斑鳩の法隆寺の北方、歩いていける距離に法輪寺があります。聖徳太子が飛鳥より三つの井戸をこの地に移されたところから「三井寺」という別名があります。実はこのお寺にはとても大きな十一面観音立像があるのです。（大和路秀麗八十八観音巡礼の一）妙見山 法輪寺（みょうけんさん　ほうりんじ）宗派…… more ：聖徳宗本尊：薬師如来開基：山背大兄王（やましろのおおえのおう）聖徳太子の御子創建：推古天皇３０年（６２２年）別名：三井寺、法林寺、法琳寺所在地：〒636-0101　奈良県生駒郡斑鳩町三井1570（2018年4月1日訪問）表門金堂（再建1761年）本尊：薬師如来諸仏は、講堂（収蔵庫）にすべて移されています。手水三重塔（1944年落雷のため焼失、1975年再建）本尊：釈迦如来（平安時代）、四天王像（平安時代）以前は、斑鳩三塔の一つとして国宝の三重塔があったそうですが、昭和１９年（１９４４）落雷のため焼失。国宝指定も解除されてしまいました。その後、何とか昭和５０年（１９７５）に再建されたそうです。鐘楼講堂（現収蔵庫）昭和３５年（１９６０）耐火耐震の収蔵庫として改築収蔵庫内は写真撮影禁止のため画像は『大和路秀麗八十八面観音巡礼』より配置図（拝観案内のリーフレットより）飛鳥時代の木像と平安時代の木像の違いが明確に出ています。薬師如来坐像（重要文化財　飛鳥時代）：法輪寺の本尊です。（左から2番目）十一面観音菩薩立像（重要文化財　平安時代）：講堂の本尊です。（中央）像高：３．６ｍ「米俵乗毘沙門天立像」が写真にありませんが、米俵に乗った珍しい毘沙門天です。それぞれの仏像の画像は、法輪寺のホームページに掲載されています。十一面観音菩薩立像（重要文化財　平安時代）画像は『大和路秀麗八十八面観音巡礼』より大きな目が特徴です。写真で見るとあまり大きさは感じませんが、実際は４ｍのかなり大きな観音様です。間近で見ることができます。光背側から見ると「暴悪大笑面」が見えるそうなのですが、よく見えませんでした。妙見堂（平成１５年（２００３）竣工）本尊：妙見菩薩像（秘仏）お前立の妙見菩薩像は講堂に安置されています。お寺の周囲の外壁の瓦には「三井寺」の文字少し民家の中の道を歩くと「史跡・三井」がありました。史跡・三井（赤染井）深さが４ｍもあったそうです。明治時代までは埋められていました。隣に畑があるなど斑鳩ならではのどかな風景です。法輪寺　公式HP大和路　秀麗　八十八面観音霊場会のHPにそれぞれの観音様の写真があります。大和路秀麗八十八面観音巡礼こちらは無料のリーフレット（表）クリックすると拡大します拝観料：5００円駐車場：無料大和路秀麗八十八面観音巡礼（訪問記録）室生寺（2016.3.21訪問）大安寺（2015.12.20訪問）聖林寺（2015.7.18訪問）法華寺（2015.6.6訪問）海龍王寺（2015.6.6訪問）長谷寺（2013.2.11訪問）西大寺（2013.2.3訪問）大和十三仏巡礼クリックしていただけるとうれしいです神社・お寺巡りランキング close

妙見山 法輪寺