東大寺境内の二月堂は、奈良時代創建の仏堂で、日本の国宝に指定されており、早春の奈良の風物詩である「お水取り(修二会)」の行事が行われる建物として知られています。二月堂は修二会の行事用の建物に特化した特異な空間構成をもち、17世紀の再建ですが修二会の作法や習俗ともども、中世の雰囲気…… more を色濃く残しています。周辺の堂宇には見るべきものも多い場所です。 ↓下から見上げた二月堂。現存する建物は寛文9年（1669年）の再建で、日本の国宝に指定されています。 ↓二月堂のすぐ真下にある閼伽井屋：霊水の湧く「若狭井」の覆屋。 鎌倉時代の建物で一般人の立ち入りはできません。（重要文化財） ↓三月堂：国宝の法華堂です。旧暦三月に法華会が行われたことから三月堂とも呼ばれるようになりました。 ↓四月堂：三昧堂とも云われ法華三昧会が旧暦の四月に営まれたことから四月堂の名が付きました。 ↓東大寺の鐘楼と大梵鐘。大晦日の除夜の鐘があたりに響き渡ります。 ↓行基堂：内部に行基菩薩坐像が祀られていることから行基堂と名付けられています。 ↓念佛堂：寄棟造りで鎌倉時代の建物で、堂内には重要文化財の本尊地蔵菩薩が安置されています。 close

世界遺産控㉑続･奈良東大寺（奈良市）