白狐と義経千本桜（2021.8.11）＜コース＞　近鉄は日中15分間隔で運転【往路】東梅田 → 谷町九丁目 → 上本町 → (近鉄奈良線) → 大和西大寺 → (近鉄橿原線) → 筒井筒井 → 徒歩5分 → 本門寺 → 筒井 → (近鉄橿原線) → 近鉄郡山 → 徒歩10分 → …… more 源九郎稲荷神社源九郎稲荷神社　本門寺の後は一駅戻って近鉄郡山で下車。筒井は普通しか停車しませんが、この駅は全て停車。やはり大和郡山市の中心だけの事はあります。　唯、近鉄郡山からJRへは東へ1㎞程。そこを囲むように発展したのが城下町大和郡山。というよりも城下町の端に鉄道を通したといった方が適切でしょう。　郡山の名が最初に登場するのは応保2年(1162年)の東大寺文書。かつては東大寺の庄園で大宮人のための保養所「薬園宮」があったとされます。　その後、戦国時代になって大和の主導権を握った筒井順慶が郡山城を築城。筒井氏転封の後は、豊臣秀長が城主となり城下町を拡張。天正16年(1588年)には箱本(はこもと)十三町と呼ばれる町が出来上がりました。　道路の中央にお城の堀と繋がる水路が残り両側に軒の低い家並みが続く紺屋町。中世の戦乱期に自衛のため周囲に堀を巡らした環濠集落の稗田町などにその面影が残ります。今井町にある本家菊屋 本店創業400年余り、奈良県最古の和菓子店。店舗は江戸時代末期の築で今も「ばったり床几」が使われている。外堀緑地　材木町付近にてかつての外堀を活かした公園で、16世紀末の流路変更まではここを秋篠川が流れていた。外堀緑地に沿って洞泉寺町に向かう奥の屋根は実相寺（浄土宗知恩院派）。　JRに向かい東行すると、かつての外堀がありそこを南に沿って歩くと洞泉寺町。秀長が天正13年(1585年)に創建した寺院に由来する名前ですが細い参道の先に神社が鎮座。　源九郎稲荷神社(げんくろういなりじんじゃ)は『小さいながらも日本三社稲荷の一つにも数えられる古社で五穀豊穣・商売繁盛の御利益で知られる。郡山城主となった豊臣秀長は、天正13年1585年に城下に洞泉寺を創建。その護法神として祀られたのが当社である。享保4年(1719年)に現在の場所に遷座した。参道の突き当りに建つ源九郎稲荷入口右は町名の由来となった洞泉寺だが、なぜか閉門中。鳥居とその先に見える拝殿鳥居に掲げられた木製の扁額　祭神の白狐は源義経を将来に亘って守護した神。彼が兄頼朝の討手から吉野に逃れた際、白狐が家臣に化けて義経と静御前を守護。静御前を無事送り届けた事に感謝した義経が己の名を贈ったと言われる。その源九郎狐は人形浄瑠璃や歌舞伎の「義経千本桜」に登場している他、お城祭の際には「白狐渡御」の行事が行われる』 とあります。左程、広くはないが小ぢんまりと纏まった境内正面から見た拝殿絵馬も狐面　洞泉寺の鎮守という扱いのようですが、洞泉寺は門を閉鎖しており部外者は入れない様子。それに比べて神社は門戸を開いており誰でもいつでも参拝できました。歌舞伎の演題にあるように、歌舞伎関係の奉納も多く、境内には中村勘三郎丈の手植えの枝垂桜、市川猿之助丈のパネル展示がありました。御朱印もあるようなので、呼び鈴を何度か押すも不在の様子。ここまで足を運びながら【現苦労】は絶えないようです。中村勘三郎丈の手植えの枝垂桜社務所脇のパネル展示と白狐の面大和郡山高田郵便局 ； 源九郎稲荷、神社に祀られる白狐の面、金魚2021.7.21 新規設置。[参考書]奈良県の歴史散歩〈上〉奈良北部新品価格￥1,320から(2021/10/2 20:23時点)狐付きと狐落とし新品価格￥3,080から(2021/10/2 20:25時点)狐の日本史 古代・中世びとの祈りと呪術新品価格￥2,860から(2021/10/2 20:26時点)日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか (講談社現代新書)新品価格￥902から(2021/10/2 20:26時点)作家と楽しむ古典 平家物語/能・狂言/説経節/義経千本桜新品価格￥1,650から(2021/10/2 20:31時点)義経千本桜 (橋本治・岡田嘉夫の歌舞伎絵巻(2))新品価格￥1,760から(2021/10/2 20:31時点)ランキングにポチっと応援頂ければ嬉しいです！神社・お寺巡りランキング御朱印ランキングにほんブログ村にほんブログ村 close

源九郎稲荷神社　（奈良県大和郡山市洞泉寺町）