久しぶりの参拝です。 フツフツと思ったことを書きます。 統合とは厳しいものです。 国道４号線は、昔の奥州街道で五街道のひとつ。 正式には、奥州道中というそうです。 道中には２７の宿場もあり、柴田郡では金ヶ瀬宿、大河原宿、 船迫宿、槻木宿があった為、このあたりは伝説が多いのです…… more 。 山形の笹谷街道が分岐しているのは、刈田郡の宮宿。 西へいくか北へいくか、その分岐にあたる刈田嶺神社なのです。 さて、大高山神社は金ヶ瀬にあるのですが、 神社については、聖徳太子の話で書いてましたので、割愛します。 今は散策するのによい季節ですね。  ４号線からはずれて住宅街を通り、いつもの駐車場（天狗遊森歩道）へ止めます。 天狗森という名に興味ありますが、森へいく遊歩道の入口がよくわかりません・・・。 以前、鷹の家紋をもつ菊池氏が、瀬織津姫信仰だったと聞いて、 それが『阿蘇津姫』のことなのですが、 ちょっと思うことがありました。 九州にいた菊池氏は、秋田・岩手などに移り住んでおり、 岩手県には菊池姓が多いそうです。 阿蘇津姫は、阿蘇山の火の女神といったようですが、 北九州の背振山（せぶりやま）と東北の北上山系は、 リニアコライダー候補地になっており、 瀬織津姫と阿蘇津姫という点が繋がっているなあと思うのです。 ※鉄鳥居 鉱物資源を破壊する者＝暴れる竜。 ヤマタノオロチを退治したスサノオは、櫛名田比売（クシナダヒメ） という天女のような力と共にあった。 昔は鉱物資源を破壊する者は、噴火や洪水による土砂災害などの自然災害でした。 しかし、今は、人間に変わっているから厄介です。 蚕影神社（こかげじんじゃ）　始めて来た時は、このお社の存在は知りませんでした。 もしかしたら、このお社が一番、重要かもしれません。 石碑があったけど読めない・・・。 天羽々斬から、新しい時代の産鉄族の時代が到来し草薙剣へ。 それから産業革命が始まり、ますます鉱物資源が掘り出される。 ホピの伝承には、鉱物資源はお母さんの内臓。 掘り出してはならないという戒めがある。  しかし、アメリカはウランを掘り出し、日本は原爆を落とされた。 大高山神社のこの絵（右）は、ヤマトタケルが熊襲を征伐した姿を彷彿する。 エミシも同じく。 阿蘇山では草部（くさかべ）が祭祀を務めて、 火祭りを行っていたそうです。 日＝火とされるが、私は火というのは、鳥が運んできた魂だと解釈しています。 命の火と思いたい。 ギリシャ神話に、人間に火をもたらすことを許さなかった神がいましたが、 人間は知恵をもつと悪事を働くと考えたからです。 西洋の神話に登場するその火は、「核」と解釈されている部分が多い。 ----------------------------------------------- 大分県に「鷹居神社（たかいじんじゃ）」というのがある。  仲哀天皇、神功皇后、応神天皇を祀る。 この神社は、宇佐八幡宮に関係するのですが、 「化粧井戸」の伝承があり、伝承の多くは、神功皇后のことをさすようだ。 その化粧池は、「隼人をなぐさめるため」にある霊水と伝わる。 ※熊襲と隼人は異なる民族との説 そして、岩手県伊手川にも化粧池があり、角掛森古墳跡にあった。 そこは菊池氏の邸宅だったのです。 大分県の鷹居神社の東側に、「凶首塚古墳」という名の隼人塚があり、 そこに化粧池があるのですが、 岩手県角掛森にも「人首川」が流れ化粧池がある。 大分県にいた菊池氏が、岩手県に来てもたらした伝承と考え、 その化粧池を「鏡」として映したのは、「佐用姫」です。 佐用姫は「ヒレ」を唱えた。 言霊の「ヒレ」です。 佐用姫が領巾を振って見送った山を「領巾振山（ひれふりやま）」という。 「ひれふり」は、背振山の振＝フル＝フルノミタマに、繋がる。 『言霊を振るう』の意味で、高千穂の奇振嶽（くしふるだけ）や石上神宮の布留の言本（ふるのこともと） 等に遺されているという。 奇振嶽のクシは、クシナダヒメのクシの事。 スサノオと始めた「事始め」。 阿蘇山の噴火は、その事始めを記す火＝阿蘇津姫のこと。 佐用姫伝承には、「鏡」とつく山名や地名がある。 背振山は、瀬織津姫に関係した山でしょう。 北上山系も同じく。 しかし、そのような場所には、破壊がつきまとう。 ------------------------------------------------- 世界中で起こる震災や噴火、ノートルダム大聖堂などのように、 大きな寺院の火災が発生すると、 昔は、神によって引き起こされており、 人はそれによって生かされているという考え方でした。 今は、そのような現象が起こると、あらかじめ計画されていた陰謀だという 情報が出回る。 震災も人工地震という言葉が乱用された。 たとえそれがある程度、証明されるものであっても、 それを促している力が働いているということは、 それも神の力であると言える。破壊神の姿。 今、人間による破壊の歴史が作られている。 神によってつくられた歴史ではなく、その世界によって生かされているのでもなく、 人間が自らの手で壊していく歴史を作っていることを、神も承諾しているという事を、 理解せねばならない。 神とは何か。 という論争になりそうですが、三種の神器に天皇へ奉納されるのに鏡は含まれない。 剣と勾玉のみ。 その鏡が、「カミ」の神だと私は思う。 映すのは神ではなく、自分の姿となる。 観音堂が並ぶが肝心の観音様のお顔がみえません～・・・。 はずかしがりや～。 ホピはなぜ日本人が世界を救うと予言したのだろうか。 陰謀論が成立するならば、日本人がホピの予言を証明せねばならない。 破壊神は、日本を味方しているのだろうか。  鉱物資源を破壊することが、人類のためという解釈が理解できない。 そのことについて誰も問わない世界に、鏡は何を写すのだろう。 ジャンヌダルクは、それで戦ってきたが、 もう戦う時ではなく、いかにそれを受け入れるかによる。 統合とは、厳しいものだ。 令和では、ちゃんと修復したい。妄想ですけど～ぉ。 そんなことを想う大高山神社でした。 蔵王山の碑。 ※神社裏手の山に、お地蔵様が安置されていました。   源氏との奥州征伐で多くの武将が亡くなっている場所なので、 ここも誰かが自害された場所なのだな、と直感的に思いました。   でも、あずま屋があり、花や苗木を植え、開かれた場所にしている心使いが、 この地で散った若い武士たちの鎮魂になっていると感じて、安堵しました。 おまけ-------------------------------------------- 香林寺にも寄ってみました。 大高山神社から徒歩１０分くらいの所。 『仙台北山の輪王寺の末寺として創建された。 この地域にあった太子庵、洞秀院が廃寺となったので、これらの寺宝が継承されている。 １１８９年、源頼朝が平泉の藤原泰衡を討伐した折、この地は伊達郡阿津賀志山の戦いで敗れた 平泉軍が敗走した地と言われている。 洞秀院は、平泉藤原方の武将、照井太郎高直の菩提寺だったが、廃寺となった為、 現在、香林寺に照井太郎高直夫妻の位牌が、継承されています。』 （※みちのく悠々漂雲の記より） お寺につくと、太鼓のような音が聞こえてきた。 地元の方の法要が始まったところで、その始まりの時間にお寺に到着したのです。 私はある方から、藤原秀衡（三代目奥州藤原氏）と縁があると言われたことがあるので、 毎年平泉参拝をし、金ヶ瀬を気にしている自分に、納得しました。 三十三観音堂。 藤原秀衡は、今でも藤原国衡のことを気にしている。 もし、国衡だったら、平泉は変わっていたでしょう。 う～ん、不思議なところにこの子がいたよ～。 はかなくも、山里の風景だけが残り、田植えの時期に備えて忙しく蛙が鳴いていました。 close

白鳥と鷹の令和＠大高山神社