◆基本データ 寺名：妙円寺 山号：松崎山 宗派：日蓮宗 本尊：久遠実成本師釈迦牟尼仏、大黒天 創建：元和2年（1616年） 特記：都七福神「松ヶ崎大黒天」の名で知られる。 霊峰比叡山の西南、松ヶ崎山の麓、ちょうど五山の送り火・妙法の「法」の文字の近くにある日蓮宗寺院「妙…… more 円寺（松ヶ崎大黒天）」、元和二年（1616年）に本涌寺内に建立された本覚院日英上人の隠居所が起源と言われています。本涌寺は天正2年（1574年）に教蔵院日生が創建し、法華宗の僧侶養成・学問所だったことから「松ヶ崎檀林」と言われていましたが、大正時代になって妙泉寺と合寺して「涌泉寺」となります。一方日栄上人隠居所には法華経仏教信仰者の守護神大黒天が祀られ、京都の表鬼門に位置して鬼門守護の福の神となり、寿福円満、開運招福、商売繁盛の神として信仰され「松ヶ崎の大黒さん」の名で親しまれるようになります。 恵比寿様と大黒様 大黒堂 本堂 七福神信仰は室町時代に京都で発祥し全国へ広まったといわれ、一月の京都は最古の都七福神めぐりとして全国から福を求める参詣客でいっぱいに、妙円寺（松ヶ崎大黒天）はその福寿開運の大黒天、京都七福神の第一番の霊場と古くから親しまれています。不幸にも昭和44年（1969年）、ご信者の献灯により堂宇が焼失してしまいますが、大黒様は無事でそれにより｢火中出現火伏守護の大黒天｣と崇拝されています。 南門 西門前 叡山電鉄「修学院駅」と京都市営地下鉄「松ヶ崎駅」のちょうど中間ぐらいの位置にあって、「そのうちに」って思いながらもこの度はじめて、人混みを避けた古都巡り、全国各地から福を求めて訪れる参詣客にはまったく無縁のこの季節にようやく訪れることができました。少しずつ紅葉が色づく静かな境内は、もうすぐ京都七福神巡りの賑わいの真只中に、古くから幾度となく繰り返される神事、いつか福を願って参詣したいと思っていますが･･･　　いつになることやら (^-^; なで大黒様 日蓮聖人 close

京都　松ヶ崎大黒天（妙円寺）　　2017/11/10