松島海岸駅から仙台駅に出て、東北新幹線で一ノ関にやってきました。んー、駅前、あまりなにもありません(^^;)ここでレンタカーを借りる予定なのですが、時間まで少し余裕があって、徒歩圏で何か見学できるところ…と、やってきたのは、旧沼田家武家住宅。旧沼田家武家住宅は江戸時代後期に一関藩…… more 家老職を勤めた沼田家の旧宅です。18世紀の初めから中頃の創建とされ、約300年の歴史があります。全面解体による修繕工事で創建当初に近い形に復元、平成15年に公開されました。ガイドさんがいらして、いろいろとお話を伺うことができました。旧沼田家武家住宅の一番の特色は、土間があることだそう。農民住宅の土間が武家屋敷にあるのは極めて珍しいということです。身分によって出入りする入口が違ったようです。囲炉裏の脇の籠は何を入れる物かというと…子供(＾◇＾)茅葺き屋根が二重になっており、外側は化粧なんだそうです。長押に槍、家紋入りの釘隠し。上座敷最も驚くべきは、平成時代に入ってもなお、このお屋敷で小児科の医院が開業されていたというお話(ﾟдﾟ)！台所の囲炉裏の上では燻製を作ってたんですね。昔のお屋敷にはいろんな工夫があったのですね。資料の展示も。ちょっとした時間潰しで訪れたつもりでしたが、とんでもない、とても良い勉強になりました。一ノ関駅に戻り、レンタカーを借りました。ここから30キロほど離れた、奥州市水沢にある薬師堂温泉に向かいます。と、いっても、何の土地勘もない我々…。もぐぱぱは武家住宅で、ガイドさんに道を尋ねていました(笑)。もぐぱぱは東北自動車道で行くつもりだったようですが、ガイドさん、「そんな必要はないです。国道4号で行っても何十分も変わらないですよ。」実際下道を走ってみると、市街地を抜けると信号ない、車ない(笑)。都会の感覚が抜け切れていない我々なのでした(＾◇＾)かつてこのあたりの合宿自動車学校に通っていたもぐ娘、ここ車で走った、とか、レンタサイクルで走った、とか、懐かしんでいたもよう(^^)無事、薬師堂温泉に到着。珠玉の湯　薬師堂温泉この地はお薬師様を祀ったお堂があったことから、古来より薬師堂と呼ばれているそうです。お部屋は質素なんですが、露天風呂の温泉が、とにかく最高でした。もぐぱぱ「露天風呂でちょっと体が浮かなかった？」もぐまま「そうなのよ。露天風呂が気持ちよくて、くつろごうと思って、お尻を前にずらしたら、体がふわっと浮いてバランス崩して、あわわわ、ってなったわ」(^^;)もぐ娘「廊下に泉質が掲示してあったよ。」薬師堂の露天風呂は「化石海水?!の湯」とかで、塩分をはじめ種々の成分がとても濃いようです。（上の薬師堂温泉の由来の案内にも、強食塩泉と書いてあります。）-----朝食地元のおばさまが用意してくださる朝夕の食事がボリュームたっぷりでした。ロビーのお薬師様に見送られてレンタカーで出発です。（８月27日） close

円仁創建、芭蕉の足跡を辿る旅 みちのく四寺回廊(8) 旧沼田家武家住宅