海民の松尾大社の詳細

海民の松尾大社
秩父・仙台まほろばの道
ページの情報
記事タイトル 海民の松尾大社
概要

いろいろ巡ってきた京都でしたが、 秦氏が祀ったと言われる神社を先に書いてしまいたいと思います。 そうでないと終わらない。笑 今回は、神社中心に巡ってみました。 お寺ばっかりだったので、京都の神社はどれも参拝したことなかったので、 新鮮でした。 2日目の朝は曇りで午前は雨だった…… more のですが、 午後は晴れて、なんとか天候は良かったです。 思ったより京都は寒かったです。 仙台と変わらないですね。 まだ桜が開花していないので、これからの京都は人混みがすごいのかな。 さて、宿近くの喫茶店でモーニングを頂く! こーいう朝の過ごし方をしてみたかった~。 コーヒーが美味しかったし。 素敵なお店でした。 電車で目的の松尾大社へ向かい、 その後、歩いて!渡月橋~嵐山へ行ってみました。 嵐山は若い時に行ってましたが、当時は、あまり観光客もいなかったので、 ゆっくり竹林をみられましたが、 今は外国人が多く、大変なことになってます。 疲れて途中で帰ってきました・・・。 新しいお店が増えたので、女性好みのお店もたくさんありましたが、 あまりにも観光しすぎていて、閑散としている所と、 集中して人が集まっている所が極端ではあります。 ----------------------------------------------- 松尾大社は嵐山にある神社ですが、 日本人しか来ないところで、(みな嵐山へいく) 観光する神社でもないので、おかげで、ゆっくり参拝できました。 鳥居に垂れ下がっている枯れた草みたいのは、榊で「脇勧請」というのだそうです。 榊の束は月々のでき具合を占った風習だそうです。 松尾大社が一番、良かった~。 社殿も落ち着いた雰囲気で。 印象としては、黄泉国ぽくて陰気なので、ほっとします。 鬼門なのか? 裏手の山にみえた岩が、とても気になり、 肝心の亀井戸があったことも全く気づかず。 見向きもせず・・・。 地図に記されてた。亀の井。 何も調べないで行く方が、先入観がないので良いのですが、 帰ってきてから、そんな所があったんだ~というのが多々あります。笑 ま、縁がなかったということで。あっさり。 裏手の山がとても気になったので、後で調べたら、その岩が磐座でした。 ------------------------------------------ 由来は、 『元来は松尾山(標高223メートル)に残る磐座での祭祀に始まるとされ、 大宝元年(701年)に文武天皇の勅命を賜わった秦忌寸都理(はたのいみきとり)が、 勧請して社殿を設けたといわれる。 その後も秦氏(はたうじ)により氏神として奉斎され、 平安京遷都後は東の賀茂神社(賀茂別雷神社・賀茂御祖神社)とともに 「東の厳神、西の猛霊」と並び称され、西の王城鎮護社に位置づけられた。 中世以降は酒の神としても信仰され、現在においても醸造家からの 信仰の篤い神社である。 』 酒樽 ご祭神は、大山咋神(おおやまぐいのかみ) 中津島姫命(なかつしまひめのみこと) - 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)の別名とする。 大山咋神は、大年神と天知迦流美豆比売(あめのかるみずひめ)の 間の子であると記されるほか、 比叡山の日吉大社(滋賀県大津市)の祭神と同じくする神であると。 日吉大社の使役は、猿。 猿田彦から猿になったような・・・。 磐座にいた猿ということは。。。 比叡山は平安京のために鬼門に置かれたらしく、 祇園も鬼門にあたると言われます。 三島大社の鬼門除けに、祇園社を置いた話があります。 ---------------------------------------------- 下鴨神社で、玉依姫を祀っていましたが、 ネットで調べると、玉依姫は2、3人と異なる祀り方をされている話が多いです。 難しいのでよくわかりませんが、気になるところです。 実は、この日の夜に、「弓矢のような矢とハート」の夢をみて、 ちょっとびっくりして目が覚めてしまいました。 イメージ図。こんなはっきりした弓矢でもなかったけど。 ハートの夢なんてみたことないっ。 はっきり赤っぽいハートがみえて、矢印のような感じでハートをさしている。 でも、キューピットみたいだけど、矢はハートに刺さっていなかったと思う。 射とめられては・・・ない。笑 で、なんとなく京都府の地図なのか、ハートがどこかの位置をさして いるような気もしてきて。(矢が矢印にもみえた) しかも、その夢になぜか、秩父の知人が登場し、 何かを言っているのですが、私が書いたブログがハートと矢だったから、 ちょっと何か騒いでいる感じ。(ここは覚えてない) その方は、武甲山に関係している人だったので、 武甲山と関係するのかもしれない、と思ったのです。 ハートは心なので、私の心と武甲山の何かが?玉依姫の弓矢伝承に 重なったのだと思います。 なので、猿田彦命が気になっていたのです。 なんとなく、秦氏に興味をもつのは、氏神と関係するからだと。 そう思いつつ、『猿田彦と秦氏の謎:清川理一郎著』を昔、読んだことがあり、 猿田彦は秦氏の王だった。という説だった。。。 大物主=猿田彦であれば。 して、武甲山には三輪信仰があったと思うので、やはり大物主(大国主)。 その武甲山を囲んで先祖が祀った猿田彦命と祇園の八坂神社。 サルタヒコとスサノオ。 ま、・・・武甲山はおいといて。 ------------------------------------------- そんな夢をみたよ、とRさんに話たら、 「丹塗矢」の話を教えてくれた! 矢といえば、丹塗矢というのがあると・・・。 そういえば! 丹塗矢(にぬりや)は三輪だった・・・。 で、これが松尾大社に祀られている玉依姫と関係し、丹塗矢伝承になっているのです。 大体、記紀では、大物主は丹塗矢に姿を変えて川を下り、三島溝咋耳の娘、 玉依姫と結ばれ、産まれた姫が初代神武天皇の妃となっている。 松尾大社の場合、 大物主―玉依姫(三島溝咋耳の娘)    ↓  子:神武天皇の妃=伊須気余理比賣(イスケヨリ姫) 三島溝咋耳とは、鴨家の系図によれば、鴨建角身命の別名とされる。 鴨建角身命=三島溝咋耳。 しかし、もうひとつ、『山城国風土記』によれば、 鴨建角身命(下鴨神社の神)の娘、玉依姫のもとへ、 火雷神の化身である丹塗矢が川を流れて下って結ばれ、 賀茂別雷命(上賀茂神社)を生んだとされる。 まとめると、 三島溝咋=鴨建角身命の娘、玉依姫は、 ①伊須気余理比賣 ②賀茂別雷命 を、それぞれ生んだことになっています。 それが丹塗矢伝承として語りつがれています。 松尾大社の大山咋神は、火雷神と同神なんだそうです。(山城国風土記) 雷と稲です。 これが、葛城と繋がる。 『三輪高宮家系図』では、 アジスキタカヒコネの別名を大山咋神と記しているのだそうです。 このように異なる神話が登場するのは、 母違いの兄弟、姉妹ということが考えられるそうです。 父親は同じなので母違いってことが重要? 国津神は母系社会、母の方の系譜を重視していたと思うので、 天津神(父系)が、その母系の血筋をほしがるのは当然なのかもしれない。 その母系というのが、ナグサトベが紀州にいたことと繋がり、 土蜘蛛の存在があった。 トベはトビであり、金鵄(きんけい)とも言われる。 阿波忌部の天日鷲は別名、金鵄。 ナガスネヒコは弓矢にとまった金鵄に目がくらんで降参したと。 仲介にトベが入ったことを示す話。 忌部とトベは繋がっている。 アジさんも「高」がつきますが、「高倉下」のように、 「高」、「鷹」や、土蜘蛛は消されたアジさんとも関係すると思います。 またそれは葛城王朝でしょう。して、鴨なのです。 それで、阿波忌部の天日鷲命は、「弓矢の神の血を引く人」と言われているのです。 大国主の別名が「天日鷲翔矢命」とも言われているのです。 でね、この弓矢に関わる人は、この後、訪れた所にも関係しているのですが、 それが大体、怨霊として封じされてしまった人たちではないか、と。 弓矢の人は、マタギの盤司・磐三郎もそうでした。 そういう人は、消えてしまいます。 松尾大社の場合は、亀を使役としているので、海民でしょう。 秦氏の前に、海民とよばれた海部氏や物部氏がいたと思います。 ウロボロスってこともあるね~。 亀=籠神社、鶴=伊雑宮、というのがありました。 籠神社は海部氏なので、物部氏とも関係あります。 亀は、秦氏ではなく、秦氏は白鳥や鷺、鶴などの白い鳥で表され、 亀は、海部氏など海の方になる。 しかし、物部氏も白鳥になっている。 海部氏、物部氏、秦氏が天と海の海女(女神)と繋げたのかもしれない。 鳥は空なので、天津神。 亀は海なので、海民の方の国津神。 その天と海を結ぶ中間の大地(中津国)というものが、 人類が生きる土地となり、 祓えとして神事に瀬織津姫を存在させたのだと思います。 それは大国主という大きな存在=ダイダラボッチ=猿田彦命が 君臨していた世界、という妄想。 しかし、自ら築いた国(クニ)を自ら祓っていることになる。 --------------------------------------- 詳しくわかりませんが、そんな自分なりの解釈が、 後に、自分の支えになっていくのです。私の場合、過去に生きるので。 ハートは心。それさえ描いていれば、世界は変わると思います。 人々の思想を恐れていた朝廷は、先住民の知識により自分たちの世界が 変わってしまうことです。 秦氏は、これからの世に恐怖を抱いていたのでは? その恐れは、自身が祀ってきた猿田彦の力だったのですが、 自分の中にある力に恐れをなし、自ら去ったのだと思います。 瀬織津姫が、祓戸神として組み込まれているのも、「織」があるように、 カカセオ(星神)と同じく、機織りの中にその力を押しこめた。 地球と厚い層で閉じられ、宇宙と繋がれなくなった。 私はそこに孤独を感じるから、猿田彦命に降りてもらわないと、 子供の頃にみたあの宇宙をまたみることができない。 瀬織津姫と空海が結びつけられるのは、そんな幻想的な宇宙を、 水に転写していたと思います。 最後に、ひとつ気になること。 境内に、「カズラ」があったように、「葛」となります。 これが葛城に繋がるものだと思うのですが、 「葛野郡の人 物集応永に秦忌寸の姓を賜わる」と記しているものがあります。 葛野というのは、松尾大社のあたり。 物集(もづ)という人が、秦姓にしたと言っているのですが、 物集は、「百舌鳥」とも書きます。 この百舌鳥は、河内国(大阪)にいた大鳥郡に住んでいた一族です。 三輪山の神、大物主の神託に従い太田田根子を呼んできたのですが、 太田田根子がいた場所が、この大鳥郡あたりに推定されると。 どうやら、太田田根子(オオタタネコ)がいた場所は、 和名抄でいう所の『日置郷』となる。 日置という地名は各地にあるのですが、埼玉県比企郡が日置部が由来ですが、 古来の太陽信仰と言われおり、「火起」という意味もあり、 古来産鉄族、アラハバキみたいな感じになってます。 比企郡は、高麗系渡来人がいたところで、 鍛冶技術集団の土蜘蛛伝承がありました。 銅鐸→鉄→治水工事といったように、大和にとって必要な技術をもっていたので、 派遣されたと言われています。 その土蜘蛛は、ホツマツタエでは、チベットの羌族(チャン族)=禹の故郷、 古代ユダヤとも言われる。 北関東には、群馬県にたくさんいました。(多胡碑)秩父にも。その人たちは「羽」がつく。 伊勢神宮には猿田彦がおり、その王として秦氏が猿田彦命を祀っていた?! ということもあり得る・・・らしい。 境内に祀られていた「衣手」という言葉から、(ころもて=袖の意味も) 気仙沼の氷上神社の「衣太手」(イタテ)神を思い出した。 同じ神かわかりませんが、漢字は同じなんだな。 氷上神社は、アイヌの神を祀っていたと言われます。 大国主の和魂にスサノオも。 この説明が、大国主の和魂が、大物主になったみたいですね。 一挙神は一言主みたいだ・・・。 「相生の松」とは、雌株から雄株の2本の松が寄りそうように生えること。 ここにも「ふたつにひとつ」 神社は縁結びにしたいから「ムスビ」の神がすべてだね。 地球上に存在するすべてと結ばれたければ、神社参拝はどこでもいいと思います。 ------------------------------------------------ ということで、秦氏が祀ってきた背景に、土蜘蛛なり古来製鉄民、 海民(物部氏たち)がいた所に、新羅人が入ってきた。 オリエンタルユダヤと白人系のユダヤが対立したかどうか。 高句麗と新羅の対立は、東北地方まで伝播する。 土蜘蛛の信仰も同じ太陽神であり、渡来人が天照大神として祀り、 「まつりごと」をするのは、土蜘蛛だったけど(国栖氏でもある) 後に秦氏(蘇我氏)、中臣氏が中心になって、物部氏が消えていったと思います。 裏手の山が気になりましたが、扉が閉まっていて裏山にいけず。 さて、こんなことを知ったところで、どうなるんでしょう? という、いつもの冷め具合が半端ないです。笑 ということで、京都でも海だった。 新しい人が登場、 とにかく、京都はやっぱりすごいから情報量がすごすぎて、 だんだん、ついていけなくなりました・・・。 東北のような「むか~し、むかしあるところに」っていう また~りな話じゃなくて、京都はキリキリしてる。 次は、松尾大社の近くにあった「月読神社」。 ほとんどの人が訪れないと思う神社。 ツクヨミというと、東北では月山だし。 月山は臥牛山(岡山県)と呼ばれているので、実は牛。 ここに海民の記憶がありました。 京都とは思えない寂しいお社でした・・・。 でも行ってよかった。 次は、ツクヨミさんへGO。 close

海民の松尾大社
サイト名 秩父・仙台まほろばの道
タグ 日記・エッセイ・コラム 神社
投稿日時 2019-03-24 15:00:03

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