秋葉山の8合目まで登ってきました。＼( 'ω')／秋葉寺　（秋葉三尺坊大権現）です。秋葉山は養老二年（718）に行基が開いたとされていて、初めは大登山霊雲院と呼ばれていたそうです。本尊は伝行基作・聖観音像。弘仁年間（810～823）に嵯峨天皇の勅願により七堂伽藍が建立され、秋葉山…… more 秋葉寺と改称。秋葉山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神として秋葉権現（あきはごんげん）とも呼ばれます。秋葉権現の由来、縁起については諸説あるそうです。1.　秋葉山の古来からの土着神、山岳神2.　三尺坊という修験者の神格化（秋葉三尺坊権現）3.　一体となったもの東京の秋葉原という地名も、こちらの秋葉信仰が由来ということです。それを知って、最初は、なかなか土地のイメージと結びつかなかったけれど山登りを繰り返しているうちに、日本の山々には修験道の幅広いネットワークが張り巡らされていると知りました。いろんなカラーを感じ取れますよね。本尊は聖観音ということで、こちらの像も、そうなのでしょうか。蓮の花を持っていないから、違う観音さまなのかもしれないけど、現代的で好きなお顔立ちです。大慈の観音として地獄道を化益するという聖観音。衆生の救済のために、人間界に近い菩薩の身となったそうです。 古い寺の中で、黄金の輝きを纏う観音様でした。大黒天と書かれているのでこちらはきっと大己貴命。涼しい風が吹いてきました。8合目で、ちょっと一息。ここから頂上の上社を目指して、さらに登っていきます。信州に向けて、塩が運ばれていく重要なルートだったという秋葉山。今はちょっと寂しい古道と化しているようですがかつては主要な生活ルートとして発展していたことを思うと、昔の人たちは、ほんとうに健脚で達者に生きてきたんだと思います。頂上付近に来ると、立派な杉の木とたくさん出会いました。さて、8合目の秋葉寺を後にして、これからいよいよ頂上の秋葉神社・上社を目指して登って行きます。 close

遠州・浜松の旅 part.4　秋葉寺　（秋葉三尺坊大権現）