以前予告した星谷寺（しょうこくじ）は、徳島県勝浦町星谷の山中にある、高野山真言宗の寺院です。本尊は十一面観音で、四国八十八箇所第19番札所立江寺の奥の院。現在は無住の寺院ですが、星の岩屋として知られています。勝浦川沿いに走る、県道２１２号線から細い道をたどるのですが、大きく迂回す…… more るやや広い道を選んでも、最後は一車線の狭い林道です。そこでは、下から汗をかいて登って来られるお遍路さんに時々すれ違います。何だか自分たちが傍若無人な都会人になったような気がして、心苦しい思いを持ちながらも、小さな駐車場に到着。参道を上ると、まさに神秘の絶景がありました。「裏見の滝（不動の滝）」の裏側には、祠があります。その昔、人々に災禍をなしていた悪星がありました。弘法大師空海が法力で地上に引き下ろしてこの岩屋に封じこめたところ、悪星が石と化したため、この石を祀ったといわれています。空海と星で思い出すのは、室戸岬の御厨人窟です。この洞窟から見える風景は空と海のみで、ここから「空海」の法名を得たとされ、また修行の最中に明星が口に飛び込み、この時に悟りが開けたと伝えられています。御厨人窟では明星、そしてここ星の岩屋では悪星。落ちてくる星とは、隕石なのでしょうか？(続く)取材とネタに苦労しておりますが、三つクリックしていただくと大変励みになります。よろしくお願いいたします(^_^)/~にほんブログ村神社・仏閣ランキング close

星谷寺(星の岩屋)の絶景・空海が落とした悪星とは？