一対目  江戸時代の狛犬達延享三年（１７４６年）九月奉納石工名不詳狛犬達が多く点在する品川区で最も古い狛犬達です。区の案内板によれば、当時の戸越村の村民２０７名の名前が台座に刻まれています。かくも大勢の方達から奉納されるとは狛犬冥利に尽きるというものです。顔つきや短めの…… more 前脚等は１７００年代そのものといった形をしていますが、尻尾や毛並み具合は凝った表現が現れ始めている印象を受けます。台座だけでも一見の価値ありです。二対目  明治時代の狛犬達明治六年（１８７３年）十一月再建之石工名不詳台座の石工名が二名列記されているようですが、残念ながら破損しており銘が確認出来ません。最初に「鶴見」という文字が辛うじて読めます。隣には「南〜、●●●三郎」でしょうか…。この一対の狛犬達を「鶴見石工 飯嶋吉六」作とする掲載をしているものもありますが、いざ狛犬達を眺めると作風が違うように思えます。写真で見る限りでは内藤留五郎（慶雲）の方が近い感じです。特に目や顔立ちの彫り方や子獅子の雰囲気…阿の狛犬の子獅子は慶雲らしい子獅子の特徴が出ています。という事から、このblogでは拙速に飯嶋吉六と断定することが出来ないため、石工名不詳とさせていただきます。木鼻戸越八幡神社について・創建  大永六年（１５２６年）・祭神  誉田別命・鎮座  東京都品川区戸越２－６－２３ close

戸越八幡神社の狛犬達