一対目  昭和時代の狛犬達昭和七年（１９３２年）十月奉納製作者不詳ＪＲ千駄ヶ谷駅方面の鳥居から入ると迎えてくれる銅製の狛犬達です。阿吽とも右脚を半歩前に出した姿勢です。青銅製ならではの細やかなデザインが随所に施されています。製作者の銘でしょうか…。二対目  江…… more 戸時代の狛犬達文化十二年（１８１５年）九月奉納石工名不詳 拝殿前の参道にいる狛犬達です。阿吽が逆の配置となっています。独創的な顔つきをしており、特に阿の狛犬は口角が上に大きく開き、横から見ると反対側がはっきりと見えるほどです。子獅子はいなく、吽の狛犬は玉を持っています。台座は二段ですが、二段目の台座は新しく、昭和六十年一月狛犬修築記念と記されています。一段目が元の台座であると思われますので、この狛犬達の奉納年月は一段目に記された文化十二年といたします。三対目  江戸時代の狛犬達享保二十年（１７３５年）九月奉納石工名不詳 富士塚の前にいる狛犬達です。１７００年代の狛犬達は期待を裏切らない愛らしさがあります。吽の狛犬の両脚は修復された跡がありますが、保存状態はかなり良好であると思います。デザインは１７００年代特有の単調さで、阿吽とも頭頂部に窪みが施されています。四対目  年代不詳の狛犬達奉納時期不詳石工名不詳 先代の狛犬達ではないかと思われます。また、デザインと大きさが異なることから、それぞれ相方を失ったはぐれ狛犬ではないかと想像します。大きな方の狛犬は左脚が欠損しており、左半身も表面が破損しています。ただ、右半身に残る彫りは見事なもので、デザインから１８００年代初期のものではないだろうかと思われます。小さい方の狛犬は顔面が半分欠損しており、あまり特徴的な部分が無いので予想しづらい狛犬です。このニ体は富士塚の麓に置かれています。鳩森八幡神社について・創建  貞観二年（８６０年）・祭神  応神天皇、神功皇后・鎮座  東京都渋谷区千駄ヶ谷１－１－２４ close

鳩森八幡神社の狛犬達