鎮座地：宇都宮市徳次郎町主祭神：大己貴命・田心姫命・味耜高彦根命境内社：数社創建は宝亀９（778）年６月２０日、美濃国池田郷より関東に下向した藤原氏流源氏池田吉辰が、日光内鯨より外鯨邑千勝の森に大明神を勧請したのがはじまりとあるが、由緒書きでは日光二荒山神社を勧請したとある。享保…… more 5（1720）年、宗源宣正一位を賜り将軍が代々崇敬し、社領幣物を寄進した。ご神木の夫婦欅。二本とも樹齢約700年、高さは両方とも約40ｍで周囲は東が8ｍ、西が7．3ｍの巨木。この存在感・圧倒感が素晴らしい。日光街道を日光方面に向かうとイヤでも目に入る。社殿脇の神木。斜めになっている樹木の推定樹齢は300齢。鳥によって運ばれた種子が根付いたもので、国内でも非常に希少な樹木で、松や杉など数種類混ざっているとのこと。（樹木名はうろ覚え(^^;;）勝道上人の男体山登山成功は延暦元(787)年なので、日光二荒山神社の3柱はまだ存在していないはず。で、調べてみたところ、長野県に「千鹿頭神社」があり、これは諏訪大社に供える生贄の鹿を調達する神社であり、この智賀都神社も同じように、日光二荒の神々に生贄を調達する役割を担っていたのかもしれない。それを示すものとして「信州の諏訪、下野の宇都宮、狩りをむねとし、鹿鳥なんどたむく」（沙石集）にある。また、「日光二荒山神社の神が宇都宮に遷るときこの神社で休憩した。」と聞いた記憶がある。このとき3柱を祀ったのだろうか。近くには天正年間に新田徳次郎昌言が築城した徳次郎城が残る。また当地は刀鍛冶も行われており、「徳次郎刀」と呼ばれており、南北朝時代に相州宗勝一派等が名工と呼ばれ、優秀作は「徳次郎正宗」とも呼ばれていた。そこには「日光鍛冶」の存在と、採掘場が近郊にあったことが関係していると思われる。※徳次郎　とくじら・とくじろう　と読む。　　　 close

智賀都神社（宇都宮市）