鎮座地：諏訪郡下諏訪町御祭神：健御名方神・八坂刀売神配　神：八重事代主神境内社：多数下社は春宮と秋宮からなり、２月と８月に御霊代（依り代）が両社間を遷座する。春宮は毎年２月から７月に祭神が祀られるため、春宮と呼ばれている。秋宮は８月から翌年１月に祭神が祀られるため、秋宮と呼ばれる…… more 。本殿はなく拝殿奥の宝殿、さらにその奥の御神座（相殿とも）と呼ばれ、御神木を祀る最も神聖な場所である。上社の神体山に対し下社では御神木を御神体としており、古代祭祀の形態を残している。両社とも南側が拓けており、古くから農耕が盛んな地域であり、上社の狩猟民的な性格に対し、下社は農耕民族的な性格を有している。下社神事の「筒粥神事」もその年の農作物の収穫を占う神事である。春秋宮の建替が諏訪藩によって計画されたとき、同じ絵図面が与えられたと見られ、大きさ以外は構造が全く同じで、両社の建築は彫刻において技が競われていた。春宮は安永９年（1780）、秋宮は安永１０年（1781）に竣工した。【春宮】毎年２月～７月に祭神が祀られている。社殿３棟が国の重要文化財に指定されている。境内の西には砥川が流れており、中州の浮島はどんな大水になろうとも流されないとされており、浮島に鎮座する浮島社は清め祓いの神を祀っており、６月の大祓式、夏越祓はここで行われる。また、御射山祭に向かう鎌倉武士は、この川で潔斎し山に登り祭に参加していた。なお、この浮島の奥に「万治の石仏」がある。社頭から伸びる参道はかつて春宮専用の道路であり、流鏑馬を行っていた馬場でもあった。途中の御手洗川に架かる下馬橋は室町時代に建立されたもので、建築様式は鎌倉時代のもの。元文年間（1730～）に修築されたが、下社では最古の建築物であり、遷座祭の折この橋を渡る。また、境内の筒粥殿において毎年１月１４日の夜から１５日の明け方にかけて筒粥神事が執り行われる。これは毎年メディアにより報道されているのでご存じの方も多いと思われる。以前は上社でも行われていたが、現在は下社のみで行っている。神楽殿筒粥殿御柱春宮の下馬橋の写真を撮るのを忘れていた…。鳥居を潜った瞬間に空気が変わったのを感じた。早朝参拝は実に清々しい。春宮からほど近い万治の石仏にも感動。前に訪れたとき寄れなかったから、うれしさ倍増。万治の石仏　→　諏訪大社上社本宮　→　諏訪大社上社前宮 close

諏訪大社下社春宮（下諏訪町）