物言えば唇寒し春の風オリジナルの「物言えば唇寒し秋の風」は、松尾芭蕉の座右の銘として知られている俳句で人の悪口を言えば、何となく後味の悪い思いをする、寒々とした気持ちに襲われる、と云う意味らしい。トランプ米大統領が登場した当時は、彼の余りにも非常識な言動に驚き、よく取上げて揶揄し…… more ていたが、最近は諦めに近い、所詮対岸の火事、寒々とした気持ちになるので極力無視していた。西部コロラド州での支持者集会で語った、数日前のトランプ米大統領の発言。「今年のアカデミー受賞作品は韓国作品だった。いったいどうなってるんだ？」米アカデミー賞で「パラサイト　半地下の家族」が韓国映画が外国語映画として初めて最高の栄誉である作品賞を受賞したことに不満をぶちまけた。11月の大統領選での再選に向け「米国第一」「米国の復活」を掲げる中、米映画界最大の祭典の賞が韓国作品に与えられた事によほど我慢がならないのだろう。更にトランプ氏は「韓国とは貿易などで十分問題を抱えているというのに、今年最高の映画という賞を与えた」と選考基準にも批判した。自由主義、資本主義を盾に経済のグローバル化、文化のグローバル化は世界の潮流。それを推し進めるのはやはりアメリカ。実際は経済のグローバル化は格差の拡大、自然破壊と多く問題を抱えているが、文化のグローバル化は民族間の交流、共有など、異国間の人々が喜びを分かち合える、涙する、少なくとも格差、差別とは違う次元のモノを創り出す、これからの未来を模索する為には重要な要素。アメリカの音楽のグラミー賞、映画のアカデミー賞は、アメリカが世界のリーダーとしての文化のバロメーター。それは世界中の音楽、映画が同じ土壌で審査されるのが、アメリカが世界のリーダーとしての証となるべきモノ。今まではアメリカ中心に選出されてきたモノが、今回の韓国映画「パラサイト」の受賞は、新たにアメリカが文化の門を開いた画期的な出来事、勇気ある決断であって、決して批判されるべきモノでは無い。トランプ米大統領の発言はこれを真っ向から否定、更に経済を選考に考慮すべき趣旨は、誠に持って愚かな発言である。またまた長いボヤキになってしまったか！？申しわけない！お詫びに京都の桜の最新情報でも。。。ほんの数時間前の百萬遍知恩寺。現在境内の伽藍施設は本堂の御影堂、その他数か所修復工事中なので、撮影アングルは制約されるが、いち早く富士桜の開花をお伝えしたく。。。阿弥陀堂横の小さな木瓜（ぼけ）の木、決してボケているとは思えない鮮やかな赤！今日は何気なくいつも行かない東の塔頭通り、了蓮寺の山門を覗いてみると、紅梅が僅かばかり綻び、更に北に上がると、勢至堂と思しき建物の裏に黄色い木立？近づいてみると蝋梅と判る。すでに終盤を迎えたと聞いていたが、まだまだ見るに十分に咲いていた。バックの白壁は塔頭の如意寺。そしてお目当ての富士桜。いつもなら御影堂を背景に捉えるところだが、そうとはいかず！            小さな花びらだが、この時期なら透き通っていて、愛おしい！仕方がないので御影堂の代わりに、鐘楼堂を背景に最後のカット！ 百万遍知恩寺の富士桜が咲き、数日後に出町柳長徳寺の寒緋桜、それから一週間から十日後にオカメ桜。春の風は確実にやってくるので、早く新型コロナウイルスが治まらないものか？  京都市 ブログランキングへ にほんブログ村　京都風景写真 close

百萬遍知恩寺の富士桜