一対目  江戸時代の狛犬達享保三年（１７１８年）九月奉納石工名不詳 境内社・柿本人麻呂神社にいる１７００年代の狛犬達です。見事な初期型狛犬です。脚の長さ、尻尾の形状、単純な巻毛、そして顔つきまで、どこを見ても江戸狛犬以前の動物的な狛犬達です。阿の狛犬の左脚を乗…… more せているのは玉なのかは不明です。縦に線が彫られているのが何を意味するのか。また、奉納者および奉納年月は体に直接刻まれています。二対目  明治時代の狛犬達明治五年（１８７２年）奉納石工名不詳 透塀で囲まれた本殿の前にいる狛犬達です。堂々とした風格ある狛犬達ですが、台座は太い綱を巻いて、細い綱で結わえるデザインです。大きく渦巻いている巻毛がとても優雅な感じです。三対目  年代不詳の狛犬達奉納時期不詳石工名不詳 境内社・護国神社にいる狛犬達です。立ち入り禁止のため、このアングルしか撮影することが出来ません。阿の狛犬は玉を持ち、吽の狛犬には脚元に立ち上がる子獅子がいます。狛犬の顔つきは独特です。着目すべきは台座が盤のように作られており、花の彫刻も施されていてとても美しいものです。一段目の台座は石質が異なるため、後の奉納ではないかと推測します。戌岩川越氷川神社について・創建  欽明天皇二年（542年）・祭神  素盞嗚尊、他四神・鎮座  埼玉県川越市宮下町２－１１－３ close

川越氷川神社の狛犬達