大宮売神社・弥生時代から続く驚異のお社の詳細

大宮売神社・弥生時代から続く驚異のお社
神秘と感動の絶景を探し歩いて  Beautiful superb view of Japan
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記事タイトル 大宮売神社・弥生時代から続く驚異のお社
概要

昨日は、石大明神への疑問から始まって、大宮売神社の社務所(展示室)に上がった所まででした。では、社務所で見た出土物の写真です。大宮売神社境内からは、弥生土器などの他、勾玉・臼玉・管玉などの玉類、滑石製の剣形製品、有孔円盤などが出土しています。京都国立博物館などに保管されているもの…… more の写真もありました。また下は、実用的ではなく、祭儀に用いられたと考えられるミニチュア土器類です。下の地図は、周辺部における考古資料の出土地です。ほとんど全域から大量の出土物があったことが分かります。展示室のあるこの社務所を建てた時、掘り返した敷地からは大量の土器片が出たそうです。宮司様もかなり拾ったそうで、その時の出土物は別の棚の中にぎっしりと詰め込まれていました。説明板や参拝のしおりによると、この地は弥生時代の頃、すでに渡来した人々の生活があり、祭祀呪術的な権力を持つ豪族の祭政の中心地だったそうです。それはまた、神社神道としての建物ができる以前に、すでにここで古代の祭祀が行われていたことになります。つまりこの神社は、弥生時代起源のお社なのです。社殿建立前の原始神道・自然神道から、現在の神社神道へ連綿と続く、我が国の信仰史を語る貴重なお社だと言えます。    ☆では、最初の疑問である石明神の正体は何なのか。宮司様によると、「山から石が流れてきた」という不思議な伝承があるそうです。あるいは「石が集まってきた」とも。この石明神についての研究結果を発表しようとした研究者もあったようですが、文献資料が一切ないため、結局は断念されたとのこと。ここでふと思ったのですが、石明神の現地案内板には、長い間に盛られていた土が流れて、と表現されています。しかし記録がないなら、元々どんな盛土がどのようにあったのか、正確に知ることはできないはずです。石棺の存在や出土物があってこその年代比定であり、後期古墳の石室という推測はいったい何を根拠としているのか疑問です。さらに、弥生時代からの伝統を誇る古社が、何ゆえ小さな後期古墳の残骸を御旅所にする必要があるのか?石明神は、大宮売神社の祭祀にかかわる古墳時代の重要人物の墓という意見もあるでしょう。しかし、この大宮売神社は、この地域の最も有力な権力者が祭祀した場です。ところが、同じ峰山町の赤坂今井墳丘墓は、東西35m、南北37.5m、高さ4mの日本最大級の弥生墳丘墓です。また湧田山古墳群には、全長100mの前方後円墳があります。そんな大きい古墳がたくさんある地域で、極めて小規模の古墳が、この地域で特筆すべき有力者の墓とは思えません。下は滋賀県の「弁慶の机石」です。考古学の常識で言えば、古墳の盛土が流され、露出した石室が崩壊したものと見るべきでしょう。しかしここは切り立った峠の上で、盛り土をするようなスペースは全くありません。最初から石組みだけとしか思えないのです。石明神に後期古墳の石室だという明確な物証がないのなら、祭祀目的の岩組みかもしれません。さあ、結局のところ石明神はなんだったのでしょうか・・・・?残念ながら、謎の解明には至りませんでした。  ☆先日記事にした、伊根の風景で特筆すべきことは、海なのに「波がない」という不思議な光景です。琵琶湖でさえ、ここよりはるかに波が大きいのですから。大宮売神社から数キロ東へ行けば、若狭湾が広がります。宮津市から舞鶴市にかけての海岸は、静かな天然の良港が多く、縄文人の航海の拠点としては最適でしょうね。そして外海の波が静かな時に沖合へ出れば、黒潮系の対馬海流が東への航海を容易にしてくれます。京都府舞鶴市の浦入遺跡群から1998年2月、約5300年前の丸木舟が発掘されました。幅約1m、船底の厚さ約7㎝、全長は約8メートルと推定される、同時代のものとしては最古、最大級の丸木舟です。その大きさから外海航海用とみられ、縄文時代からこの地域は海との関わりを持っていたと考えられています。さらにこの浦入遺跡からは、各地の縄文前期の土器が多数発見されており、当時相当広い範囲に渡って交流があったようです。また「快状耳飾」と呼ばれる大型の土製耳飾りは、中国江南の「中国・河 姆渡遺跡」との関連が指摘されるなど、大陸との交流の可能性も指摘されます。縄文時代でさえ交易圏がこれほど広いのなら、弥生時代に国際的な文化が花開いた地域であっても不思議はありません。実際、弥生・古墳時代の遺跡を通じて見られる鉄やガラスの製品は、この地方が大和政権に組み込まれるまで、独自の文化を持ちつつ大陸・半島 と密接な交流があった先進地域であったことを示しています。さらに秒速0.5m、丸一日で40㎞も北東へ流される黒潮系の対馬海流は、大陸や半島だけでなく、南洋や九州西岸の文化をこの地に運んできた可能性もあるでしょうね。古代における先進的な国際都市エリアといえば大げさですが、そんな地域で古くから祭祀の中心であった大宮売神社とその不思議な御旅所の存在は、我が国の伝統的な信仰とは何かを深く考えさせてくれる稀有の聖地でした。ここへ参拝した時、いつも大変お忙しい宮司様にお会いできたらラッキーです。ぜひ出土品等の資料を見せてもらってください。こんな展示物も。小野道風真筆と伝えられる扁額です。さらにいろいろな文化財。展示室は無料です。でもその分、せめてお賽銭でカバーしましょうね(^_^)/~家計と休日予定を何とかやり繰りし、各地を回っております。ネタも少なくなり、先行きが不安ですが、それぞれクリックしていただくとネタ集めの励みになりますのでよろしくお願いいたします。にほんブログ村にほんブログ村神社・仏閣ランキング close

大宮売神社・弥生時代から続く驚異のお社
サイト名 神秘と感動の絶景を探し歩いて  Beautiful superb view of Japan
タグ 神社 遺跡
投稿日時 2018-11-17 01:40:04

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