出雲大社と言っても境内はマッコト広ぉ～ござんすぅ。本殿の参拝をすませ。右周りに若いカップルについているおっちゃんガイドにつかず離れず。何食わぬふりしてついて行くと。丁度本殿の真裏に当たる場所に本殿より高い所に厳かなお社。これが素鵞の社（そがのやしろ）。何でも出雲大社で最もパワ…… more ーのある場所とか。そう言えば以前来た時フツゥ～に参拝して立ち去った覚えが・・・。この場所こそが大国主命の父素戔嗚尊（すさのおのみこと）が祀られている所。あの神話の大スターヤマタノオロチの主役でんがなぁ～。こんな所においででしたかぁ～。知ってる人には知ってて当然なんやろぉけども。無知なパンピーにはビックリ。大国さんのお父ちゃんかいなぁ～ってなもんですわぁ。まさに神話の世界にドップリ。何でもお社は大国主命を祀る本殿よりも質素なれど。本殿よりも高い場所にて我が子を見守る様に本殿の真裏に建てられてるとか。そぉ言えば素戔嗚尊にはあのお姉ちゃん天照大神がいましたなぁ。　　　太陽を司る神。高校の日本史の教科書の初めに「昔女性は太陽であった」。みたいな事が書いてあったけどまさにこの事よねぇ。天照大神は伊勢神宮にお祀りされてますよね～。ヤンチャな元気坊主だった素戔嗚尊。お姉ちゃんを怒らせて伊勢の二見浦の天岩戸に隠れちまう。ヤマタノオロチの中でもオバサンなり覚えてるぅ。その昔オバサンが子供の頃夏休みなんかに毎日テレビで放送されてたから。その中に登場する女子…あれが奇稲田姫（くしなだひめ）やったんやぁ。大国主命のお母ちゃんやなぁ。スサノオノミコトは大事なクシナダ姫を櫛に変え自分の身に着け大蛇をやっつけた。神話ではそぉあるけどオバサンもガキンチョやったんでその辺りはよぉ覚えとらん。酒樽をいたる所に置き大蛇が酒で酔っ払った所を退治したって事は覚えてる。ほいで大蛇を退治した後。修羅場と化した場所がみるみる極楽の様な草花に代わっておしまいって感じやったと思う。話変わって天の岩戸に隠れたお姉ちゃん。天照大神の事なんやけどぉ。伊勢神宮と言えば皇室ご用達ですわなぁ。何でも天照大神は太陽神だけじゃなくて養蚕（ようさん）の神様でもあるそうな。蚕さんを育てて糸を取る絹糸ですやん。だぁ～から皇后さまは蚕を育てるのかぁ～とここで大いに関心と感動。観光ガイドのおっちゃんが言うにはこの素鵞の社の裏に注目だそうで。裏ぁ…？？？何があんねん。右周りでお社を回り込むと縁の下に大量の砂。何やねぇ～～～～ん？？？この砂？？？と思ってる先に知る人ぞ知る方々が何やら砂を戻して他の砂を入れてるやないのぉ。おっちゃんガイドが言うには。稲佐の浜で取った砂をここに持って来て。その砂と素戔の社の砂と交換するんやそうな。その砂を持ち帰り家の四隅を置く事で守った頂けるんやってさぁ。おっちゃんガイドの説明にへぇ～ってカップル。その後ろでへぇ～～～～ってオバサン。続いてお社の真裏の山の岩。　　まさにこの山八雲山（やくもさん）こそが全ての御神体なんだとぉ。最もパワーみなぎる場所だそうでぇ。自信満々のおっちゃんガイド。触って願い事をすれば必ずかないます…ホンマかいなぁ。おっちゃん！安っぽい宗教団体の勧誘みたいやでぇ～。なぁ～んて思いつつもチャッカリしっかり。岩肌に両手を置いてお願い事をたんまりしてもぉたぁ。この八雲山は禁足地。今なお誰も入ってはならぬ神聖なお山だそうな。大黒様が西を向いていると言うのはヒョっとするとこの事かもなぁ。御神山に背を向けらんないわぁ～お父ちゃんもいるしぃ～。みたいな事から西向いてんのかなぁ～みたいなオバサンの私感やけど。所で稲佐の浜って何処やねぇ～ン。何でも出雲大社から西の方に1キロ程いった所にあるらしい。何でなん？何で稲佐の浜なん？年に1度の八百万の神大集合の際。海の彼方からこの稲佐の浜にお着きになるんだとぉ。毎年旧暦の10月の夜。神無月の月にここだけ神在月となり。神迎の神事が行われる場所。そのパワーの浜辺の砂を取って素戔の社に収める訳さぁ。イヤ～まだまだ出雲大社には神話にまつわるお社も沢山あって。とてもや無いけど十分に1日はかかりそぉやぁ～。ワタシャほんまに上部だけサラッと分かったくらい。何度も来るのにここに来てやっとかい～って気もするけど。今回は結構ゆっくり回った方だから。これはコレで良しとしましょうかねぇ。 close

出雲大社・素鵞の社