椿大神社と須賀神社に秘められた 不思議で美しいカタチの謎の詳細

椿大神社と須賀神社に秘められた 不思議で美しいカタチの謎
神秘と感動の絶景を探し歩いて  Beautiful superb view of Japan
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記事タイトル 椿大神社と須賀神社に秘められた 不思議で美しいカタチの謎
概要

(昨日の続きです)これは、椿大神社の境内案内図です。昨日は土公神陵までだったので、これを見ながら、本殿まで進みます。昭和の昔は、参拝者の数も少なく、社務所でご神職にお話を聞く余裕がありました。しかしこの日は本殿参拝も行列で、巫女さんたちも忙しそうでした。三重県有数のパワースポット…… more として、有名になったことも原因のひとつなのでしょうか。その他の境内の様子です。さて、先ほどの境内図をもう一度ご覧ください。背後の神体山を見ると、短山国見岳と短山椿嶽の中央奥に、高山入道ヶ嶽がそびえる位置関係です。高山と短山(ひきやま)という言葉は、大祓詞(中臣祓詞)にも見られる祭祀的対語で、三つの神体山がセットとして認識されていることを示します。境内の案内板も同じように、三山が整然と美しく描かれていました。  ☆さて次は、井上香都羅氏が神山の法則性について描かれた図です。この図、椿大神社の神体山の図と似ていると思うのですが、どうでしょう?井上香都羅氏は「古代遺跡と神山紀行」~遺跡の本質・祖霊信仰・神山のルーツを訪ねてのなかで、驚くべき結論を提示されました。日本全国の縄文・旧石器遺跡500ヶ所と中国・韓国の古代遺跡を実地踏査すると、古代遺跡の正面には必ず三角形の神山、つまり形の良い神体山があることに気が付かれたのです。そして、「これは驚くべき発見で、現在も行われている神山信仰の起源が、はるかなはるかな旧石器時代に遡るものであることがわかってきたのだ。」と書かれています。中国や韓国の遺跡を含めての結論ですから、かなり説得力があります。井上香都羅氏は海上保安庁時代の巡視艇爆発で両脚切断。義足と松葉杖で全国の縄文・旧石器遺跡を調査された方です。中国や韓国を含めて数百箇所を、神体山という視点で見て回ることなど、誰も真似ができないし、検証も実質不可能です。当然、アマチュアの一仮説とされ、歴史学会の定説ではありません。悪く言えば無視です。私はこの説について、かなり重要な真理を含んでいると思います。以後このブログでは、三山が前後に並ぶ位置関係を、とりあえず「立体的三尊形式」と呼んで進めます。  ☆「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」とは、劇場版『踊る大捜査線』(THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間)のクライマックス、ついにブチ切れた青島俊作が偉い人たちに対して発した怒りのセリフでした。警察官になるとしたら、警視庁・警察庁のエリート幹部より、ショカツの青島巡査部長( 織田裕二)や和久さん( いかりや長介)のように生きたいと思われる方は、是非とも井上香都羅氏を応援しましょう(^_^)/~「それ、なんのこっちゃ、椿大神社とどーゆー関係やねん?」とつっこみが入りそうなので、次へ行きます。  ☆これは、以前の記事で出した写真です。高度差があまりなく、地味な山容ですが、よく見ると神体山のような山が三つ並んでいます。しかも両側の「短山」の間から、ひときわ大きい中央の「高山」が見える「立体的三尊形式」です。これはいったいどこからどこを見ている写真なのか?撮影場所は「卑弥呼の墓」とも言われる箸墓古墳です。ここから見る三山は、右から三輪山、巻向山、穴師山という、古代史上のそうそうたるビッグネームが並びます。≪参考≫ なぜここに卑弥呼の箸墓があるのか、その答えです!次にもう一ヶ所、古い例を出します。須我神社奥宮、「出雲の起源」ともよばれる八雲山です。この山には、「立体的三尊形式」の巨石(磐座)が古くから信仰されています。この八雲山、普通に登っても山容はよくわかりません。しかし、登り口の反対側から見ると、このように見えるのです。やはり「立体的三尊形式」です。日本古来の伝統が残る出雲、その中でも最古の部類かと思われる八雲山の磐座も神体山も「立体的三尊形式」であるという事実は、この様式が日本の原始信仰における重要な要素であることを示しています。  ☆さて、椿大神社の神体山に戻ります。本殿背後の三山が、「立体的三尊形式」であることを目視することは難しいようです。樹林に覆われ、上空がほとんど見えないからです。境内から離れると、三山のバランスが崩れて、やはり分かりにくくなります。ひょっとすると、御船の磐座あたりから眺めると、木々がなければきれいに見えるのかもしれません。いずれにしろ、神社としては神体山の配置について、伝統的に「立体的三尊形式」の形式であるとされてきたのは明らかです。では、山中に八雲山のような巨石や磐座があるのでしょうか。答えは、ある、です。険しい尾根に、不思議な岩々が存在しました。「鈴鹿山脈/登山日記  入道ヶ岳・磐座めぐり」よりお借りしましたこれら、人が作ったとは思えない巨大な岩が、実は不思議な法則で並んでいました。いったいどういうことなのか、それは後日改めて報告いたします。取材とネタに苦労しておりますが、三つクリックしていただくと大変励みになります。よろしくお願いいたします(^_^)/~にほんブログ村神社・仏閣ランキング close

椿大神社と須賀神社に秘められた 不思議で美しいカタチの謎
サイト名 神秘と感動の絶景を探し歩いて  Beautiful superb view of Japan
タグ 神体山 神社
投稿日時 2019-03-16 01:00:05

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