紫石の志賀理和気神社①の詳細

紫石の志賀理和気神社①
秩父・仙台まほろばの道
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記事タイトル 紫石の志賀理和気神社①
概要

紫波町由来の志波は、南部一宮の志賀理和気神社が由来でもあるのです。 これも「赤」が由来し、なぜ「紫」なのかを妄想してみると、 また、いろんなところに繋がってしまいました。 とぉーい。 本殿がみえない。 別称として「赤石神社」「浮島明神」ともいわれ、 日本最北端に位置する…… more 式内社との事。 ご祀神:経津主神 (フツヌシ)武甕槌神 (タケミカヅチ) 大己貴神 (オオナムチ)、少彦名神 (スクナヒコ) 保食神 (ウケモチ)猿田彦神 (さるちゃん)船霊神(ふなだまさま) と、勢ぞろい。 由来については、 ・桓武天皇の時代、(1200年前)に、坂上田村麻呂が香取・鹿島の大神を 勧請奉斎し、陸奥開拓や守護神として崇拝した古社である。 ・文徳天皇は当社に正五位下の神格を下賜された。 ・醍醐天皇の勅令を受け、全国の神社が延喜式神明帳に登載された。 その日本最北に位置し、古来より朝廷の尊崇する社として重んじられた。 ・前九年の役以降はこの地方を領地せる樋爪氏、南部氏を始め豪族豪商の 崇敬ことの他篤く、明治に郷社、更に大正には県社に列し現在は、 県神社指定の一級社である。 日詰桜町地区を氏子に県内外広く崇敬をあつめ霊験あらたかにして 広大無辺の神恩あまねく照り輝く大社である。 ということで、「和気」がついているので、 鹿島天足別(ワケ)神社(宮城県富谷町の大亀森)にも関連し、 塩釜神社もそうだし、石巻の日和山にも鹿島天足別命があり、 その山を「和邇山(ワニヤマ)」とも言った。 「赤石」の由来 『1573年の頃、斯波孫三郎詮直公が北上川で遊覧の折、 川底に赤石の大石をみて紫色の水波に漂うその美しさに感銘したという。 「けふよりは 紫波と名づけん この川の 石にうつ波 紫に似て」 この地方はこれまで子波、斯波、斯和、又は志和と地名の変遷をみているが、 以来、「紫波」と改まり当社もまた通称赤石大明神、赤石神社、赤石さんと 親しまれ今日に至った。』 紫色の石というのがどういうものかわかりませんが、 ここでも赤を重宝している。 「紫たなびく~」と読まれる和歌は多く、 そのような時に、何かが起こるパターン。 紫は冠位十二階でも最上の色とされる。 象頭山の石碑が。 月山麓にもあった金関連の神社も象頭山がありました。 さて、神社名と関連するか不明ですが、紫について妄想を。 赤染氏の話がありましたが、赤染めの赤は、「紅藍染(べにあいぞめ)」 の色だそうです。これは植物から色を染めている。 藍染というと、深い青色ですね。 紅藍染は、こちらの琉球藍がとてもきれいな色になっているので、 こちらを参考にしてみてください。 この色に近いものが、古来の日本に流通していた紫だと思います。 https://www.nakae-textile.com/products-%E8%A3%BD%E5%93%81/%E7%B4%85%E8%97%8D%E6%9F%93%E3%82%81/ 日本では藍染めが古くからの染織技術。 阿波が産地だったのです。(他、京都・大阪) 藍は植物からとりますが、西洋からもたらされた(地中海)は貝でした。 それが「貝紫」といい、「フェニキアの紫」と呼ばれていたのです! やっぱりここに繋がる。 「ロイヤルパープル」=王族の色。 ・・・バブルの色!笑 ジュリアナTOKYOの色なんだな。懐かしい~。あはは。 私はそこで踊ったことないけど、姉ちゃんはジュリアナとかマハラジャとか行ってたんだよな。 私にはバブルを思いだす昭和の色になっている~~(遠吠え) で、赤染氏がフェニキアをルーツとするのはその紫を知っていたからだと思います。 貝紫は、フェニキアのティルスという所で生産されていたそうです。 ティルスとは、レバノン杉があるところ!!いいね~。 この貝の染料はBC1600年からあり、地中海で染物をしていたのです。 「カエサルのマント」や「クレオパトラの旗艦の帆」が、この貝紫で 染められていたことがわかっています。 イエスに着せられていた布も、貝紫であったのでは?と言われる。 貝紫は、「力が宿る色」と言われ、 権力者が一般の人には使用を禁止していたもので、 ローマ人は貝紫の秘伝としていたが、製法を知らないので国産の 貝紫を試みても一度も成功できなかったという。 東アジアではほとんど広まらず、日本では吉野ヶ里遺跡で、 古代布に貝の色素が発見されたそうです。 ただ、それが貝紫だったかは不明ですが。 ということで、聖徳太子が紫を最高の色にしていたのは、 王族の色だったからです。 ちなみにフェニキア人は、アルファベットの元祖です。 線刻文字などでアルファベットの基礎を作った人で、 そのルーツは、ヒエログラフなのです。ヒエログラフ→アルファベット。 ※黄色がフェニキアの都市。赤はギリシャの都市。(Wikipedia) 元々、本人たちがフェニキアと呼んだわけではなく、 通商を目的として西方(ギリシア世界)にやってきた人々を、 「フェニキア人」というそうです。 赤や紫の染織が特産だったのが由来だそうです。 こういうところから、アトランティスを思います。 やっぱり繋がるものですね。 金に異常に執着していた人々は、アトランティスの末裔だと思いますが、 「滅ぼされた」という被害的な認識をずっと持ち続けているのかもしれません。 そう考えると、東北の志波彦命もこれに関連するものだと思います。 ちなみに、宮城県栗原にある志波姫神社には、木花開耶姫命を祀り、 元は伊豆野権現社といわれた。 境内には、足の神様もあったのですが、右側が「三峰神社」でした。 金に対して月なので、なんだか納得してしまいました。 志波姫神社境内にある三峰神社(右) 金田明神(無実の罪で処せられた山伏の碑) アトランティスの末裔が日本にきて、東北の金を求めたのは、 自然なことかもしれません。 赤は辰砂の赤(水銀)に由来するのですが、 「タリ(足)」という名がつく人に、韓国広足(からくにひろたり)という人がおり、 物部韓国ともいう。呪術者で役小角を師匠としていた人だった。 また、常世姫を祀る赤染氏ですが、「常世広足」という人もいる。 染織技術とは、いろんな鉱物の知識もあったと言われ、 エジプトのミイラなどの技術を考えれば、いろんな物質を調合していた イメージがある。それは、錬金術みたいなもので。 実際、水銀を飲んで亡くなっている秦の始皇帝がいたと考えれば、 不老不死の薬で、水銀を飲んでいたことはあり得ます。 それを飲むと毒なのですが、本来、解毒作用があったという。 即身仏が湯殿山の湯を飲むのは有名です。 よくわかりませんが、霊薬といって自ら飲むことで、自身の体を 賢者にするといった意味なんだと思います。 どんな覚醒かわかりませんが。 平和な覚醒がいいね、 赤染豊嶋という名前の人がいて、あの長屋王の宮殿の木簡に書かれた名前で、 長屋王の側近で、巫医(ふい)と言われたと。 長屋王が服毒自殺をしたのは、豊嶋が調合したかも知れない・・・ という話が、「民族学伝承ひろいあげ辞典」に書いてありました。 これは、自殺というより、霊薬をつくって飲んだと考えてしまいます。 賢者の石の石は、液体のことも石として扱われるというので、 液状のものだった可能性もあるのです。 -------------------------------------------- さて、話はエミシになりますが、 マロが生き生きしてくるような感じを受けるのは、志波城があった所であり、 これが紫にちなむものだと感じてます。 マロも西洋の海民だったかも? 『志波城は、平安時代初期、征夷大将軍・坂上田村麻呂が造営した古代城柵。 胆沢地方において蝦夷の首長アテルイを降伏させた翌年の延暦22年(803年)に、 北上川と雫石川合流地近くに造営された。 これにより、朝廷は律令制の支配を北上川北部にまで及ぼすことが可能となった。 志波城は、陸奥国最北の城柵であり、その平面規模は最大級であり、 事実上は朝廷の文武支配が及ぶ最前線基地としての機能を担ったと考えられる。』 もうひとつ気になる神社を見つけました。 後で知ったのですが、盛岡に「大宮神社」というのがありました。 『延暦年間(782-806年)、滝沢郷の高丸という者が朝命に背いたため、 桓武天皇の勅命により坂上田村麻呂が征討に向かい、同21年(802年)にこれを平定、 以後岩手郡中野郷に高見館を築いて本城とし、 次子綾田麿をこれに置くとともに、当地鎮護の神として 伊勢神宮の内外両宮の分霊を勧請したが、当神社はその外宮を「大宮豊受神社」 と称したのに始まると伝えられる。 また、平安時代に桓武天皇が造立を命じた陸奥国最北の城柵である 志波城の鬼門鎮護の神社でもあるという。鈴木氏が代々司る。』 鈴木家は、熊野もそうです。 穂積氏もからんできますが、ここでは割愛。 朝廷が日高見国まで征服した為、それを阻止していた高丸でしたが、 とうとう伊勢神宮の分霊を置かれます。 これは、どういう意図があったのでしょうか? 単純に征服したという意味ではないようですが。 あんまり伊勢神宮のことはわからないので、気になるところだけを妄想。 長くなりそうなので、マロが生き生きする理由を妄想したい。 私もしつこいのだ。笑 close

紫石の志賀理和気神社①
サイト名 秩父・仙台まほろばの道
タグ 東北地方の伝説(岩手県) 神社
投稿日時 2018-12-08 17:00:03

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