四日前に東山の南エリアの三寺院を巡った。智積院、泉涌寺、東福寺、もう少し紅葉が進んでいると思っていたが、実際はどことも紅葉前線は足踏み状態だった。これはおそらくその一週間前が異常に暖かく、初夏の様な陽気になった影響だと思われる。すでに智積院、泉涌寺界隈は紹介済みなので、残すは東福…… more 寺界隈。キーワードは残念ながら「ほんの少しの紅葉」、最初からハードルを下げている(笑)。 東福寺を巡る時の何時ものコース、玉章地蔵と小町百歳像が安置されている退耕庵から。ほんの少しの紅葉！ここから臥雲橋までは知っているだけでも東福寺塔頭の10個もの寺院が山門を連ねている。霊源院は一般公開はされていないが、最近可愛いお地蔵さん6体が女性の人気で、よく写真を撮られているのを目にするようになった。こちらの栗棘庵も一般公開はされていないが、紅葉の時期は京料理のランチが頂けるようだ。確か紅葉弁当だったかな～ここにも、ほんの少しの紅葉！中門前庭のこのモミジは紅葉期は見事に色を添え、食事で建屋内に入る事ができたなら、本堂前に広がる庭園も目にすることができるらしい。幾つかの寺院を通り過ぎ、最大の紅葉ビューが観れる臥雲橋が見えている。       一昨年、去年と臥雲橋からの撮影禁止令が出ていた。確か去年はピーク時の中旬から下旬まで…           この撮影禁止令は紅葉の状態で期間を決めているそうだが、ほんの少しの紅葉では、今年はこの分だと遅くなりそうだ。ここにも、ほんの少しの紅葉！三寺院を回ってきたのですでに4時過ぎ、この時点で東福寺の境内に入る事は諦めていた。初夏に桔梗の美しい庭園が観れる天得院。今は秋の装いを準備中…         やはり、ほんの少しの紅葉！    東福寺日下門の南に繋がる石垣と白壁。その奥の先には重森三玲によって手掛けられた“虹の苔寺”と称される「波心の庭」を有する光明院。虹に例えられる色彩には、もう少しの時間が掛かりそうだ。天得院内に併設されている保育園の関係者が、先程から降り積もる枯れ葉のお掃除に余念がない。それでは臥雲橋をもう一度渡って戻る事に…橋を渡って左手の山門は一華院…普段は非公開だがこの時期だけは公開されている。重森三玲のお孫さんの重森千靑氏の新しい庭もあるが、何と言っても古典的で、且つ斬新な「依稀松の庭」が面白い。霊雲院、同聚院、大機院の合流点！？大機院の石階段中腹のほんの少しの紅葉？モミジでなくドウダンツツジの様？最後までほんの少しの紅葉で申し訳ない。現在確実に見頃を迎えているのは、数日前から南禅寺に天授庵、洛西の善峯寺。又、洛北の貴船神社もようやく見頃を迎えている。 そしてようやく気温が例年通りに戻りそうなので、足踏み状態だった紅葉の名所も、一気に見頃を迎えるかもしれませんので、小まめに紅葉情報のチェックをお忘れなく！ 京都市 ブログランキングへ にほんブログ村　京都風景写真 close

東福寺界隈の紅葉の色づき