平重盛の臣だった斎藤時頼は、建礼門院に仕える横笛と恋に落ちましたが、時頼の父はこれを許さず、横笛に伝えないまま嵯峨の往生院（現在の滝口寺）に入り、名も滝口入道と名乗りました。横笛は訪ね歩いた末にこの滝口寺に来ましたが、滝口入道は峻拒して会わず、そのため横笛は病を得て亡くなりました…… more 。ここはそんな悲しい話が残るひっそりとした寺院です。 ↓本堂、というより草庵かな？ ↓本堂内に安置されている滝口入道(右)と横笛(左)の木像。鎌倉後期の作品です。 ↓「滝口と横笛の歌問答旧跡 三寶寺歌石」と書かれた 石碑。三寶寺とは、現在の滝口寺のことです。 ↓上の石碑の横にある横笛歌石：横笛が指を切って血で歌を書いて帰った石だそうです。 ↓正面が太平記に出てくる新田義貞公の首塚です。妻の勾当内侍が、都に 晒されていた新田義貞の首を持ち出し、この地に葬ったと伝えられています。 ↓この13重の石塔は、滝口入道と平家一門の供養塔です。 ↓小松堂と呼ばれ、平重盛(小松内大臣)を祀ってあります。 close

滝口入道と横笛の悲恋の寺｢滝口寺｣（京都市右京区）