早稲田にある法輪寺で3枚の納経をすると頂ける"納経御朱印"。2019年(平成31年)4月に1回目の納経御朱印をいただき、2020年(令和2年)10月に10回目の納経御朱印をいただくことができました。今回は9回目、不動明王です。 不動明王（ふどうみょうおう）は、梵名を"ア…… more チャラナータ"と言います。梵名の"アチャラ"は「動かない」、"ナータ"は「守護者」を意味し、全体としては「揺るぎなき守護者」の意となります。 明王は、密教特有の尊格。不動明王は大日如来の化身とも言われ、五大明王の中心となる明王でもあります。真言宗をはじめ、天台宗、禅宗、日蓮宗等の日本仏教の諸派、修験道で幅広く信仰されています。大日如来、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王、金剛愛染明王らと共に祀られます。 像容は、一面二臂で降魔の三鈷剣（魔を退散させ人々の煩悩や因縁を断ち切る、片側中央の刃だけが長い三鈷杵）と羂索（けんさく/けんじゃく。悪を縛り上げたり、煩悩から抜け出せない人々を縛り吊り上げてでも救い出すための投げ縄のようなもの。一方の端には環、他方の端には独鈷杵の半分が付く。）を持つのを基本としています。 密教の図像集などには多臂の不動明王像も描かれ、日蓮は四臂の不動明王を感得していますが、立体像として造形されることはほとんどありません。剣には倶利伽羅竜が巻き付いている場合もあります。身体は基本的に青黒い色で表現されることが多く、頂は七髷か八葉蓮華、衣は赤土色、右牙を上に出し左牙を外側に出す形が一般的です。 八大童子と呼ばれる眷属を従えた形で造像される場合もありますが、八大童子のうちの2名、矜羯羅童子（こんがらどうじ）と制吒迦童子（せいたかどうじ）を両脇に従えた三尊の形式が一般的です。三尊形式の場合は、通常、不動明王の右（向かって左）に制吒迦童子、左（向かって右）に矜羯羅童子が配置されます。矜羯羅童子は童顔で、合掌して一心に不動明王を見上げる姿に表されるものが多く、制吒迦童子は対照的に、金剛杵（こんごうしょ）と金剛棒を手にしていたずら小僧のように表現されたものが多くなっています。  2019年(令和2年)7月31日拝受萬年山(まんねんさん) 法輪寺(ほうりんじ)宗旨：日蓮宗本尊：三宝祖師所在地：東京都新宿区西早稲田1丁目1-15アクセス：早稲田駅（東京メトロ)徒歩3分  公式サイト早稲田 | 萬年山 法輪寺 | 日本 (ho-rinji.com) 公式FB法輪寺 | Facebook 公式Instagram萬年山 法輪寺(@hourinji) • Instagram写真と動画 close

法輪寺の納経御朱印⑨　菩薩