一対目  江戸時代の狛犬達慶應元年（１８６５年）九月奉納石工  辰五郎 鳥居の前にいるどっしりとした、しかし繊細な彫りに匠の技を感じる狛犬達です。阿の狛犬にはお尻を突き上げて威嚇するような子獅子が何とも愛らしい仕草に思えます。阿の狛犬は開いた口から見…… more える歯が印象的で、犬歯が三角に施されているところに細やかさを感じます。台座には十名の奉納者達の名が刻まれています。二対目  江戸時代の狛犬達享保六年（１７２１年）八月奉納石工名不詳 破損が至る所にあり、かなり修復跡がありますが、よくここまで遺したと感心してしまいます。胸に刻まれた紋様、尻尾の形状、野性味溢れる顔つきは１７００年代特有です。また、台座に刻まれた文字もこの時代の狛犬によく見かける刻み方です。奉納年月の他に「落合村」という文字が判読でき、当時の氏子からの奉納と推察されます。月見岡八幡神社について・創建時期不詳（源義家奥州征伐以前）・祭神  応神天皇、神功皇后、仁徳天皇・鎮座  東京都新宿区上落合１－２６－１９ close

月見岡八幡神社の狛犬達