與瀬神社（よせのごんげんさま）（神奈川県相模原市緑区与瀬1392番地鎮座）御祭神　日本武命明王峠と社域（中央高速道路上）與瀬神社はJR中央線・相模湖駅から徒歩7分ほどの位置にある社。途中、本神社及び隣接する慈眼寺専用の横断橋があり、眼下には高速道路が走っています。徒歩参拝客のみ渡…… more ることができる橋ですが、かなり広い造りになっています。記念碑昭和四拾参年拾弐月弐拾日に開通した眼下の中央高速建設のため、この地点にあった与瀬神社赤鳥居、慈眼寺の鐘楼を現在地に移し、別個にあった参道を併せて。この高速横断橋になった。この由を永く末代に傳えるため、ここに記念碑を建立したゆえんである。（境内石碑より）参の鳥居社名の與瀬（与瀬）は甲州街道の宿場町で、現在の相模湖駅もかつては与瀬駅という名でした。武蔵国と相模国の国境にある小原宿から与瀬宿～吉野宿と続きますが、地名の由来は遥か昔に蔵王権現が奈良県吉野から此の地に勧請した際に、吉野の地名（大原、八瀬、吉野）を併せて名付けたといいます。神社隣の寺院は金峯山慈眼寺といい、江戸時代まで本神社の別当だったといいますので、この辺りは『甲州街道の吉野』と謳われていたのかもしれません。神門参道を進むと二体の神像が祀られた神門がたっています。なかなか味わいのある造りをしています。かなり急こう配の参道神門をくぐった先にはかなり急勾配な石段が立ちはだかっています。少しバランスを崩したら大惨事になること間違いなしです。手摺がないので、下手な岩場より危険に感じました。自信のない方は脇の女坂から登った方がよいかもしれません。拝殿與瀬神社は「与瀬の権現さま」とも「与瀬蔵王権現」とも称した社。『新編相模国風土記』によると、古より相模川の北岸に鎮座していましたが、天和二年（西暦1682年）に現在地に奉遷したといいます。見事な拝殿彫刻また伝承によると、昔この里にヤヨ・キヨといふ二人の者がいて、相模川御供岩にて網を打っているとこの網に御神躰が引っ掛かり、これを祠に祀ったが、村里に悪疫流行した際、川より上がりし神を村里の下方に祀るのは祟りがあるとして現在地に鎮め奉ったという話もあります。本殿現存する石段などから元禄年間に社殿境内地が整ったといい、宝暦年間に江戸の商人から神輿などを寄進されたとのことで、古書にも本神社の記載があることから、当時宿場町の鎮守さまとして厚い崇敬があったかと思われます。その後、明治三十七年二月に出火により権現造の社殿は焼失してしまい、大正三年に本殿再建、そして昭和二十四年に拝殿が再建され現在に至るといいます。與瀬神社よせのごんげんさま祭神　日本武尊例祭　四月十三日由緒創立年代不詳。甲州街道の名社として往古より知られ殊に虫封祈願は名高い。社務所（境内案内板より）與瀬神社（与瀬のごんげんさま）祭神　日本武尊例祭　四月十三日由緒創立年代は詳でない。元、町の下方、相模川の近くに鎮坐ありし、古社を天和二年（西暦1682年）に、現在地に奉遷、元禄年間に、社殿境内地が整った。明治三十七年火災にて社殿焼失大正三年　本殿再建昭和二十四年　拝殿再建霊験御神威により御加護数多い中で、殊に武運・勝運・開運の守護と神体安穏虫封じの祈祷は、よせのごんげんさまの虫封じといって名高い。（境内案内板より）石畳の参道とても立派な社殿、そして緑豊かな境内。とても心地よい参拝をすることができました。相模湖境内から相模湖の絶景も堪能できます。南岸には有名な修験場「石老山」が坐しており、色々巡ってみたい興味深いところが数多くあるので、再訪してみたい地です♪ close

相模の社　與瀬神社 と 相模湖