大崎市古川の紫波姫神社の詳細

大崎市古川の紫波姫神社
秩父・仙台まほろばの道
ページの情報
記事タイトル 大崎市古川の紫波姫神社
概要

名生館官衛遺跡と宮沢遺跡の共通点は「玉造柵」だったこと。 どちらが玉造部があったか不明です。 多賀城より古い名生館官衛は、7世紀末頃からあった。 ここを支配していたのは、大崎氏ですね。 玉造団というのがあり、陸奥国に置かれた軍団。 蝦夷勢力をおさえる目的で作られた?集団といわれ…… more 、丹取軍団ともいう。 丹取軍団は、728年に改称したそうです。 丹が水銀を意味するなら、鉄民集団って感じだ。 「軍団」なので、当時の軍事組織だったわけで、 当時、この一帯(陸奥国で)4000人ちかくいたそうです。 大和からきた人が関東を経由して、どっとやって来たのだから、 勿来関や追分とかね。先に住んでいた人が抵抗するのは当然です。 ただ、東北は自然が豊かで美しいから、いい所だな~と思っていたはず。 さて、Nさんが今月は霊がたくさんいる月と…。 私は毎年10月は、不思議な感覚に陥るのですが、 大学生の時にリアルUFOをみてから、10月になると宇宙や精神世界の 出来事が起こる月なので、今月はどんな所へ行くことになるのかな、と思っていた。 今年の10月は忙しい。 仕事じゃなくて、そっちの動きが忙しい。 それで、なぜ宮沢遺跡にエミシが集まるのか、と思って考えてみた。 考えなくてもいいのに。 どうしても「化女沼」が気になる。 『むかし、化女沼のほとりに長者が住んでいました。 長者にはひとりのきれいな姫がおりました。 姫は朝に夕に美しい姿で沼の岸に来ていました。 いつからかその姫の美しさに見とれて、たくさんのへびが水面に集まるように なっていました。 ある秋の夕暮れ、美しい若者が長者の家に泊まりました。 姫は若者からいろいろな旅の話を聞き、大変楽しいときを過ごしました。 やがて若者が旅立っていくと、長者の家はさびしくなり、 姫も別れをたいそう悲しみました。 姫は悲しみのあまり沼のほとりでぼんやりしていると、 急に身体の調子が悪くなり寝込んでしまいました。 さいわいに、しばらくしてからだは直りましたが、 姫はなんとへびの形をした赤子を産んでしまったのです。 長者の家では大騒ぎとなりましたが、子供は家を出て沼の中へ消えてしまいました。 それからというもの、毎晩のように沼の中から子供の泣き声が聞こえるようになりました。 姫は悲しみのあまり、とうとう沼へ身を投げて死んでしまいました。 毎年七月の節句には、はたを織る音が聞こえるということです。 化女沼にまつわる伝説はたくさんあり、長者の娘が沼の水を鏡にして化粧をしたので、 化粧沼というのだとも語り継がれています。』 ということで、七ツ森のマロ(坂上田村麻呂)から、ずっと悪玉姫なのです。 化粧沼のことについては、悪玉姫でけっこう妄想してました。 このような話は、加美町の鹿島神社の「おものめ様」と同じです。 やっぱり出だしは『加美町四日市場元宿に一人の美しい娘が住んでいました。』 で、始まります。 おものめ様は、恋をした男性が蛇の化身だとする。 三輪山の話と同じで、糸をたどっていき蛇だと気づく。 結局、娘は嘆き悲しみ近くの沼に身を投げる。 おものめ様のいる鹿島神社は、三角形で結んだ伊達神社と同じ。 おそらく、男性が亡くなったので、後追いと考える場合もあり。 その風習は、中国の雲南省で多い。 結ばれない若い男女は、あの世で結ばれると信じられてきた。 漢民族が入って来て、婚姻させられたことにあります。 が、悪玉姫の場合は「巫女」という神に仕える姫でもある。 このような話について、 『洞穴は巫女が神との婚姻を許されるのであり、 その洞穴に蛇(男)がおり、そこに太陽が隠れるという。 いったん、洞穴に入り身ごもり、新たに生まれ変わるという 修験道の修行は47日間行われる。 出雲神は自然神だが、動物に変わる神は蛇と決まっている。』 ※「蛇信仰と機織姫」(篠田 知和基) 蛇信仰は世界に伝わる最も古い信仰といわれています。 縄文が蛇信仰という説もあり、「渦巻き」は、死と再生があります。 そこに性もあるから、男根信仰になっている。 昔は母子ともに亡くなる人が多かったので、その信仰は広まっている。 が、物部氏などが登場すると、死と再生が蘇生になり、 それを良いとしない人たちもいた。 そのまま肉体を置いて霊だけ入れ替えるといったことは、 自然に反すると思ったのかどうか。 例えば、霊的に優れていた人物が亡くなったけれど、 すぐ生まれ変われるように赤ちゃんに宿して誕生する。 そういう子は、記憶をもってしまうから、 ダライラマのように産まれた時から不思議な子と言われ、 そのような世界で生きることになる。 クマリ(ネパール)の神の子をみると、昔の日本のように思う。 そういう小さな巫女さんがたくさんいたのは、渡来した人たちがもたらした信仰 だったのかもしれない。日本の古来は「自然崇拝」だったので、人ではなかったはず。 自然崇拝といえば、諏訪神を想うが。 それが本当にその子にとって幸せなのか?といった葛藤をしていたのが、 マロだった気がするのだけどね~。 執拗に悪玉姫を追いかけてきたのではないかなあ? 縄文女神への憧れもあったかもしれないが。 悪玉姫は、何かの生まれ変わりとしてずっと存在して生きているのかもしれない。 誰かが、マロかその父が人間ではない女性との異類婚を伝えている。 特別な人ですよ、と言っている。 蛇の化身は縄文神の化身とも言える。 蛇をバラバラにして土に埋める(ハイヌベレ信仰)は、 縄文精神が蘇らないようにするため? 日本では蛇だったりするけど、海外では別の生き物だったりします。 (ルーツは東南アジア) おものめ様の話で、「ガマ」が娘に男性が蛇の化身だと教える。 ガマとは蝦蟇蛙のカエル?と思ったのですが、 沖縄ではガマとは、洞窟のことを言う。 ノロみたい。 ヤマトタケル征伐で何人かの捕虜を連れて帰る話がある。 『叔母に、大和朝廷にエミシを全部贈ると。 贈られたエミシは、三輪山の側に置くが三輪山の木をことごとく切ってしまったので、 この横行ぶりに何とかしてもらいたいと天皇に訴える。』 この事から、エミシ(佐伯部?)は大物主を崇拝していたと・・・。 しかし、「日高見の源流 その姿を探求する 菊地栄吾」著によると、 三輪山ではなく、エミシたちを鹿島~大和へ連れて行く話では、 御諸山(みもろ)であり、全国にある山名の為、 三輪山とは限らず茨城県にある「くれふし山」であるとの説。 この山も蛇を生んだ妹の話があり、巨人説です。 水戸周辺に流れる那珂川の西に、愛宕山古墳があるがタケカシマ(タケミカヅチ)の墓との伝承もある。 那珂川は九州にもあり、溝をほって稲を育てた川。 なので、九州の鹿児島県の由来が、香島(カグシマ)の鹿島になっていると考え、 九州の日高見国から、茨城県の日高見国へ移動した話なのでは?と、思う。 その信仰が「カグツチ」で物部氏が崇拝していた火の神。 ゾロアスターとの関係は不明ですが、似てるかも。 大蛇信仰があったとしたら、大蛇のいるところは、大体、廃墟になってしまうようで。 武甲山もそうだし。 化女沼のレジャーランドは、廃墟マニアには人気の場所になっているそうだ。 ---------------------------------------- ということで、最後に訪れた神社が紫波姫神社でした。 エミシにとってはふさわしい?神社だったかも。 たまたま移動している時に看板をみつけ、 宮沢遺跡の近くにありました。 栗原の紫波姫神社には行ったことがあるのですが、 大崎の紫波姫神社は初めてでした。 行ってみたら、天手力男命の碑が! なぜここに? 相撲だわ。 天手力男命は、宗像大社の起源があります。 ワタツミなのかなあ。 そのルーツがあれば、穂積氏だよね。たぶん。 稲をもたらした海民=「積」=ワタツミのツミとなる。 穂積氏は、イソタケルの安曇磯良を子孫にもつ。 やっぱり東北には出雲族がきていて、エミシとは具体的にどんな人か? いまだにわからない。でも、その民の中に出雲を見いだすことはできる。 また、九州の古代史と東北の古代史は深い繋がりがある。 穂積氏は、安曇氏系譜。 安曇氏という海民は、志賀海神社(福岡)に関係する。 ワタツミの総本宮。 やっぱり志賀。 大崎の紫波姫神社は、天鈿女命(アメノウズメ)と配祀:武甕槌命(タケミカヅチ) を祀っている。 由来は、天平神護元年(765)の創祀。 式内社・志波姫神社の論社の一つで、 『三代実録』に「志波姫神従四位下」とある古社。 もとは現在地から7・800m離れた桜ノ目集落内にあったが 元禄六年(1693)、領主石母田氏によって現在地に遷座された。 アメノウズメといえば、猿女と猿田彦。 でも、タケミカヅチ。 う~ん、ニニギとか。 栗原の志波姫神社は、コノハナサクヤヒメを祀る。 伊豆野権現ともいわれたのだから、悪玉姫かと思う。 ちなみに、出雲が訛って伊豆野という話もあった。 紫波姫という言葉の「しわ」が、「しは」だとしたら、 福島県の標葉を志波の「しは」と訓読みしたことに繋がりそう。 春日神が関係していることと、大山積見神の発祥が愛媛県とされますが、 今治市に、野間神社があります。 野間神社は鹿児島にもあり、以前に妄想してたことなのですが、 「染羽」は、染羽天石勝神社の創建由来と関係し、伝承が「天手力男」なのです。 息が長いの息長氏。 二つの大きな海族は、 志賀の安曇氏、住吉大社の海民と、宗像の海民。 常陸国久慈郡(現茨城県太田市)に、天之志良波神社がある。 伝説の中に、「白羽の矢をたてる」という部分ですが、 「白羽」のもうひとつの意味は、 天之志良波神社に祀られている長白羽神のこともある。 「志良波(しらは)」で白羽という意味。 栗原の志波姫神社へ行った時は、説明書きにあったのですが、 白幡村があった。古来の生贄風習?。 日本古来の生贄風習に白い幡を少女のいる家の屋根に立て、 目印としていたといわれます。 化女沼とか化粧池伝承は、それが関係するかもしれない。 それが祭りの開始と考えられ、矢を立てる松ともいい(矢立ての松)、 結界の意味があるそうだ。 蓮で有名な長沼にも、白旗伝承があった。 その白羽とは、柳田国男によれば、志良波の「シラハ」は、 「シンラ」で新羅のことをさすと。 沼の蛇神と機織が関係するのは、絹をもたらした渡来人による伝承。 天之志良波神社をもたらした祖が麻を広めた麻積氏という。 これまた「積」という海民。 それに白羽神は、天白羽神ともいい天白信仰のことを示す。 天白信仰は、太白星であり金星。 だからか~、Nさんとイナンナの話になった。 エクスタシーの話。 イナンナは金星。 「荒のルーツは、荒妙の麻という原始の植物の大地をさし、 和のルーツは、和妙の絹という蚕の天孫(空)をさす。」 以前に妄想していた瀬織津姫に繋がってしまう。 どーしてもそうなる。 やっぱりエミシは瀬織津姫を忘れていない。 なぜ? また宿題をもたされた・・・。 天と地の融合だから、男女神を祀る。 本来は、アメノウズメと猿田彦ではないだろうか。 志波姫と志波彦という名の夫婦神が、バラバラに祀られている。 一緒に祀るべき。 そういう気持ちで、参拝して頂ければ幸いかと思います。 ということで、まとまらないですが、終了~。 close

大崎市古川の紫波姫神社
サイト名 秩父・仙台まほろばの道
タグ 東北地方の伝説(宮城県) 神社
投稿日時 2018-10-17 04:21:05

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