すっかり登場が一年に一度程度になってしまいました。ご無沙汰しております。STAFFです。本日はちょっと違ったお話しを。岐阜県郡上市白鳥長滝の白山神社。白山三禅定のひとつで、この時代の高僧、泰澄大師の開創で、岩屋寺に勅使を派遣された元正天皇が、開山にあたり仏像を奉納されたと伝わって…… more います。明治時代の廃仏毀釈で、白山神社と長瀧寺に分かれておりますが、元々は同じ敷地に神社と寺院が共栄している大きな大きな社寺でした。（白山中宮長瀧寺）岩屋寺に限らず、多くの社寺は歴史の中で火災や戦災に遭っており、なかなか記録が残っていないのが残念な所ですが、そんな中、白山神社（もしくは塔頭寺院）の【白山御参詣之帳】と言う、江戸時代、宝永年間（1704～）に書かれた書物の中に、なんと岩屋寺及び南知多町の記述が数多く出てきます。これは【白鳥町史】に記載されています。岐阜県の方であれば図書館に行けば多分置いてあります。（郷土史のコーナーです）内容は何月何日に、どこからどのような団体がお参りい来たのかが記録してあるものですが、正直、南知多からのお参り多すぎ（笑）おまけに今はありませんが、岩屋寺の塔頭寺院（お寺の敷地に建っている末寺）から先達に率いられてぞくぞくと参詣しています。そんなに男手が地元から出て良いのかと思うほどです。記録には、岩屋寺　橋之坊・杉之坊・中之坊・谷之坊が出てきます。ちなみにこの記録に記載されているお参りの方で、今の愛知県から来ている人達。ほぼ居ません（笑）他は殆ど岐阜県内の人です。岩屋寺の他に内海・古布などの地域の方や、岩屋寺にお手伝いに来て下さる内海の如意輪寺さんなどが記載されています。どうして南知多から白山神社まで、多くの方が参詣に行ったか？ですが、これはこれより少し前の岩屋寺住職であった豪潮律師の影響かと思われます。尾張徳川家からの要請で岩屋寺住職になった豪潮律師ですが、在任中に当時同じ天台宗であった白山中宮長瀧寺の大法要の導師を務めておられます。それにしても江戸時代の中でも、この頃がいかに良い時代だったとしても。随分とお金も掛かったと思われますが、それが可能なくらい裕福だったと言うことかもしれません。実は岩屋寺の宝物の中でも、その一端が分かる物があったりします。と、言うことで。そのうちに岩屋寺の宝物紹介が始まるかもしれません。と言うか、紹介予定ですが、果たして初回はいつになるのか？お楽しみに！！ close

岩屋寺と白山神社