松尾大社の月読神社の詳細

松尾大社の月読神社
秩父・仙台まほろばの道
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記事タイトル 松尾大社の月読神社
概要

さくっと書いておきます。 松尾大社から南へ(嵐山の反対方向)へ進むと、 月読神社があります。 この道は、鈴虫寺に至る道です。 『月読神社の由来は、壱岐氏によって壱岐島において 海上の神として奉斎された。 487年、阿閉臣事代が朝鮮半島に遣わされる際に、 壱岐で月読尊がよりつ…… more いて託宣をしたので、これを天皇に 奉上して山城国葛野郡荒樔田(あらすた)の地に創建。 856年に松尾山南麓の現在に地に移ったと伝えます。 境内は江戸時代に建てられた本殿、拝殿を中心に、 御舟社、聖徳太子などから構成されています。 月読神社が京都へもたらされるにあたっては渡来系氏族、 なかでも山城国と深く関係する秦氏が関わった可能性が強く、 古代京都の神祗信仰やまた渡来文化を考える上で重要な意味をもつ 神社であるといえます。』 こっちの方が重要みたいですね・・・。 看板にはちゃんと「秦」の名は記してあるし、 いたる所に秦の名があるのですが、歴史教科書には秦の名はありませんね? 秦に変わって聖徳太子や蘇我氏という名で残されているわけで。 ※聖徳太子社 「阿閉臣事代(あえのおみことしろ)」という人は、 任那(現在の韓国、南端)の地に赴くときに、月読命が降りてきたという。 松尾大社のそばに、「押見宿禰霊社遺跡碑」があります。 壱岐の県主の祖の押見宿祢(おしみのすくね、忍見宿祢)がお祀りして仕えた ために祀られています。 押見は「忍」という漢字を用いるので、 忍坂皇子が気になるのですが。 酒は坂でもあるというのは、秦氏が祀る神社にありました。 さて、押見宿禰は、子孫に「真根子」という太田田根子みたいな 名前の人がいます。「壱岐真根子」。 マネコさんは、古事記には記されていません。 松尾社家系図によれば、マネコさんの父は、雷大臣命で、 天児屋命(中臣氏系)の後裔だそうです。 中臣氏→竹内宿禰→壱岐氏。みたいな。 もう一人、壱岐で有名なのは一宮に鎮座する天手長男命。 天手長男神社は壱岐一宮ですが、『延喜式神名帳』によれば、 小社の「物部布都神社」を祀っています。 天手長男命については、以前かなり妄想してましたので、 割愛しますが、海洋民族の名前ということでしたが、 息長氏と関係してました。 天手力男は、天の岩戸でアマテラスが顔をのぞかせた時に、引きづりだした人。 その時、鏡を差しだしたのが、アマノコヤネ=『記紀』説。 と、布刀玉命(ふとだま)=『古語拾遺』説。 というのが、阿波忌部でありました。 阿波忌部は、布刀玉命の方。 物部氏と忌部とも関係ありそうなのですが、 忌部が指示しているのが布刀玉命の方で、 記紀には記されていない「高御産巣日神(タカミムスビ)の子」と言われる。 御舟社 竹内宿禰の系譜をもつのが、真根子だとしたら、 ここは、秦氏と壱岐氏の関係があったという事ですね。 しかし、三韓征伐に行ったのは、竹内宿禰ではなく、 「ウマシマジ」であると秋田物部氏は語る・・・。 妄想するに、中臣氏(藤原氏)は、アマノコヤネを系譜とする思兼命と、 忌部の高御産巣日神を系譜とする思兼命を、わけているのかもしれないですが。 なので、記紀に、 アジスキタカヒコネとそっくりな人が「ワカヒコ」という名で登場するのですが、 ワカヒコは、アマノコヤネの斎名。 アジスキタカヒコネを消して、ワカヒコ=アマノコヤネ(中臣氏)にしている。 それから鹿島神宮のタケミカヅチがエミシ征伐に向かうのです。 またこの月読神社にも、マネコさんは竹内宿禰にそっくりだったと。 竹内宿禰が狙われていると言った時に、 マネコさんはそっくりだったので、身代わりに自害したという話があります。 マネコさんも消えてしまった感じがします・・・。 和名抄では海部郷といわれている宗像市なので、 いろいろありそうな土地ですね。 陰陽石 で、四国の愛媛県にも宗像神社があり、古くは「上の宮大明神」 と言われ、二ギハヤヒとあわせて鹿屋野姫も祀られていた。 この月読神社は海洋民族の太陽信仰と月信仰があり、 以前、徳島の阿波の話で、豊国文字(神代文字)に、 ニニギ=天皇、ヒツキ=王権という意味でしたが、 ヒツキは、日月信仰もあると思います。 さくっと書けなかった・・・ ますます混乱。 ということで、松尾大社は、壱岐氏という海民の社として、 古くから治められていた所でした。 そこには、壱岐氏と同盟を結んでいた秦氏(弓月君)がいたので、 ユツキ→倒語のツキユミになったとも言われます。 弓月君や秦氏については、次に、 ディープな秦氏で書けたら、書いてみます。 とにかくマニアックな秦さんでしたが、 清めのご神水や、禊の池とか多くて! この日は雨だったので、余計に水ばっかりで体中が水だらけの感じがしてました。 松尾山 おまけ------------------------------ 嵐山~。 渡月橋。 ここも、秦氏が5世紀後半に堰をつくって灌漑用水を引いた と、伝わります。 かわいい道祖神 ※黒木鳥居 樹皮のついたままの鳥居のことで、 鳥居の形式では、原始的日本最古のものと。 「くぬき」を使用してましたが、今、入手困難とか。 こちらも四国の香川県高松市の鳥居なのです! 日本興業会社(株)からの寄進との事ですが、 しかも~、このくぬきは、剣山の山麓より切りだし、 防腐加工を施して奉製されたというのだ! ※野宮神社にて 四国は、意識が高い~。 コケがいい~。 さて、次は、一番行きたかった目的地へ。 もぐってきました。 つづく close

松尾大社の月読神社
サイト名 秩父・仙台まほろばの道
タグ 日記・エッセイ・コラム 神社
投稿日時 2019-03-25 02:40:03

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