法輪寺(達磨寺)の枯山水式庭園「無尽庭(むじんてい)」。1978年植音の奥田龍司により作庭された｢十牛(じゅうぎゅう)の庭｣の名庭園です。豪快な石組と紅葉のモミジの美しい庭園をご紹介します。 法輪寺の沿革 法輪寺は臨済宗妙心寺派に属す禅寺で、通称｢達磨寺｣の名で親しまれてい…… more ます。享保１２年（１７２７）大愚和尚を開山として、開基荒木宗禎に帰依を受けた万海和尚が創立されました。 三国一を称する起上り達磨をはじめ、諸願成就に奉納された達磨およそ八千余をまつる達磨堂は特に有名で、節分は参詣者でにぎわうお寺です。  まずは門から前庭にかけての様子をご紹介します。 趣きある石畳のアプローチの周りには真っ赤なモミジがアクセントとなっております。 達磨寺と呼ばれる所以とは？？ 続いて達磨堂をご紹介します。法輪寺が達磨寺と呼ばれる所以は、1945年の第二次世界大戦直後、禅宗を開いた達磨大師に倣って七転び八起きの精神で戦後復興するために、市民に呼び掛けて達磨堂を建立しました。本尊は起上達磨であり、現在、起上ダルマを中心に、大小さまざまな達磨が、所願成就のために奉納されています。この事から達磨寺と呼ばれる様になりました。境内にはたくさんの達磨と達磨のモチーフが見当たります。 サルスベリとモミジの美しい名庭園｢無尽庭(むじんてい)｣ そして、いよいよサルスベリとモミジの美しい庭園、｢無尽庭(むじんてい)｣をご紹介します。方丈南にある枯山水式庭園で1978年、植音の奥田龍司により作庭されました。十牛(じゅうぎゅう)の庭であり、十牛とは禅において悟りを牛に例え、修行の道筋を表したものです。 右手に牛の姿をした石があり、「臥牛石」と呼ばれています。また、どれも巨岩を用いた石組で豪快な構成です。東に三尊石の石組もあります。大きなモミジの横枝の下にある三尊石はとても美しいです。 秋は立派な枝振りのモミジの美しい紅葉が楽しめます。 方丈の濡れ縁には「十牛図」に因む銅製の可愛らしい牛の像が置かれています。 いかがでしたでしょうか？観光客にはあまり知られていないスポットで、貸し切り常態で楽しむ事が出来ました。秋の紅葉は特に見事です。JRの駅からも近いので是非訪れてみて下さい。 アクセス 〒602-8366 京都府京都市上京区下立売通天神道西入行衛町457 電車で行く場合 阪急電車　西院下車　徒歩15分 JR山陰線　円町下車　徒歩5分 バスで行く場合 市バス　　西ノ京円町下車　徒歩約5分 駐車場　：　自家用車5台分（参拝者は無料） 料金　：　大人300円中学生200円小人100円(6歳以下無料) ＴＥＬ　：　075-841-7878 受付時間　：　9：00a.m.～16：30p.m. 公式HP　：　無し close

法輪寺～豪快な石組みとモミジの美しい｢無尽庭｣～