ふたつをひとつに@下鴨神社(2)の詳細

ふたつをひとつに@下鴨神社(2)
秩父・仙台まほろばの道
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記事タイトル ふたつをひとつに@下鴨神社(2)
概要

河合神社からの参道は、長いですが、 木々が癒してくれます。 さざれ岩 その前に、「烏の縄手」というのがあり。 七不思議・・・看板の説明が光って読めない・・・笑 ナワテとは、細い(せまい)の意味らしく、 長い参道と狭い道?の意味らしい。 昔は、この森の間を分けて本殿にい…… more ったのかな? 本殿に向かうと、遠くからでもよくみえる立派な朱色~。 さて、入口手前に何かがある。 連理の賢木・縁結びの御神木。 ご縁を結ぶ「相生社」というのがありました。 ムスビの神で、二本の木が一本に結ばれたと伝わる不思議な木。 通常は、一本から二本にわかれますが、この木は一つになったそうです。 祭神は、神産巣日大神で、大阪にあるサムハラ神社の三社の一柱だそうです。 ・・・サムハラ~。 ここにも「ふたつにひとつ」があった。 古代史で思うならば、国津神と天津神がひとつになった。 元々「サシキ」という焼畑(サシ)の意味があったので、 鴨川の源流でもあり、ここは国津神の地だったと思うのです。 ところで、河合神社に祀られている玉依姫は、上賀茂神社では、 玉に依りつく巫女という解釈があるそうです。 下鴨神社は、神武天皇と繋げています。 鴨家(賀茂家)が、国津神であったのが、 ヤタガラスが紀州の熊野にて、神武天皇を迎えた話というのは、 賀茂家は、ヤタガラスとして天孫系に従えた方?と私はそうとらえてしまう。 国津神=アジスキタカヒコネは、鴨だから、こちらが国津神として 君臨していた大王だったとか? それが分断したことはないのでしょうか・・。 賀茂と鴨。 高鴨神社は、奈良県御所市にありますが、 いずれも賀茂神社の総本社です。 ご祭神は、アジスキタカヒコネ。 福島のツツコワケ神社で妄想してましたが。 「鳥」と名前をつけるのは、大鳥神社の話もそうで、 鳥はアジスキタカヒコネが本家というか、元祖、国津神な感じがする。 これが古来の太陽信仰、トベに繋がりませんかね~。 以前、妄想していたアジスキタカヒコネは、 後に、ヤマトタケルに祀られることになります。 それと同じで、本来は、国津神の大国主であったから、 エミシ征伐というのも、エミシは国津神の地であった為、 朝廷はそこに天津神をもってきただけの話であると。。。 東北では、物部氏と同じように、 秦氏もその名を残すことはありませんでした。 ただ、痕跡は残っています。 玉依姫は、宮城県では悪玉姫として伝承されています。 坂上田村麻呂の父親、刈田麻呂は悪玉姫と婚姻します。(マロ説もあり) 悪玉姫も「玉に依りつく姫」という巫女の意味があり、 賀茂家のいう玉依姫と同じでは? 悪玉姫とは、高貴な人には美しくみえ、 高貴ではない人は醜く見える。 刈田麻呂は高貴な人なので、美しかった悪玉姫に恋をする話。 悪玉姫は、都から左遷された巫女のように描かれています。 それは、悪玉姫=玉依姫である証拠として、 賀茂家が坂上家と婚姻を結んだことを、伝説として伝えているものでしょう。 悪玉姫伝承は、賀茂家がもたらしたのかもしれません。 東北地方は、熊野神社がとても多いので。 なぜか、橋を渡る手前の場所が、いいな~と思いました。 橋を渡ると、また池がある。 これが、その池ですね!? 『井上社 別名:御手洗社』 祭神:瀬織津姫命、 例祭:土用の丑の日 このお社は、「唐崎社」とよんだそうです。 賀茂斎院の御禊や解斎、関白賀茂詣の解除に参拝になった社。 元は、高野川と鴨川の合流視点に鎮座していたそうです。 やっぱり、Yのあの場所が聖地なんだわー。 「みたらし団子」がありますね。 それはこの池から由来するそうです。 『夏の風物詩、土用の丑の日に足つけ神事、 立秋の前夜の矢取の神事はともに有名である。 土用になれば御手洗池から清水が湧き出ることで七不思議の一つにも 挙げられ、池底から自然に吹き上がる水泡をかたどったのが、 みたらし団子の発祥と伝えられている。』 みたらし団子の4個と5個の間が隙間があいているのがあります。 それはこんな理由から。 『後醍醐天皇が参詣の際、御手洗池で水を掬おうとしたところ、 最初に泡が1つ浮かび、しばらく経ってから4つの泡が立て続けに浮かんだそうです。 それを人の五体に見立て、人形を模して作られたのが、 みたらし団子だといわれています。』 ※AERA.dotより やっぱり食べるんだな。 厄を落とすには、食べるしかないっ! --------------------------------------------------- さて、私はこの泡の話で、阿波忌部を思った。 これも教えてもらったのですが、「井上社」の井は、 井戸であるから、徳島が昔、倭国(イのクニ)と呼ばれたことは、 阿波古事記で書いてました。 猪ノ社→井ノ社。 猪と書かれた地名。なぜ猪なのかは、わかりません。 でも、今年1月の記事は、丸森町の大猪伝説で、 小野篁が大猪を退治した話でした。 静岡県に、泡を想像する飽波神社(あくなみ)というのがあります。 少名彦命と、ここでも瀬織津姫をお祀りしてます。 他、ヒルコとオシホミミ(ニニギ命)。 天降りた所に、瀬織津姫なのです。 これが泡の正体ではないでしょうか? 由来は、飽波の地名は、瀬戸川の伏流水が泉として沸く 「沸波」によるものだとする説がある。 当社の伝承として、病気に霊験のある泉の話があると。 というので、空海が好むような場所です。 それで思い出した。 愛媛県出身のanchanさんが帰省した時に、教えてもらったのが、 海水になぜか、そこだけ真水が湧きだす井戸があるんだと。 そのような場所には、弘法大師の清水とつける。 anchanさんからお借りした写真。ありがとう! 海の中からそこだけ真水が湧き出るってどういうことでしょうね? 四国だから、四国八十八箇所にリンクしているというのが、 ・・・空海らしいな~なんて思ったり。 阿武隈川は、アプスで「淡水」の意味がありました。 海から真水という飲める水に変えた治水神=空海と瀬織津姫?みたいな。 でも、そんな治水工事を邪魔するのは、岩にすむ猿でした。(東北の伝承より) 古来、海で湿地帯の環境があった所は、例えば、シジミがとれるとか。 アプスの淡水が入った前は、海でした。 そのような場所に縄文遺跡がありました。(宮城県の話) しかし、沼地では人が住めない。 渡来した人は定住する人たちなので、環境設備のために小川をひき、 井戸を作ったわけです。 国津神というのは、山岳民族で、山に暮らす人々、例えばサンカのように、 セブリ(テントみたいな)もので移住生活をしていたのだと思います。 泡から阿波へ。 ティアマトの海水から原初のアプスへ。 広大な妄想になりますね・・・。 言霊のアワですから。 生まれたら死ぬ。 水に生まれて、また水に流れる。 ということを考えると、悪玉姫の悪は、飽くでワッカ→アクとなり、 清水から由来すると思います。 ------------------------------------------- さて、三井神社がありましたが、中まで入れず。 諏訪神もいました。 祓戸大神がいますね。 賀茂斎院御歴代斎王神霊社御祭神! 有賀子内親王ほか三十五代斎王御神霊。 なんかすごいな~。 ヤタガラスがサッカーなので、ラグビーの神様?が。 ---------------------------------------------- またちょっと難しい話になって申し訳ないのですが、 これを書かないと次の神社に繋げられないのです・・・。 阿波忌部と繋がってしまうのですが、阿波国一宮の 大麻比古神社の主祭神は、天太玉命でしたが、 配祀神は、猿田彦大神を祀っているのでした! 『猿田彦大神は、昔大麻山の峯に鎮まり坐しが後世に至り 本社に合せ祀ると伝えられる。』と。 ある説では、猿田彦命が本来の神では?と。 今年、氏神のお天狗様のお祭り(猿田彦命)で、 大森さん(鹿沼)の精麻を微量ではありますが、 しめ縄のお飾をつくって飾りました。 考えてみれば、そこからもうすでに阿波忌部が始まっていたのかもしれない。 もう終わったと思ったのに。 まほろばブログは、先祖のルーツ探訪が目的で書き始めました。 鶴亀統べるは、猿田彦命を身近に感じたいと願った結果でした。。。 でも、猿ちゃんの正体はわかりませんが。 しかも、大和国一之宮大神神社社家である高宮家系を記した『三輪高宮家系図』 というのがあり、高宮家は三輪氏で事代主命の後裔だそうです。 この系図によると、親子二代の事代主命の存在を確認できるとの事で、 大国主命の子、都美波八重事代主命と、その子、天事代主籖入彦命とある。 そして、天事代主籖入彦命については、「大和国添上郡座率川阿波神是也」と 記されているとの事。 「率川阿波神是也」とは、藤原是公という人が(771年) 夢枕に現れた事代主の神託に従い、 その御霊を阿波国阿波郡から分祀し、大和国最古の事代主の神祀りになったと。 降りてきた御霊というのが、「狭井の御子神である」と言ったそうで、 狭井の神とは、三輪にある神のことで、大物主の荒魂のことです。 なので、阿波に祀られた神とは、事代主で、又名を「猿田彦命」と記してある。 また、狭井の「サイ」は、塞神のサイ神となり、道祖神の猿田彦とも繋がる。 「井」の漢字がつくように、これも井戸神で泉や水源。 泡の阿波です。それは、倭国(イ)国ではないか・・・と。 この霊水は、「薬水」と言われており、 『水そのものがすべてである』信仰なのです。 水の力はすごい!から、瀬織津姫の祓が必要なのですね。。。 妄想するに、水神=瀬織津姫=大物主(名を変えて事代主)=猿田彦命?と。 ・・・ほんまかいな。(関西弁がでる) といった史書があることは、これはこれでかなりグッときます。 ※空と風ブログ「日本を建国した大国主一族という名の阿波忌部」 を参考にさせて頂きました。(Rさん情報ありがとう) https://blogs.yahoo.co.jp/noranekoblues ということで、わけワカメ~、で混乱しておりますが、 これを踏まえて玉依姫を考えないと、次の『松尾大社』が、書けない。 なぜなら、下鴨神社に祀られている玉依姫が、 翌日行った松尾大社で繋がっていたのだから! 当然、京都ではそんなこと全く関心もなく、 純粋に観光していたので、帰ってきてから調べてみると、 面白い展開になってきた。 次は、松尾大社でやっと亀に出会った話を。 close

ふたつをひとつに@下鴨神社(2)
サイト名 秩父・仙台まほろばの道
タグ 日記・エッセイ・コラム 神社
投稿日時 2019-03-23 02:00:04

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