今回は見所満載のため、写真の掲載枚数が多くなりました。あらかじめご了承ください。一対目  大正時代の狛犬達大正十三年（１９２４年）十一月奉納石工  酒井八右衛門 寺院にいる狛犬達は、それだけで魅了されてしまいますが、まさかの酒井八右衛門刻の狛犬達がい…… more るとは思いませんでした。大きめの狛犬達ですが、上野東照宮や根津神社の狛犬達に比べると、その表情は柔らかく、見方によってはにこやかな笑顔にも見えます。パーツ毎に見ると八右衛門の彫り方の特徴が見受けられます。二対目  明治時代の狛犬達明治三十四年（１９０１年）七月奉納石工名不詳 この狛犬達はお見事と言いたくなる、そんな狛犬達です。繊細な彫り方が随所に見て取れます。また、子獅子達のそれぞれの仕草が三頭とも、とても表現豊かで驚きました。吽の狛犬は親獅子が子獅子の頭に前脚を添え、子獅子は玉の上に前脚を置く…横から見ると何とも言えない愛らしさです。子獅子が玉の上に前脚を置くデザインは他に見た事がありません。石工の表現力に敬意を表します。直接日光があたる場所なので、写真撮影するには曇りの日、または夕方が良いのですが、この寺院の閉門時間が１６時３０分なので、天気の良い夏場は避けた方が良いかも知れません。祖師堂の木鼻柱の装飾灯籠の狛犬達仁王門の木鼻堀之内妙法寺について・創建  元和年間（1615～1623年）・宗派  日蓮宗・鎮座  東京都杉並区堀ノ内３－４８－８ close

堀之内妙法寺の狛犬達