほんブログ村神社・仏閣ランキング close

十和田神社と御倉山と石ヶ戸・十和田湖に眠る謎
サイト名 神秘と感動の絶景を探し歩いて  Beautiful superb view of Japan
タグ 水辺の聖地 神社
投稿日時 2018-11-10 00:40:17

「十和田神社と御倉山と石ヶ戸・十和田湖に眠る謎」関連ページ一覧

新着記事一覧

”❁〚石山寺;秋月祭』龍神池の御神木に【明王様】出現!”


❁【摩訶不思議の世界シリーズ】〚未曾有(みぞう)写真〛 《峠の祥龍》
    ***先年掲載記事が届きましたので~御紹介させて戴きました。***【摩訶不思議の世界】その他最新版は〖松下輝志ツイッターフェイス...
❁【摩訶不思議の世界シリーズ】〚未曾有(みぞう)写真〛 《峠の祥龍》
お寺
2022-09-26 04:22:34

桜につられてお参り「日照山 真證寺」


歴史めぐり 御朱印好きのあちこち紀行
春のこと満開の桜があまりにも素晴らしかったので車を停めて見に行きましたお寺の境内の桜ですこちらからだと逆光なので反対側に回るとさらに美しい桜...
歴史めぐり 御朱印好きのあちこち紀行
お寺 山口県の寺院 御朱印
2022-09-26 01:01:03

府八幡宮


神社 御朱印 日本巡り旅
府八幡宮ふはちまんぐう静岡県磐田市中泉112-10538-32-4762  鳥居の前でペコリ    手水舎    楼...
神社 御朱印 日本巡り旅
神社
2022-09-26 01:00:10

東光院 風鈴祭り (京都府綾部市上延町堂の奥) <東光院 其の肆>


和辻鉄丈の個人巡礼 古刹と絶景の健康ウォーキング(御朱印&風景印)
風鐸から風鈴へ(2022.6.17)<コース>【往路】JR大阪(5:55) → JR京都(6:27→6:37) → JR園部(7:20→7:26) → JR綾部(8:25)あやべ駅前観光案内所 →...
和辻鉄丈の個人巡礼 古刹と絶景の健康ウォーキング(御朱印&風景印)
お寺
2022-09-26 00:41:52

【2022年9月】京都・奈良・三重県神社参拝&観光まとめ


SERUNAさんちのあじふらい
2022年9月。二日間で京都・奈良・三重に行ってきた記録。URLクリックで記事に飛べます。★一日目(2022.9.6)旅のメインはゴールデンカムイ展。大好き...
SERUNAさんちのあじふらい
【まとめ】旅の記録 神社
2022-09-25 15:00:08

【大阪】住吉大社「初辰まいり」で新たにいただけるようになったステキな【刺繍御朱印】~まとめ版~


~ Destiny 癒しの御朱印巡り ~
【大阪】      住吉大社   初辰まいり とは    毎月最初の辰の日に 種貸社・楠珺社・浅澤社・大歳社の   ...
~ Destiny 癒しの御朱印巡り ~
御朱印 神社
2022-09-25 14:40:07

重陽の節句は陸奥国分寺の菊理媛命さま~【木ノ下白山神社(宮城県仙台市)】


ハロちん♪と参拝歩記
木ノ下白山神社(きのしたはくさんじんじゃ)2022.9.9(金)宮城県仙台市若林区木ノ下に鎮座する白山神社へ行ってきました薬師堂にある鐘楼へ近づいてみ...
ハロちん♪と参拝歩記
お寺 神社
2022-09-25 14:21:24

狛犬たちのモノローグ  File.1249  胡録神社  其の弐


白獅子・黒狛犬
若者と中年をつなぐライン「 えっ えー !! 今の若い人にとっては LINEって中年との連絡ツールになってしまったんだってー」「 ほんとうに ⁈ ...
白獅子・黒狛犬
狛犬たちのモノローグ 神社
2022-09-25 04:40:14

東光院 本堂 (京都府綾部市上延町堂の奥) <東光院 其の参>


和辻鉄丈の個人巡礼 古刹と絶景の健康ウォーキング(御朱印&風景印)
丹波の厄除薬師(2022.6.17)<コース>【往路】JR大阪(5:55) → JR京都(6:27→6:37) → JR園部(7:20→7:26) → JR綾部(8:25)あやべ駅前観光案内所 →...
和辻鉄丈の個人巡礼 古刹と絶景の健康ウォーキング(御朱印&風景印)
お寺
2022-09-25 00:41:01
;