秋田県大館市釈迦内。板子石バス停前。 案内板「唐糸姫伝説ゆかりの地 板子石神社」より…『鎌倉幕府執権北条時頼は諸国行脚の途中、津軽で愛妾唐糸の死に遭遇して深く悲しみ、現地でねんごろにとむらいました。鎌倉への帰途当地で初七日供養を済ませて乱川にかかる橋を渡ろうとすると、背中の笈…… more から遺髪が川に落ちて流れもせず、沈みもせずに漂うばかりでした。時頼には、姫の魂がこの地にとどまるかのように思われ、当社地に袖と遺髪を埋め、槻を植えました。時頼の詠んだ「いと恋しけふみちのくはるけきに物うきことの又いてはとは」から板子石の地名がついたと言われます。』 手水石。 北條時頼公東北巡脚の砌り、唐糸姫の遺髪を埋葬され、跡地に欅を植えたとの口伝が残っています…が！見渡す限り伝説の欅が見当たりません。そもそも御神木なるものもありません。 鑑幸伊藤先生之碑…『伊藤氏稱鑑幸號稱大乗至誠仕神好典籍能書而教授焉門徒感恩今茲建碑永為記念矣 明治三十三年庚子七月三十一日勅選議員従七位小野通亮撰』※内容は自信ありません。 石灯籠一対。 紀年銘は昭和10年6月12日かな…ギリギリ読み取れません。 狛犬一対（平成21年9月）。 御祭神は大山祇神。例祭日は9月11日。 代々観音様として千手観音を崇敬していましたが、明治6年以来、大山祇神を御祭神として現在に至っています。 拝殿内。神額「山神社」（昭和34年2月1日）。 欅が残っていた頃の写真がありました。平成3年かな。 狛犬もまだ先代のものですね。 『「いと恋しけふみちのくはるけきにものうきことの又いてはとは」弘長4年最明寺時頼　遠い昔北条時頼公が悲恋な最後を遂げた糸女を偲び植えられたつきの木であると伝えられている 金子健二謹書』 社殿前の欅の切株。大正7年頃までは欅の巨木が3本あり、老朽により2本が伐採され、昭和46年から最近までこの1本のみが残されていましたが、現在は1本も残されておらず、切株のみです。 切株の上にある木造の標柱には「唐糸姫由来ノ木2016」と彫られています。恐らく最後の1本は平成28年に伐採されたのでしょうね。 先代の狛犬一対。 仲良く寄り添っています。 観音社。 観音社内。 境内末社。 稲荷社。 山神社新築紀念碑（大正9年5月18日）。 close

山神社 （板子石神社 ／ 釈迦内）