拝殿前の狛犬の台座に『狛犬歴記』が刻まれています。これにより拝殿前の狛犬達と神輿庫の狛犬達の関係が理解できます。文化六巳巳年石彫狛犬壹對れ組頭中にて奉納大正十二年九月関東大震災破損修理昭和二十年三月戦災の為破損昭和四十三年四月神輿庫前移動昭和四十三年五月明治百年記念として青銅狛犬…… more 再建 一対目  昭和時代の狛犬達昭和四十三年（１９６８年）五月奉納石工  岩城喜三郎 この青銅狛犬達はお互いやや外側に傾いた姿勢をしており、毛並みや尻尾の形状や顔つきが変わっています。最初中国獅子かと思いましたが、阿吽になっており、どちらかと言えば青銅の彫刻作品のような趣です。二対目  江戸時代の狛犬達文化六年（１８０９年）奉納石工名不詳 ネットではたまに見かけており、顔だけが強調されていたので、半分期待しないで参拝したのですがいい意味で見事に裏切られた狛犬達でした。大きめな狛犬達ですが、巻毛、尻尾の美しさ、そして力強さもあり。そしてこの顔つき。じっくり見ているとだんだん愛着を感じてきます。しっかりとした作品だからこそだと思います。吽の狛犬の角はぽっきりと折れていますが、そこはご愛嬌です。三対目  昭和時代の狛犬達昭和九年（１９３４年）奉納石工名不詳 境内社の末廣稲荷神社にいる狛犬達です。宝珠と角を見て一瞬古い狛犬達かと思いましたが、昭和九年の奉納狛犬でした。綺麗に彫られており、正面から見ると厚みもあって、逞しさを感じる狛犬達です。阿の狛犬の目線はやや上を向いています。諏方神社について・創建  元久二年（１２０５年）・祭神  建御名方命・鎮座  東京都荒川区西日暮里３－４－８ close

諏方神社の狛犬達