ふたつをひとつに@下鴨神社(1)の詳細

ふたつをひとつに@下鴨神社(1)
秩父・仙台まほろばの道
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記事タイトル ふたつをひとつに@下鴨神社(1)
概要

行ってみたかった下鴨神社。 京都には、上賀茂神社と下鴨神社があり、 賀茂と鴨と違う漢字で区別しているそうです。 藤原実方は上賀茂神社に祀られていますが(境内に) 下鴨の方へ行ってきました。 行く途中にマップを確認して感動した! 神社より感動したのは、下鴨神社が祀られている場所…… more 。 高野川と鴨川のY字型にある。 これは地球でいう子宮にあたる部分で、 2つの異なる流れから1つに合流する地点は、とても神聖な場所だったのです。 おそらく、これを人工的に行った治水技術者がいたと思い、 下鴨神社も治水神なのだな、と関心しました。 合流地点(↓) 女性性があがる場だったと思うので、 実際、参拝したら女性にご縁のある神社でした。 やはり川にあり、水にある。 とにかく京都は水が多い街でした。 鴨川の源流は、桟敷ケ岳(さじきがたけ)という山からで、 「サシキ」から桟敷になったそうです。 サシキとは、「焼畑」の意味です。 高野川 古来、山民が住んでいた場所であることを示し、 渡来した人が川の治水工事を行って、古くからあった下鴨神社に、 高野川と鴨川を合流するように人工的につくった五行説があるのだと思います。 これも稲作をする上で必要だったからですね。 高野川の源流は、京都左京区と滋賀県大津の境の峠より。 オオサンショウウオが棲む川と言われているので、とてもきれいな川なんですね。 秦氏は渡来人なので、先住民がいた所に稲をもたらした人で、 いろんな知識を植え付けてきた人でした。 その思想が、京都全体に貼り巡らされていますが、 こんなに秦氏の名が多いのも、ちょっと異常な感じもします。 平安遷都以前は、高野川は南側の方に流れていたそうで、 現在の位置とは異なる場所に流れていたそうです。 平安時代から、現在の位置に川が流れたようなので、 陰陽師など意図的なものを感じます。 下鴨神社の創建は、BC90年?!にはすでにあり、 縄文・弥生遺跡の住居跡が見つかっているそうです。 かなり古い神社の瑞垣が発掘されたそうで、 本殿は萱の家だったと想像されます。 --------------------------------------------- 参道入口には「糺の森」があり、 なかなかよい鎮守の森でした。 ご祭神は、 賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと) 西殿 玉依媛命(たまよりひめのみこと) 東殿 正式には「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」とよびます。 京都は鴨川を中心に町づくりがなされており、 鴨川の下流にまつられているお社というところから「下鴨(しもがも)さん」 とか「下鴨神社(しもがもじんじゃ)」と親しくよばれています。 東西の両本殿はともに国宝に指定されています。 下鴨神社のサイト https://www.shimogamo-jinja.or.jp/about/gosaisin/ ここから参道へ入ります。 世界文化遺産の碑。 入って左側に、水の祓えがありました。 「唐崎神社紅葉橋遥拝所」 祭神:瀬織津姫命 看板の説明が難しいのでパス。笑 後で斎王のことを書きます。 そういえば、賀茂神社は斎王ですね。 葵祭りが有名で、代々、斎王が御祓いとして行っていますが、 この後参拝する井上社の瀬織津姫とは同じ。 ※お祓いの図 京都で瀬織津姫の名を知るのは新鮮。 初めて瀬織津姫を知ったのは、早池峰山だったので、 私は早池峰の女性の講が広めた瀬織津姫崇拝の方が興味があります。 ここは、貴族の間で流行した水神(祓の神)といったものでしょう。 藤原実方が崇拝した荒魂が、ここにあったと思えば、 このような水の祓えをエミシの地で行いたく、罪を犯したと言われて、 陸奥へ左遷された巫女たちの都へのいろんな思いを感じます。 河合神社というのがありましたので、ちょっと参拝。 行ってみたら、若い女性がたくさんいました! シャモジ?のような鏡?をかたどった絵馬に、 化粧をして願い事をするようです。 美の神様と言われておりまして。 タマヨリヒメだから? ここは男性が来たら浮くね~。ワラ もうね、歳をとってくると健康祈願しかないわけよ~。笑 美とか、興味ない。 それより鴨長明が禰宜になりたかったけど、 なれなかったという説明にくいつく・・・。 風情のあるお社でした。 古来は、広い森が広がっていたようで、 その面影が残っています。 新緑の頃が、一番美しいでしょうね。 まだ葉がついてないので寒々としてますが、 さて、いよいよ本殿に入ります! が、次にします。。。 ------------------------------------------------ 余談ですが、今日は春分の日。 昨年と今年も、クリスタルボウルと謡ひ(アワ歌)を聞きに 名取熊野那智神社で癒されてきました。 おかげで京都旅が、ようやく終わりました。 クリスタルボウルと謡に癒されて、終わった後にぐわ~っと涙があふれて。 泣けました。よかった~。 すっかりガチガチだった体もほぐされて、 しばらく自分が自分でない状態は続きそうです。 2つを1つにするといったメッセージは何度か京都でもみてきました。 仙台に帰ってきて、ぽっかり心に穴があいたような寂しさがあり、 本当に鶴は帰ってしまったんだな、と思ったのです。 でも、東北へ戻ってくる自分がいる、という姿が特別に思えて、 また一人になった、という寂しさが投影されるのです。 喜ぶために、悲しむ。 それが私には一番、ふさわしい。 東北は本当に癒しの地ですね。 都から帰って来て、その力を受けて、共鳴して。 エミシの地は、優しく迎え入れてくれる所なのです。 だから、その悲しみを背負ってしまう。 みんなの悲しみを受けてしまうから、震災も受けてしまう。 「震災を忘れない」と、皆、言うけれど。 そういう地なのです。 close

ふたつをひとつに@下鴨神社(1)
サイト名 秩父・仙台まほろばの道
タグ 日記・エッセイ・コラム 神社
投稿日時 2019-03-21 19:00:03

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