今日は河内西国の寺院のひとつ、法雲禅寺（法雲寺）に行きます。大阪府堺市美原区（以前は南河内郡美原町でした）にあり、周辺は昔と変わらないのどかな風景が残っています。山号：大寶山寺名：法雲寺宗派：黄檗宗（おうばくしゅう）本尊：釈迦如来創建年：寛文12年（1672年）開基：慧極道明（え…… more ごくどうみょう）＊宇治・黄檗山万福寺の開祖の隠元隆琦の弟子所在地：〒587-0061 大阪府堺市美原区今井１９２河内西国霊場会　第6番（2019.9.14訪問）法雲寺の前身は弘法大師の開基で、神福山長安寺と称する真言宗の大寺院だったそうです。しかし、元和６年（1620年）に狭山池の堤防が決壊し、西除川が氾濫したため寺は流失したそうです。その後変転をかさね、寛文１１年（1671年）、曹洞宗の僧宗月が霊夢によって地中より観音像を掘り出して草庵に安置し、翌年宗月は慧極禅師に来住を乞い、寺を委ねたということです。その後、寛文13年（1673年）に慧極は幕府の許可を受け、寺号を大宝山法雲寺と改め、黄檗宗の寺となったそうです。黄檗宗独特の形をした山門山門の扁額は大寶山山門の前には大黒様の石像がありました。山門をくぐると左右にツツジの木が植えてあります。ここはツツジで有名なお寺だそうですので、5月の季節がとてもきれいだと思います。正面に天王殿があります。天王殿これも独特な本堂の前に天王殿があります。配置は黄檗山萬福寺と同じです。天王殿の布袋尊（弥勒菩薩）黄檗宗では布袋尊は弥勒菩薩の化身だそうです。左右には四天王が配置されています。参考：黄檗山萬福寺　訪問記録（2017.9.3訪問）まず正面に天王殿、右手に六角堂、左手に弁財天六角堂綺麗な形をしています。弁財天弁財天が持つ琵琶がいつの間にか筆に変わったので、筆持弁財天というそうです。（ごめんなさい、こんな写真しかありません。）天王殿の裏手に行くと、左手に厄除大観音があります。大殿（本堂）本尊：釈迦如来脇侍：薬師如来、阿弥陀如来後ろの仏様は３３３３体もあるそうです。耀先殿開山堂開梛（かいぱん）木魚の原型とされる魚の形をしたもの。食事の合図とかの時に叩いて知らせるそうです。真ん中が擦り減っていますね。本殿と方丈とは回廊でつながっています。方丈これとみると禅宗だなと思いますね。黄檗宗は中国色が強いですが、入ってきた頃は臨済宗黄檗派でした。鐘楼これは珍しいです。普段眼にする鐘楼は壁が無いか、鐘がむき出しが多いのでこのようなお堂のような鐘楼は見たことがありません。南門こちらは竜宮門でした。黄檗山萬福寺　訪問記録（2017.9.3訪問）法雲禅寺　公式ＨＰ河内西国霊場会　公式HP駐車場：無料拝観料：無料クリックしていただけるとうれしいです神社・お寺巡りランキング close

大寶山 法雲禅寺（堺市美原）