◆データ 山号：萬年山 宗派：臨済宗相国寺派 寺格：大本山、京都五山2位 本尊：釈迦如来 創建年：永徳2年（1382年） 開基：足利義満、 開山：夢窓疎石 「京都五山」第二位に列せられる臨済宗相国寺派の大本山「相国寺」、開基は足利義満、開山は夢窓疎石により明徳3年（13…… more 92年）に創建されています。創建当初は約144万坪の壮大な敷地に五十あまりの塔頭寺院を有し、境内にはほかに13の塔頭寺院があり、山外塔頭に金閣寺、銀閣寺、真如寺を有します。 総門 法堂 庫裡 五山文学の中心となって周文、雪舟をはじめ多くの高僧を輩出し室町時代の禅文化に大きく貢献してきた「相国寺」、創建以来、足利将軍家や伏見宮家、桂宮家ゆかりの寺院として厚い加護を受け、応仁の乱を含め度重なる火災によって境内の伽藍はことごとく焼けつくされますが、その都度再建されています。 鐘楼「洪音楼」 経蔵 勅使門（境内から） 慶長10年（1605年）には、豊臣秀頼が現存する日本最古の法堂を再建、鎌倉時代に運慶により作られた御本尊の釈迦如来が祀られ、天井には鳴き龍とも呼ばれる「蟠龍図」が狩野光信によって描かれています。徳川時代になって慶長14年（1609年）には家康が三門を寄進、後水尾天皇が方丈、宝塔、関山塔を再建、と幕府や朝廷による加護が続きます。江戸後期から明治維新にかけてずいぶん寺領を失いますが、境内約4万坪の広さ有し現在に至っています。 方丈前庭園 広い境内はいつも自由に入ることができますが、法堂や方丈、開山塔や庭園などは通常非公開で、例年、春や秋に特別拝観が行われています。方丈前に広がる白砂の庭、京都市の名勝に指定されている裏方丈庭園、そして白砂に真っ赤な紅葉が映える開山塔庭園といずれも枯山水の庭園ながら個性ある光景を楽しむことができます。 方丈裏庭園 方丈内の坪庭 妙覚寺、妙顕寺を拝観後、寺之内通りを真東に進み、烏丸通を横切って相国寺境内に入ります。紅葉見頃、そして秋の特別拝観となっていますので団体のご一行様もありましたが少しの時間をやり過ごせば普段の境内に戻るくらい、多くの人は嵯峨野や大原、東山とメジャーな紅葉スポットに集中、おかげさまで洛中は混雑を避けゆったりと過ごすことができて◎といったところ、紅葉狩りもジャストインタイムの美しさ、気分良くして南下、京都御所に向かうことといたしました。 開山塔庭園 法堂から 境内の紅葉 close

京都紅葉　相国寺　　2017/11/21