超大型台風10号が西日本を直撃しそうだ。京都に最も接近するのは15日だが、既に今日の昼前に上京区でも強風が吹いていた。16日には大文字の送り火だが、関係者はきっとヤキモキしながら台風の動きを見守っているのだろう。この時期は何といってもお盆の行事が各所でなされている。六道珍皇寺の六…… more 道まいり、六波羅蜜寺の萬燈会厳修、千本ゑんま堂と千本釈迦堂の精霊迎えと六道参り、清水寺千日詣り・宵まいり、三千院の万灯会、嵐山灯籠流し、あだし野念仏寺千灯供養。出来れば一ヵ所くらいは参加したいと思い、今回は8月5日にも催された醍醐寺万灯会にお邪魔してきた。醍醐寺には6時半くらいに着いた。まだ日が明るかったので、上手の弁天堂辺りを30分くらい散策して、戻ってきたら、置き灯篭や提灯が参道を照らす中で精霊供養法要やお施餓鬼(せがき)供養が厳かに執り行なわれていた。山内を照らす光明の中、ご先祖様を始め、全ての生きとし生けるものの命に対し、報恩感謝の祈りが捧げられる。        意外と参加者は近隣の小さいお子さん、中学生も多く、周辺地域から親しまれている事が分かる。五重塔が夕焼けに灯される。そして国宝の金堂にも無料で参拝す事が出来、誰もが参座して、感謝と共に願い事を唱えているようだった。醍醐天皇の御願により延長4年(926)に創建された建物。当時は釈迦堂といわれていたが、永仁、文明年間に二度焼失。 現在の金堂は豊臣秀吉の命によって紀州湯浅から移築が計画され、秀頼の時代、慶長5年(1600)に完成しました。中央には醍醐寺の本尊の薬師如来坐像が安置されている。金堂を出て空を見上げると、ちょうど三日月。小さすぎて見えないか？地元小学生の作製した置燈籠が金堂前を彩る。金堂右横にも地元小学生が描いた絵が飾られ、夜の展覧会が開催されていた。国宝の五重塔も幽玄の光に浮かび上がる。五重塔前では伊藤園より無料の緑茶、無料の素麺などの提供され、さながら縁日のようでもあった。又、献灯奉納やご供養を申し込んだ方は「供養の鐘」を撞くことが出来、三日月の夜空に鐘の音がゴ～ンと響き渡っていた。一般的には知られていないのか、地元の方が多く、比較的ゆったりと時間が過ごすことが出来た。  京都市 ブログランキングへ にほんブログ村　京都風景写真 close

世界遺産醍醐寺の万灯会