東大寺勧進所 から 五劫院へ向かう途中に空海寺というお寺がありました。空海寺鎮座地　奈良市雑司町167宗派　　華厳宗本尊　　穴地蔵開基は空海。810年、空海は第14代別当に就任しており、自身の草庵として当時の東大寺境内に構えた堂宇が、空海寺の起こりであると伝えられています。自ら彫…… more 刻した秘仏「阿那地蔵尊」を堂内の石窟に安置、本尊としたとされている。 この地蔵菩薩は古来より、「阿那地蔵」との別称で人々の信仰を集めてきました。しかし、この空海自作とされる石窟は1734年の本堂再建の折に壊されてしまったようです。以後、空海寺の本尊は「穴地蔵」と呼ばれ、聖徳太子と不動明王を脇侍とする地蔵石仏龕で非常に珍しい。秘仏で60年に一度の公開。華厳宗大本山東大寺の末寺である。八宗兼学の伝統により、華厳宗と真言宗の二宗を受け継いでいる。東大寺歴代の僧侶・寺族がここに眠っています。2003年の発掘調査では、庫裏の場所から空海寺建立以前の奈良時代に東大寺七重塔の相輪を鋳造していた跡が出土。2014年の発掘調査でも、墓地予定地より東大寺造営時に地鎮具として埋納されたと思われる壺と、和同開珎などが出土。本堂前に矢田地蔵菩薩石像が立っています。これはもともと矢田の金剛山寺にあったものが移され、西を向いて立っているところから「朝日地蔵」とも呼ばれているもの close

東大寺歴代の僧侶が眠る「空海寺」