大物忌神社と小物忌神社(2)の詳細

大物忌神社と小物忌神社(2)
秩父・仙台まほろばの道
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記事タイトル 大物忌神社と小物忌神社(2)
概要

昨日の甲子園は東北が頑張ってくれて久しぶりに興奮しました。 残念ながら金足農業が負けてしまいましたが、 考えてみると今回の記事も、大阪と秋田が舞台で、金剛山に旗が降りたってことだね。 旗の秦さん、頼むよ~東北に旗をちょうだいよ。と願っていたけど、強いね大阪。 偶然にも河内国とよば…… more れた大阪の二ギハヤヒと鳥海山の二ギハヤヒも同じで、 何かが最後に虹をもたらしてくれたようで、天も応援していた甲子園なのでした。 ※「決勝終了後に甲子園上空に虹 秋田の空にも」毎日新聞 https://mainichi.jp/koshien/articles/20180822/k00/00m/050/211000c ------------------------------------------------- さて、久しぶりに秋田物部氏がでてきそうな予感です。 やっぱり、夏になるとなぜか不思議と秋田物部氏なのです。 いつも8月のお盆前後に物部氏のことを妄想するなぁと思った。 小物忌神社の由来は、(wikipediaより) 創建年代は不詳。社伝では景行天皇時代に武内宿禰が官籍に載せたとされている。 大正2年(1913年)に刊行された『飽海郡誌 巻之六』によれば、 もとは「三之宮大座明神」と称し、古来より鳥海山大物忌神社の第3王子であるとされ、 鳥海山大物忌神社が「春物忌」を行った後に当社においても3日間の「物忌」を 行うのが慣わしになっていたと言う。 『山形縣神社誌』では、寛治5年(1091年)源義家が東征の際、 賊軍の勢いが強く戦が不利になった為、家臣の首藤主馬を 大物忌神社と小物忌神社に使わして戦勝を祈願させた。 やがて敵陣を陥落させた後、大刀と鏑矢を奉納した、との社伝を紹介している。 離島の飛島ではなく、酒田市にある小物忌神社に参拝してきました。 ご祭神は、級長津比古命(シナツヒコ)、級長津比賣命(シナツヒメ)、 豊受比賣命(トヨウケオオカミ)なのです。 境内に入ると違和感があって、本殿が前にあるのでなく左に曲がった所にあった。 このような形の神社は初めてです。 気がつかないような場所の遠くに本殿がありました。 でもきれいな本殿で、大物忌神社と同じ風格を感じます。 シナツヒコについては、「トベ達の悲歌」(津名道代著)の本に詳しくのっているので、 こちらを参考にして調べると、面白いことがわかった。 噴火だ~!と言っていたのはその通りで。 やっぱり「山が重要」だった。 シナツヒコは、イザナミが朝霧を吹き払った息から級長戸辺命(しなとべのみこと) またの名を級長津彦命という神が生まれ、これは風の神であるとされる。 著者によれば、この風とは、「おろし」の事であり、「颪」という下に風の漢字を用いる。 これは岩手県にある「オロヘシ」のことだ。 オロヘシは、オロシヘとよぶこともあります。(同じ意味です) 「於呂閉志(オロヘシ)神社」があり、エミシ征伐の最前線となった胆沢にある。 スサノオを祀り、オヤシ→オラシとなった。 オラシとは、邑良志の漢字を用いる首長がおり、「部」民の「ワケ」をつけて、 「オラシワケ」と呼ばれた。 この名は、アイヌの精霊信仰に基づく名前と考えられており、 おそらく「アラハバキ」信仰の元になった古代の産鉄族と思われます。 つまり、風の神とは、強い風が吹くフイゴを表し、タタラ製鉄の言葉であると。 離島の飛島にある小物忌神社は、 創建年代は不詳。社伝では大和国龍田大社からの勧請であるという。 式内社の論社とされ、『神名帳考証』巻5には、小物忌神社が今は飛島にあり、 伝承によれば祭神は風神で、『古事記』に言う和久産巣日神であると記載されている。 大和国の龍田大社は、奈良県生駒郡にある。 天御柱命(あめのみはしらのみこと)・国御柱命(くにのみはしらのみこと) の2柱を祀り、龍田の風神と総称され、広瀬の水神と並び称された。 同社の祝詞などでは、天御柱命は級長津彦命(男神)、国御柱命は級長戸辺命(女神) のこととされている。 オロシ→オロチであり、オロチョン説もある。 と、すると物部氏が繋がる。 広瀬の水神とは祓戸神の瀬尾津姫と重なる部分があり、 小物忌神社は、風と水の神を象徴としている。 また、「シナ」と読ますのは、「科長神社」に関係して、息長氏のこと。 なので、息長氏は神功皇后を従えていたので、秋田唐松神社(秋田物部文書がある) に神功皇后の伝承があるのです。 息長氏は、息が長い水中の潜伏技術をもっている人のことをさします。 科長神社は「シナガ」というナガであり、トミナガスネヒコでトミ族でしょう。 鳥海山は鳥見山とよんでいたので、古くに大和にいたのはナガスネヒコです。 鳥海山にナガスネヒコが来てました! ここまで逃れてきたのですね~… シナツヒコはナガスネヒコ系譜の一族であり、トベとよばれた女首長の一族です。 それが海のワタツミ(息長)、山のヤマツミ(風のタタラ)として 一緒にお祀りされているわけです。東北地方にはワタツミ・ヤマツミは非常に多く、 それはヒメ・ヒコ制度と重ねられ、シワヒコとシワヒメもそうです。 ただ、塩釜神社のヒコとヒメは分断されてしまいました。 沖縄ではそれが一般的で、主に姉と弟、兄と妹といった家族が神事を行います。 これは卑弥呼もそうでした。 神を降ろすのは女性で、それを国民に伝えるのは男の役目だったようです。 科長神社は、大阪府南河内郡にあり風の神である級長津彦命・級長津姫命を主祭神とする。 他に合祀している神々もたくさんいる。 この神は二上山に鎮座しており、双耳峰とよぶ形をしている。 それが雄岳と雌岳になっている。 火山の山は、地下から吹きあがってくる渦巻き(クダンリーニ)によって、 スパイラル状にあがっていくエネルギーがある。 それを陰陽の火と水に関連づけられ、一対男女神として祀った。 「己巳塔」発見。白蛇のこと。 弁財天です。 巳待講なのでイタコさんがいたんですね。 己巳は「つちのとみ」と読み、特に縁起がいいといわれます。 そういえば、「忌」の漢字は、「己の心」と書きますね。 もうひとつ「甲子」の碑。 あら、甲子園だわ。シンクロ。笑 「きのえね」。たぶん、十二支では己巳は火で、甲子は水だから、火と水で祀っているのかもしれません。 道祖神は、男女一対の意味。 二上山の雄岳は、大国魂(フツノミタマ)、雌岳は神蛇大王とよび蛇であった。 フツノミタマは剣、蛇と剣といえば、タタラ製鉄の民にとっての神宝。 以前からよく見ている剣に蛇がまきついている「アスクレピオスの杖」で、薬の象徴。 これが不老不死となっている。 「夢草堂」夢の草?薬草みたい。 鳥海山の薬師様や即身仏の薬水とは、剣と蛇のアスクレピオスの杖のことを意味するものでしょう。 鉄を製錬するオロシの風は、薬と関係している。 それが杖にあると。 飛島と新潟県の粟島が関係するというのは、神話の創世にでてくるオノコロ島の杖を想像する。 科は、信濃のシナでもあります。 八面大王も鬼にされていますが、鬼はタタラ製鉄民とも言える。 この思想をもたらしたのは徐福で、物部氏だと思います。 その技術が素晴らしかったので、ナガスネヒコが降参したという伝承。 二ギハヤヒの製錬技術と思想、星をみる呪術、天気占いなど。 それらは、先住民のナガスネヒコも同じ思想をもっていた。 物部氏のルーツはエジプトだと言われています。 ナイル川の氾濫を知り、星の運行を占う。 実は日本でも同じことをしていた。 それがサンカだったのかもしれません。 互いに日本で出会った時に、同じ民であることを認識したわけです。 妄想するに、ナガスネヒコはサンカで、物部氏はユダヤ。 日ユ同祖論とは、そーいうことね。 青森県にイエスキリストの墓があるのも、そういう事でした。 サンカは、「九」をよく知っていて、九は虫の中でもマムシの意味がある。 真実の虫という意味で、それは蛇です。 サンカのイメージは、剣と蛇があるなあ。(クリスの剣) アラハバキっぽいなあ。 秋田県鹿角に大日堂がありますが、「だんぶり長者」があります。 トンボの話です。 余談ですが、2才の男の子が山で無事救助されたニュースがありました。 男の子を発見したスーパーボランティアの方は、サンカみたいだ、と思いました。 山と子供のことをよく熟知していることがすごいです。 さすがプロです。警察は全然役に立たなかった。 固定観念があると救えないのだな、と思う出来事でした。 それで、ボランティアの方のインタビュー中に手にトンボが止まっていたのをみて、 だんぶり長者を思いだしたのです。笑 要はトンボがついていたんですよ。笑 そう思ってみていると、虫は精霊の化身なのだ。 私は夏の虫は嫌いだが・・・。 ちなみに、豊受大神は、豊城命(豊城入彦)の母が荒河戸畔の娘とあるので、 「豊」というのは、土蜘蛛? トヨウケさんもトベの一族だった? 崇神天皇の時代~という話しがあるのは、豊城入彦になってからです。 神社の前には田んぼの中に大きな石が埋まってました。 さて、そんな大物忌と小物忌なのですが、 なぜ、大・小なのかがわかった! これが山に関係するのです。 これがすごい。さすがトベの本! もう飛びます、飛びます。(ふるっ) パート3へ。 close

大物忌神社と小物忌神社(2)
サイト名 秩父・仙台まほろばの道
タグ 東北地方の伝説(山形県) 神社
投稿日時 2018-08-22 17:00:05

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