郡山藩主の菩提寺（2021.8.11）＜コース＞　近鉄は日中15分間隔で運転【往路】東梅田 → 谷町九丁目 → 上本町 → (近鉄奈良線) → 大和西大寺 → (近鉄橿原線) → 筒井筒井 → 徒歩5分 → 本門寺 → 筒井 → (近鉄橿原線) → 近鉄郡山 → 徒歩10分 → …… more 源九郎稲荷神社 → 徒歩3分 → 町屋物語館 → 徒歩10分 → 永慶寺文字色 【復路】近鉄郡山 → (近鉄橿原線) → 大和西大寺 → (近鉄奈良線) → 上本町龍華山 永慶寺（黄檗宗）　近鉄の線路を西へ向かうと少し高くなった場所に郡山城があります。その南西部、鰻堀池の南にあるのが旧郡山藩主柳沢家の菩提寺。竜宮様式の門から塀伝いに行くと、棟門形式の黒塗りの小型門が出迎え。本柱の右側に脇戸、左側に板壁がある素朴な意匠ですが、安土桃山時代の城門の建築様式を今に伝えています。南側にある竜宮門ここからも入山できるが、北側の山門からが正式。山門前にて木造切妻桟瓦葺きの山門山門由緒　龍華山永慶寺(りゅうかさんえいけいじ)は、『宝永元年(1704年)、将軍徳川綱吉に拠って柳沢吉保が甲府十五万石城主となった。吉保は躑躅ヵ崎に祖先供養の為の菩提寺を建立、寺録370石を贈った。これが龍華山永慶寺の嚆矢で、寺号が吉保公の戒名に由来している。本尊は木造釈迦如来坐像、左右の脇侍に阿難尊者立像と迦葉尊者立像を配する釈迦三尊である。開山には黄檗山萬福寺の悦峰道章(えっぽうどうしょう)禅師を招聘し開山とした。禅師は中国浙江省の出身。貞享3年(1686年)に来朝し、宝永4年(1707年)以降は萬福寺第8代住持となった。公が長年敬仰されていた高僧である。山門を過ぎ石段を上った先の境内永慶寺由緒本堂（大雄寶殿）本堂正面　柳沢家二代目吉里の享保9年(1724年)、幕府の命で甲府より大和郡山に転封。永慶寺も柳沢家と共に現在地へ移った。この際、甲府の永慶寺境内にあった吉保公夫妻の墓所は塩山市の恵林寺へ改葬された。　転封後は柳沢家の信仰の場として、大和郡山での別邸的な要素を兼ね歴代藩主の庇護を受けた。維新後は山内の梅林を開拓、墓地として開放して一般の要請に応えた。』 とあります。横から見た本殿本堂に掲げられた山号扁額と柳澤家の四つ菱家紋の入った瓦本堂前の扉の桃の彫刻本堂内陣の釈迦三尊像　元は甲府にあったようですが、柳澤家は大和郡山へ転封。普通ならば【遠方、どうしよう！】となる所ですが、柳澤家と共に移転。それだけ両者の結びつきが強かった事を示していますが、その後の寺運を思えば来た【甲斐】があったと言うもの。　平成23年に参拝して御朱印を拝受済だったので、今回は説明書を入手するに留めました。受付？に居られた住職夫人に、境内の雰囲気が変わった旨を尋ねると、5年ほど前に竜宮門を改装したとの事。白色から赤色に変えるだけで随分印象が変わるものです。本堂前から見た境内竜宮門近影永慶寺説明書　￥100永慶寺御朱印[参考書]奈良県の歴史散歩〈上〉奈良北部新品価格￥1,320から(2021/10/5 20:41時点)奈良百寺巡礼 (京阪奈新書)新品価格￥1,078から(2021/10/5 20:42時点)ランキングにポチっと応援頂ければ嬉しいです！神社・お寺巡りランキング御朱印ランキングにほんブログ村にほんブログ村 close

永慶寺　（奈良県大和郡山市永慶寺町）＜永慶寺 その壱＞