石巻の羽黒山鳥屋神社と田道将軍の詳細

石巻の羽黒山鳥屋神社と田道将軍
秩父・仙台まほろばの道
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記事タイトル 石巻の羽黒山鳥屋神社と田道将軍
概要

初めてひとりで石巻までドライブしてきました。  「はじめてのおつかい」みたいな感じで、 大丈夫かな、という不安が。笑 石巻方面は震災の被害が大きかったこともあり、 海側はまだ工事中のところが多く、 トラックも多いから運転がちょっと怖いのです。 ずっと一人で行くことを避けていた石巻…… more なのですが、 全然、問題なかったよー(そりゃそうだ) 成長したな~。笑 でもちょっと震災のトラウマがあり、 海側を走るのは、やっぱり怖いですね。  あの映像がフラッシュバックするんです。 コンクリートの壁をみると、黒い波の映像を思い出してしまう。 私は津波被害にあっていないのですが、実際、ここで起こったんだな、と思うと やっぱり怖いものです。 近くに住まわれてる方が不安になる気持がわかります。 県南を走っている時もそうですが、「津波到達区域」の看板が 特に目立つんですね。 津波が一瞬よぎるので、 少し時間かかっても海側は走らないことにしてます。 なのに、帰りは近道して海側を走とったわ。。。 石巻はほとんど探訪していないので、これから石巻探訪をしようかな、 と思うようになりました。 この前、マップをみていたら、「羽黒山」という名の公園を発見。 そこに神社がまつられていることを知り、その名前から、 こりゃ、角田の鳥屋嶺神社と同じではないの!? と、思い、 早速行ってみました。 小高い山があり、その山頂に祀られている「鳥屋神社」なのですが、  「鰐山(わにやま)」ともいうのです。 ああ、そうだった。 和邇氏だった。 日和山にいた葛西氏の時に、妄想した話しです。 由来--------------------------------------- 『鳥屋神社は、仁徳天皇五十五年東夷御征討の折り、 伊勢神宮内宮末社猿田彦大神に御勅願あり、 無事、東奥伊寺之水門鳥屋岬に着船し、  官軍、しばしば利あり、因って当地に祀ったという。 山下町にある鳥屋崎神社とともに、 式内社・鳥屋神社の論社の一つである古社。 一説には、山下町にある鳥屋崎神社が当社の奥宮であるという。  後、文治二年(1186)藤原秀衡が羽州羽黒山より 分霊し羽黒神社を勧請した。 境内には幾つかの境内社があり、 参道の脇にも、それらしき祠もある。  『平成祭データ』には、境内社として 八幡神社、水神宮、大井戸神社の名前が載っている。  本社社殿の右手に鳥居が建っており 扁額に「水神宮 龍神宮」と刻まれていて 石祠が並んでいたが、 これが縦に並んでいて面白い。  他所ではあまり見ない配置だ。』 ※玄松子より ということなのですが、入口にあった龍の頭が崩れてました・・・ 地震で壊れたままなのでしょうか。  ちょっとねぇ。 切ない気持になります。 鳥屋の「トヤ」と、羽黒山の二つが成立しているとの事。 1186年に、藤原秀衡が羽黒山よりご分霊を勧請されたと言われ、 羽黒大権現を祀っていると。 (倒れたまま) 「伊寺之水門」とは、上毛野田道が蝦夷により征伐されたのが、 石巻で「蛇田」という地名があるように、このあたりとされている。 田道将軍の墓をほったら大蛇がたくさん出て来て、エミシはその怨霊をうけた。 という話しになっていました。 八幡神社 ---------------------------------------- ところで、石巻の巻は「龍巻(たつまき)」の巻かもしれない。  牧山は、元は、「龍巻山」と呼ばれていたのですが、龍をとって巻山になったという話。 巻山→牧山。 他にも、「伊寺の牧」から、「いじのマギ」という濁りがあった説もあります。 ところで、龍と出くわすことが多いです。シンクロが多いんですが。 何かあるんだろう、と思っていたところで、石巻探訪にエンジンかかったので、 やっぱり龍なのかもしれない。 ですが、さっぱりわかりませんけど、国津神=龍・蛇信仰という単純ですけど、 そんな図式なのかな? 石巻は、巻きあがるところなのでしょう・・・。 いろんな部分で、巻いたり、巻かれたり。 巻かれる方が強い場所の印象があります。 巻かれたら、巻かれっぱなしになりそうなほど、強いイメージがあるので、 抽象的ですが、石巻は一人で行くのに勇気がいるという事も確かにありました。 でも昨年、主人と行った時より、ずっと良くなっているというか、 天気も良かったからか、明るい感じがしました。 こんなに動きやすくなるとは思わなかったです! ようやく石巻が身近に感じられるようになりました。 さて、由来にあるように、「猿田彦大神」という点で、 角田の鳥屋嶺神社と同じ、と思うのです。 和邇氏は、ヒタカミをめざして阿武隈川から上陸したと思います。 岩沼~名取までいって、多賀城から北上川にそって石巻方面へ。 まず、角田の鳥屋嶺神社(とやみね)ですが、 伊具の古代史によれば、鳥屋嶺神社が阿武隈川のそばにあります。 ※角田の鳥屋嶺神社 中央に、ウガヤフキアエズ、左:猿田彦命 右:ウカノミタマ。 の三神を祀っていました。 阿武隈川に上陸したニニギを先導する猿田彦命としているので、 鳥屋嶺神社も猿田彦命を祀っています。 角田には、ニニギを祀る熱日高彦神社がありますので。  同じく、鹿島神、香取神もあります。 石巻にも日和山に、鹿島御児神社を祀っているので、 石巻と角田は、同じ豪族(和邇氏)がいたと思います。 おそらく、斗蔵山が本来、国津神(妙見信仰)であったと思われるので、 海側には天津神のニニギを祀るようにしたのだと思います。 鳥屋嶺神社(とやみね)の鳥は、トリではなく、本来は烏(う)の方でしょう。 鵜戸神社のウド。 または、「カラス」の「う」 なので、石巻の羽黒山の鳥屋神社も「烏」の方だと思います。 ウガヤフキアエズだから、「鵜戸」なのですが、 巻はウガヤのように、蛇が巻いているのだから、石巻なんだと思います。 鵜戸神社は天孫降臨の舞台となっている日向(宮崎県)にあり、 由来は、ウガヤフキアエズが出産した所で、 豊玉姫の産屋があったと伝わる。 産屋から、真野の萱にも繋がります。 しかし、これは開拓の歴史を伝えるものでしょう。  おそらく、「沼」の地形があった場所に、「うとう」という名をもたらして いるのだと思います。 青森県のウトウ神社の由来を読むとわかります。 その沼地というのは、開拓にあったと思います。 ※田道将軍 石巻に上毛田道に関連する伊寺之水門というのも、ウカノミタマに関係するようです。 亘理町に、「石間稲荷神社」があり、同じく祭神は、宇加之御魂神(うかのみたま)です。 ここにも「伊寺之水門」伝承があるのです。 『797年征夷大将軍となった坂上田村麻呂が蝦夷征伐の折り、 この地で討伐の犠牲になった先人の将軍上毛野田道(第十代崇神天皇の皇孫) をはじめ、 土地の豪族や住民達の弔意のために、伊治水門(石間山) に石合稲荷(現在の石間稲荷神社)を勧請(神様の分霊を祀る)し、   椿山に観音堂を祀り、その後神社境内に移転。 武運長久や開拓の安全を祈願したと 伝えられています。』 ※石間稲荷神社 遺跡があったところで、角田の鳥屋嶺神社も縄文遺跡があります。 海民は渡来して川を下って上陸。 東北地方の開拓を早くにおこなってきた豪族では、上毛野氏とされます。(出雲の後) 上毛野は下毛野とあるように北関東地方です。  ※千葉県にも伊寺之水門説があり。 県南に多い前方後円墳なり、円墳は、当時開拓にきた 上毛野氏に関係する豪族たちなのではないか、と思います。 あと多氏ね~。 田道将軍が眉間(みけん)に矢を射られて亡くなった為と伝わるのですが、 平将門も、こめかみが弱いという。 これは、「弟三の目」といわれる松果体のことを差すのです。 (眉間の奥にある部分は松果体) 覚醒なり、超能力的な精神を失ったという意味で、殺された意味ではないでしょう。  石巻の「蛇田」は、田道将軍が矢を射られて亡くなったという話しなので、 角田~亘理~石巻という道が、田道将軍の痕跡を伝えているようです。 亘理町など当時は、弥生時代頃から古くはすぐ側まで海があり、  葦の湿原が広がっていたそうです。  ヨシという和名があり、「豊葦原国」とよばれていました。   馬人が隠れるくらいの生い茂る葦の湿原のことで、平安時代までは、  西の方ではアシとよばれました。 しかし、アシが悪しを想像させるため、良しのヨシに変化したそうです。   葦の湿原は、浄化作用があると聞いた事がある。 北上川も湿地帯が広がっていたので、同じような伝承があるのです。 ちなみに、角田に「高魂神社」がありますが、 こちらも、ウガヤを祀っています。 ※角田:高魂神社 御祭神として高皇産霊尊・天津日髙日子波瀲建?草葺不合尊 (ウガヤフキアエズ)、神日本磐余彦尊・玉依姫命。 神社正面には、山元町の「深山」があるので、 三輪信仰があったと思います。 深山「みやま」と読まして、三輪山=みわ。 なので、蛇なんだと思います。  地球のクンダリーニは、たくさんあるという事。 牧山も三輪信仰があったのかどうかわかりませんが、 それにしても坂上田村麻呂伝承がとても多い所ですね。 柵を設けられたエミシ征伐の最前線ですから。 田道将軍は、青森県の「猿賀神社」に祀られています。  同じく、ウケモチ(保食神)も祀っています。 ハイヌヴェレみたいなんですよね。 ----------------------------------------- もうちょっと続けますが、猿賀神社の由来より、田道将軍は、秋田県鹿角の猿賀で没したので、 奉られたそうです。  そういえば、秋田県鹿角へ行った時に、猿賀神社のことをちょっと書いてました。 『上毛野田道将軍を祀っている神社で、猿田彦神がご祭神。   青森県の大社、猿賀神社は、この鹿角からご神体が流れついたものを 祀ったとも伝えられている。』 ご神体が鹿角から青森県の猿賀神社へ流れついた? 鹿角は、大湯環状列石が近くにある場所です。 ※ストーンサークル むむー、 「龍の復活」というタイトルで、十和田湖へ行っていた話しでした。 八郎太郎の伝承。 八郎太郎は、夏の陽を司る。  辰子姫は、冬の陰を司る。 やっぱり石巻になると、過ぎ越という儀式がリンクしてしまいます。  「ペサハ」とよぶ。 春分の日に沈む山が、茂谷山なのです。  これが、ペサハの由来なのでは? 神聖な意味があっての山なんですね。 上毛野田道=蛇=春分の日(マヤのピラミッドに現れる蛇) ということは、田道将軍はエジプシャンのように、 田道将軍の霊(魂)を復活させる意図があったのかもしれない。 そのため、エミシが墓を荒らしたという話になっている。 荒らしたのではなく、復活祭だったら? そのような話をつくったのが、和邇氏だったりして。妄想。 上毛野氏は、荒田別という人物の遠祖とされ、新羅の珍物について 朝鮮へいった人です。  荒田別は、百済に派遣され、王仁(ワニ)を連れて帰って来た人なんです。 王仁=和邇だったので、涌谷町の金がとれた話しも百済ですから、 ここから繋がっている話しですね。 なにかと鹿角はすごいんだけど、そこに上毛野田道伝承があり、 大蛇であり、龍がバックにおり、矢を射られるのです。 そして、羽黒山の龍は、頭が壊れていた。 ああ、力ない龍が・・・。 目が訴えているみたい。 龍もどうしてよいかわからないのです。  震災後の神社へいくと、考え方が変わります。 神様にお願いすることでは、ないのだな。 我こそは龍と仲良しよ!という方がおりましたら、行ってあげてください。 石巻駅から歩いてもいけますよ~。 おまけ------------------------------------------- 他にもお稲荷さん?と馬頭観音堂。 たぶん、稲荷社 馬頭観音の石碑がたくさんありました。 馬を祀っているから、そのまんまニンジンがお供えしてありました。 次は、ようやく行けた東松島のお寺へ。 close

石巻の羽黒山鳥屋神社と田道将軍
サイト名 秩父・仙台まほろばの道
タグ 東北地方の伝説(宮城県) 神社
投稿日時 2019-07-12 02:40:06

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