諏訪大社〔信濃国一宮〕 すわたいしゃ ・上社　本宮 　　かみしゃ　ほんみや 長野県諏訪市中洲宮山 祭神：建御名方神   ・上社　前宮 　　かみしゃ　まえみや 長野県茅野市宮川 祭神：八坂刀売神   ・下社　春宮 　　しもしゃ　はるみや …… more 長野県諏訪郡下諏訪町下ノ原 祭神：建御名方神・八坂売刀神・八重事代主神 ・下社　秋宮 　　しもしゃ　あきみや 長野県諏訪郡下諏訪町武居 祭神：建御名方神・八坂売刀神・八重事代主神 全国に多数ある諏訪神社の総本社。諏訪湖を挟んで南に上社、北に下社が位置しており、さらに上社は本宮・前宮、下社は春宮・秋宮と別れている。この4社を合わせて諏訪大社と称する。 創始の詳細は不明。 「古事記」「先代旧事本紀」では、天孫降臨に先立ち武甕槌命が大国主命に国譲りを迫り、大国主の子である建御名方命がこれに反対し、武甕槌命に相撲で挑むが負けてしまい諏訪まで逃れてきたとされる。 持統天皇5年（691年）には勅使が遣わされている。また、軍神としても信仰を集め、源頼朝、北条氏一門、足利尊氏、武田信玄、徳川家康等名だたる武将が車両や宝物の寄進をしている。 [御柱祭　おんばしらさい・みはしらまつり] 正式には「式年造営御柱大祭」と称する。寅年と申年の7年ごと（数えで７年ごと、正確には６年ごと）に行われる大祭。宝殿の建替えと、その四隅に建てられる「御柱」の曳建てが行われる。 上社、下社それぞれに樅の巨木を8本ずつを山中より切り出し、各宮まで曳行し社殿の四隅に建てる。例年4月の頭に山出しが始まり、宝殿遷座祭を終える6月の半ばまで長期に渡り執り行われる。 [御神渡り　おみわたり] 冬に諏訪湖の湖面が氷結し、昼夜の温度差により膨張した氷に亀裂が走る自然現象。 御神渡りが現れた年には八釼神社の神官により「神渡り神事」が執り行われる。神事では亀裂の入り方などからその年の天候・農作物の出来などを占う「拝観式」が行われる。   close

諏訪大社