東京国立博物館　平成館3月11日まで仁和寺展ウェブサイト　　　開館時間延長のお知らせ（通常17時閉館）　　　　　3月4日21時まで　　　　　3月6日21時まで　　　　　3月7日21時まで　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　霊明殿 国宝薬師如来坐像　　　　　　　　　　　　　　　…… more 　　　　　円勢・長円作　平安時代　きれいなお顔でしょ。この薬師如来坐像はとてもお小さく仁和寺の僧侶すらめったに拝観することができないと　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いうことです。上の画像はたまたまテレビで放映されたものですが、僧侶が「初めてお会いしました」と観劇している場面です。厨子をごらんください。大きさがわかることでしょう。このお像は第１章におられるのですが、観覧者は一列に並び順次、前にでますが「止まらないでください」という案内。なんだか上野のパンダを思い出し苦笑。この展覧会は天皇自筆の文書、宸翰（しんかん）の多いことに驚きます。仁和寺の天皇家とかかわりが大きかったことを現すのでしょう。国宝の空海直筆を含む三十帖冊子のコーナーでは学芸員さんが香具師さながらに「これを見られるのは今日までです」と声をはりあがていたのが笑いを誘います。　　　　　　　僧形八幡神影向図　14世紀　　　　　　　（そうぎょうはちまんしんようこうず）この絵図はとても有名です。いわゆる神仏習合図。右下二人が位の高い貴族。背中を向けてたっている僧侶が神の影向（ようごう）。神が仮の姿をとって現れている図です。しかし、中央に人型の影がみえます。これこそ本来は人の目には見えぬ神の本体を現しているといわれています。第4章は随分と人が多く、入り口からして混雑しており葛井寺の千手観音坐像がおいでかなと思い乍ら入ると、観音堂が再現されており千手観音菩薩立像降三世明王、不動明王二十八部衆、風神雷神と豪華な出陣です。フラッシュをたかなければ写真撮影可能エリアです。混むはずです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　婆藪仙人　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　難陀龍王　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　迦楼羅王迦楼羅王はどこにおいででもカッコいいですね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく　　　　　　　　　　　　　　　　葛井寺千手観音菩薩坐像　参考＊仁和寺拙ブログ １　勅使門 ・ ２　飾り金具　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　仁和寺金堂　飾り金具 close

仁和寺と御室派のみほとけ－天平と真言密教の名宝－　　その２