これまで何度も足を運び、その都度神田神社の狛犬達を写真に収めてきました。その枚数が大量となった結果、blog掲載用の写真を絞ることが出来ず、今日に至りました。これまで都内二百数十社掲載の中に神田神社が無い事にお気付きの方はいらっしゃいましたでしょうかw…単にこのような単純な理由で…… more した。そのため本blog掲載のため、一から撮影してきましたのでご覧ください！一対目  昭和時代の狛犬達昭和八年（１９３３年）五月奉納石工  野村保太郎酒井八右衛門銘が台座に刻まれています。井亀泉ブランドによる阿吽とも正面に睨みを効かせる狛犬達です。背後の拝殿に負けない力強さを感じます。阿吽の鬣がそれぞれ異なり、そのデザインゆえに表情が異なって見えます。阿の狛犬は鬣を後ろで結わえたようで、この形は見たことがありません。二対目  昭和時代の狛犬達昭和十一年（１９３６年）九月奉納石工   石●魚河岸水神社の前にいる狛犬達です。岡崎型のデザインながら、目の形が独特で、鋭い睨みとなっています。台座の文字が達筆過ぎて、石工名が読み取れませんでした。三対目  江戸時代の狛犬達文化六年（１８０９年）五月奉納石工名不詳 文化六年建之とともに、昭和七年九月再建と台座に刻まれています。がっしりとした江戸狛犬です。阿吽とも巻毛の彫り方がとても良く、立体感があります。阿の狛犬は台座を含め黄色くなっていますが、どうやら苔の色のようです。四対目  年代不詳の狛犬達奉納時期不詳石工名不詳 江戸神社の拝殿内にいる狛犬達です。ガラス越しの撮影ですが、少し見える台座に企業名が奉納者として刻まれています。奉納時期不詳ですが、古くない狛犬達です。五対目  昭和時代の狛犬達昭和三十六年（１９６１年）十一月奉納石工  青山 石勝 ここで青山石勝の名を見るとは思いませんでした。岡崎型ながら台座にも味わいを感じるのは、石勝狛犬という目で見るからでしょうか。岡崎型ながら品のある逸品です。六対目  江戸時代の狛犬達文久二年（１８６２年）頃奉納石工名不詳 獅子山で滝が流れ落ちています。関東大震災で崩壊した獅子山を再建したものですが、子獅子がその際紛失したため、子獅子を含めた再建です。上の獅子二頭はいずれも高い位置に置かれていますが、その彫り方は見事なものです。勢いのある毛並みの彫り方は私が好きな中村勝五郎の狛犬に近いものがあります。獅子の配置も素晴らしく、代表的な獅子山と言っても大袈裟ではないと思います。随身門の木鼻神田神社について・創建  天平二年（730年）・祭神  大己貴命、少彦名命、平将門命・東京都千代田区外神田２－１６－２ close

神田神社の狛犬達